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東方Project ~緋色の旅路~  作者: 帰ってきた桜の花
序章
2/15

動き出す物語

はい、どうも!

作者の桜花です。


今回から、リメイン?NEW?

とりあえずリメイク!という形で、「極幻想物語」を

再び一話から書き直すと言う事で、新しく投稿しましたb


さてさて、今回はまだ幻想郷には行きません

幻想郷に行くまでの流れみたいな回です

変わらない世界…

変わらない日常…

変わらない自分…。


ただ平穏な毎日が、ゆっくりと時の針を進めながら終わっていく…

そんな平和な生活は、本当は羨ましいものであり

誰もが求める事なのであろう。


だけど私は違う…


私、アリシア・スカーレットは

どこか今の生活に満足が出来ていなかった

いや…、生活に満足が出来ないと言うよりも

こんなこと…、実際言うと馬鹿らしいとかアホらしいとか思われるかもしれない

けど私は、どうしても思ってしまうのだ。


「ここは私が居るべき世界じゃない…」



……


ジリリリリリリ!!

暗い部屋の中、朝を知らせる目覚まし時計が鳴り響く

私は目覚まし時計のボタンをカチッと押し

体を起こしてベットから起き上がる。


閉めきったカーテンを開け

カーテンを開けると眩い朝の日差しが射し込んできた。


私は服を着替え、学校への登校の準備を済ませ

部屋を出て、一階のダイニングへと向かった。



……


2階から一階へと階段を下り

ダイニングのある部屋のドアノブに手をかけ

ドアを開けてダイニングのある部屋に入ると


「あら、おはようアリシア」


美味しそうな朝食の匂いとともに

満面な笑顔でおはようと言って来る義母さんかあさん


「うん、おはよう」


私も、義母さんに負けないくらいの笑顔で

おはようと言い返した。


ちなみに、なぜ義理の母なのかと言うと

私は何故か、ここに来た時から記憶がなく

唯一知っていたのは自分の名前だけ


そんな幼い頃の私は

義母さんの、家の帰り道の途中で

義母さん曰く、私はとても高そうな布に身を包まれながら

ガクガクと道端で震えていたらしい


それを見た義母さんは、どこの子かもわからない私を連れて

一緒に私の親を探してくれたり、ご飯を食べさせてくれたりと

いろいろと優しくしてくれた


それでも、私の両親は見つかりませんでしたが

義母さんは私を引き取って、実の子のように育ててくれて

今に至る。


今の私は、高校3年で

もうすぐ卒業を迎える身だ。


と、こんな感じで

名前以外の記憶がなくて

私の中にある記憶はここに来た時からのしかないのだ。



……


朝食を終え、一度部屋に鞄と制服の上着を取りに戻る。


鞄を開け、今日に必要な教科書等がちゃんと入っているかを確かめ

椅子にかけていた上着を着て、再び一階へと下り

玄関へと向かった。


玄関で靴を履いていると


「はい、アリシア」


振り返ると、義母さんが右手を差し出して

その右手には弁当を持っていた。


「ありがとう、義母さん」


私は笑顔で弁当を受け取り

家を出ようとした時


「あっ!待って、アリシア」


義母さんは何かを思い出したかのように私を呼び止めて

一階の奥の居間へと向かい

中から紅いリボンを持って部屋から戻ってくる。


「はい、後ろを向いてね」


「いや、いいよ義母さん」


「駄目、せっかく長くて綺麗な髪なんだから」


「けど恥ずかしい…」


「気にしない気にしないっと」


私の長い髪を紅いリボンで

ポニーテールの様に結ぶ。


私の髪は紅く女性並みに長く

腰の辺りまである。


一見からすると、本当に女性のようにしか見えなく

過去に何度も男性から声をかけられた

俗に言うナンパと言う奴だ。


「むぅー…、仕方ない…、行ってきます」


私は少しだけむすっとした顔で

義母さんに行ってきますと言う


「はい、行ってらっしゃい」


義母さんはそんなこと私はやってません

みたいな無邪気な笑顔で私を見送った。


家を出ると、部屋で浴びた日差しよりも外は眩しく

雲一つない晴天の空が広がっていた。


そして、私はこの空を見上げて思う…

また、変わりもしない一日が始まるのだと…。



はい、今回はここまで!

いかがでしたでしょうか?


久々なので、おかしいところや脱字、誤字などがあるかもしれません。

なので、もし見つけましたらコメント等に報告をお願いします><


又、それ以外でのコメントもお待ちしてます♪

そしてお賽銭(評価&登録)もお待ちしとります(゜_゜)

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