それを思う夜
掲載日:2012/06/25
優しくなくていい、難しくしなくていい、あなたの本能がほしい。
その手で私のシャツのボタンを引きちぎって、私が泣いても騒いでも押さえつけて、その体の欲望を好きに吐き出してくれたらいいのに。
モノみたいに、あたしを冷たく扱ってくれたらいいのに。
そしたらあたしは、本当は溢れだすほどになっている喜びを、嫌がるフリをして隠すことができる。
だから、だから、優しくなんかしないで。
その手であたしを壊して。なんにも欲しがらないから、なんにもねだらないから、機械みたいに、あたしを壊して。




