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東方Project ~緋色の旅路~  作者: 帰ってきた桜の花
序章
9/15

新しい家族との一日 一

こんばんはー、アリシアです!


今回は会話成分多めの回ですう。

紅い天井...


目を覚ますと、紅く広い天井が目に映る

そのまま横へと視点を移すと、可愛らしく寝息をすーすーとたてて寝るレミリアの姿がある。


昨晩、何故か寝付けなくて外の空気でもと夜空を眺めていた時に

突然、空からレミリアが降ってきて

私が欲しいものが紅魔館にあると言われて付いて行き

現在、その紅魔館の一室に居る訳なのだが

レミリアに「兄様の欲しがってるものは明日改めて見せるわ」と言われ、実際にはまだ何の変化はない。


ただ、何故か私が紅魔館に来る事は皆にはわかっていたみたく

美鈴さんや咲夜さんに小悪魔さんに「お待ちしておりました、ご主人様」とか

パチュリーさんに「あら、あなたがレミィの言ってたアリシアね」とか

フランに「わー!フランのお兄様だー」などなど


紅魔館の皆に知られていた。


とりあえず、私が皆に知られているのは置いといて

目も覚めてしまったし、起きるとしよう。


私はレミリアと自分が居るベッドの上から出ようと思った時


「…あれ?」


自分の体の異変に気付く

それは何かと言うと…


「え…、何で私…、裸なの…?」


そう、何故か裸なのだ…、下着すら履いていない。


当然、下着も何も着ていないとなると

私は困る訳で、実際に困ってどうしようと悩んでいると


コンコン


ドアをノックする音が聞こえる

そしてその後に


「お嬢様、ご主人様、咲夜です」


そしてそのまま、咲夜さんは「失礼します」と挨拶し

ドアを開けて、私とレミリアの居る部屋へと足を歩める


部屋に入ってきた咲夜さんと目が合い


「おはようございますご主人様」


「おはよう…、ねぇ咲夜さん?」


「はい?何でしょうか?」


「その、ご主人様って呼ぶのやめてくれないかな…、恥ずかしくて…」


「それは出来ません、お嬢様の兄上とあり、ましてやこの紅魔館の主とあれば尚更」


「いやいやいや!?昨日来たばかりなのに紅魔館の主ってなに!?初耳なんだけど!!」


「おや?お嬢様から聞いていなかったのですか?」


「来てすぐに一緒に寝るわよ!って言われてこれなんで…」


と、そんな感じに咲夜さんと会話を交わしていると


「んぅ…、ん~…」


私の横で寝ていたレミリアが目を覚ます。


「ふぁ~…、お兄様にしゃくや(咲夜)おはよぅ~」


「おはようございます、お嬢様」


「おはようレミリア、後、咲夜さん鼻血が出てますよ」


如何にもまだ眠たいですと言わんばかりのレミリアの挨拶に対し

私は挨拶を返すと同時に、鼻血が出ていると咲夜さんに教える。


それから、少しいろいろとあって10分ほど。


……


「改めておはよう、お兄様に咲夜」


改めておはようと言い、背もたれの大きい椅子に座り

咲夜さんが淹れた紅茶を飲むレミリア。


「はい、おはようございます、お嬢様」


それに対し咲夜も挨拶を返し


「おはようレミリア」


と、私も挨拶を返す。


「挨拶も終わったところで早速で悪いのだけど、レミリア…」


「ん~?」


「なんで私は咲夜さんと同じメイド服を着ているのだ?」


「別にいいじゃない、とても似合ってるわよ?」


「それはどうも…じゃない!!よくない!!私のプライドが許さないの!」


あれから、私は服がない事をレミリアと咲夜さんに伝え

それで用意されたのがこのメイド服である。


当然、見た瞬間に拒否しましたさ

私の着ていた服はどこへとも聞きましたさ…

なのに…、なのに…。


「あ、お兄様の着ていた服なら咲夜に処分させたわ、どこかこうあまりにも平凡的過ぎたから」


ひどいやひどいや!あの服は藍さん曰く義母さんが私の為にとせっかく買ってくれた服なのに!!

それでも、捨てられてしまったのはどうしようにもないと自分に言い聞かせ

せめてメイド服だけはと持ちかけた結果

私はいつの間にかメイド服を着せられていた…


いつの間にか着せられていたメイド服を見て愕然とし、咲夜さんの方を見てみると

何故か咲夜さんはポッと顔が照れていたが、私は何も聞かなかった。


で、今に至る。


「私が紅魔館ここに来る事がわかっていたのなら、せめて男性物を用意とか出来たんじゃ…」


「まぁ、確かに用意は出来たけど、お兄様ってほら…女性みたいな容姿してるから別にいいかなって」


「よくないわい!!」


「まぁまぁそう怒らないの、咲夜だって似合ってると思うわよね?」


「はい、とても素敵です、ご主人様」


「うぅ…、咲夜さんまでぇ…」


私はしょんぼりとし、少し涙目になっていると


「いけない…、鼻から忠誠心が…」

と言って咲夜さんは自分の鼻を押さえ

「お兄様…、ほんと可愛い…」

右手を自分の頬に当てながら、可愛いと言ってくるレミリア


「もー!二人とも知らない!」


私はそう言って、右腕で顔を隠しながら部屋を去っていった。

今回はここまで!

次回も会話成分多めになります。

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