表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【二作目・完結済み】異世界冒険をライブ配信中! 『神々(視聴者)』からの『恩寵(投げ銭)』でスキルを買って魔王を倒します!  作者: 立花大二
終章:配信の終わり

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

64/64

第64話『トッププレイヤーの帰還』

 ハヤトが嵐のように去っていった後、俺たちは顔を見合わせ、そしてどちらからともなく吹き出した。


「……あいつ、最後まであいつらしいな」

「ええ。ですが、不思議と嫌な感じはしませんでしたね」


 レオンが同意するように頷く。


「うん! なんか、ちょっとだけカッコよかったかも!」


 ポポロの意外な感想に、俺たちはまた笑った。

 好敵手ライバルの存在は旅をもっと面白くする。

 俺は心の底からそう思った。


 それから俺たちは、近くの街に拠点を移した。

 旅立ちの準備のためだ。

 レオンは図書館に通い詰め、この変質した世界の法則について研究を重ねている。

 アリアはなまった体を鍛え直し、新しい脅威に備えている。

 ポポロとグリは街の子供たちとすっかり仲良くなっていた。

 俺はそんな仲間たちの姿を眺めながら、拓也モデレーターからの最初の「クエスト」の詳細が届くのを待っていた。


 数日後。

 俺の頭の中に、拓也からのはっきりとした「通信」が入った。


`―――聞こえるか、ケンタ。準備はできたか?`

「ああ。いつでもいけるぜ、先輩」

`―――最初の目的地が決まった。大陸の東、『嘆きの沼』だ。そこで大規模な時空の歪みが確認されている。おそらくシステムのバグが集中しているんだろう。原因を調査して、可能なら修正してほしい`


 嘆きの沼。

 聞いたこともない土地だ。

 そこから、俺たちの新しい冒険が始まる。


 俺は仲間たちを集めた。

 そして拓也からの最初の指令を告げた。

 誰も反対する者はいなかった。

 その顔には不安よりも期待の方が大きく浮かんでいた。


 旅立ちの日の朝。

 俺たちは街の門の前に立っていた。

 朝日が俺たちの行く先を照らしている。


「……なあ、ケンタ」


 アリアが不意に俺に問いかけた。


「お前のその……頭の中に響く神々の声というのは、今も聞こえているのか?」

「ああ。まあ、前よりずっと静かになったけどな」


 そうだ。

 俺と神々との繋がりは、まだ続いている。

 俺の冒険は、まだ彼らに見られているのだ。

 だが、それはもう一方的な「配信」じゃない。


 俺は空を見上げた。

 どこかで見ているであろう神々と。

 そしてシステムの中心で、この世界を見守っているであろう先輩に。

 俺は最高の笑顔で宣言した。

 それは、この新しい物語の開幕を告げる高らかなファンファーレ。


「見てるか、先輩。

 そして、神様たち。

 あんたが作った新しい世界の、最初のイベントだ。


 ―――最高の配信プレイにしてやるよ!」


 俺たちは朝日の中を歩き出した。

 まだ誰も知らない未来へ。

 終わりなき冒険へと。


異世界冒険をライブ配信中! 神々(視聴者)からの『恩寵(投げ銭)』でスキルを買って魔王を倒します


 ついに、最終話を、迎えることができました。

 ここまで、この長い、長い物語に、お付き合いいただき、本当に、本当に、ありがとうございました。

 

 神々のピエロだった、一人の青年が、仲間と出会い、絶望を知り、そして、自らの意志で、新しい道を、切り拓いていく。

 彼の物語は、ここで、一つの、大きな、区切りを、迎えます。

 

 しかし、彼らの冒険は、終わりません。

 新しい世界、新しい仲間(?)、新しい脅威。

 彼らの前には、まだまだ、広大なフロンティアが、広がっています。

 

 初代調整役となった、拓也。

 新たなライバルとなった、ハヤト。

 そして、不穏な動きを見せるであろう、邪神たち。

 

 彼らが、これから、どんな物語を、紡いでいくのか。

 それは、また、別の、お話。

 

 もし、いつか、また、彼らの冒険の、続きを、お見せできる日が、来ましたら。

 その時は、どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 改めて、最後まで、読んでいただき、心から、感謝を。

 

 皆様の未来に、最大級の【祝福】があらんことを。

 

 作者より

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ