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ヘタレ勇者が妄想する古代都市クエスト その13

 さて、注目の順番だが、驚くべきことに俺と恵理子先生を除く順番は非常に理にかなったものだった。


 二番目はまみ、続いて麻里奈、その次は春香で最後はポンコツ魔術師である。

実はこのポンコツ魔術師は、見かけによらず運動神経がよい。


 だから、先ほど言ったような事態になれば、先生を助ける役目も担っているわけである。


「ヒロリン、何かあったらちゃんと助けてよ。先生はね……」


「何ですか?」


「実は高所恐怖症なの。だから、こういうところはダメなのよ」


「……そうですか。では目を瞑って私の言う通りに歩いてください」


「ヒロリンがそう言うと、何か不安になる」


「では、自力でなんとかしてください」


「それも困るよ」


「先生は、本当に困ったちゃんです」


「そんなこと言わないでよ。とにかく頼むからね。とにかく何かあったら引っ張り上げてよ」


「もう先生は、落ちること前提で話をしているよ」


「不吉じゃ」


「まったくです」


「では、ここで景気づけに……山に行く探検隊~」


「不吉な歌はやめろ~遭難しそうだ。私はまだ死にたくないの」


「失礼な先生だね。お仕置きして根性と気合を入れてあげようか」


「おい、バカ。こんなところでハリセンを振り回すな」


「春香、今ミシッと音がした」


「大丈夫だよ。ほら。結構丈夫だ」


 完全に腰が引けている恵理子先生の言葉に対して、春香はそう言うと自分たちが歩いている金属製の階段をハリセンでトントンと叩く。


「春香、やめなさい。そんなに落ちたいなら、あなた一人が落ちればいいでしょう」


「だから大丈夫だよ。絶対」


「何が絶対よ。○%×$☆♭♯▲!※」


 ちなみに、このようなことをやった場合には、恵理子先生の言う通り、大丈夫という言葉とは裏腹に大丈夫ではないことが起きるのが世の常というか、お約束であるのだが、日頃から世のため人の為に働いてきた俺の人徳もあり、今回は何も起きることもなく無事階段の終点まで辿りつきなんとか内部に入ることができた。


 もっとも、若干一名、高所恐怖症のために精神的に大丈夫でなかった人物もいたようだが、人格者の俺でもさすがにそこまでは面倒が見切れないので、見なかったことにして済ますことにした。


 そして、次のステージとなる。


これは「小野寺麻里奈は全校男子の敵である」の番外編「小野寺麻里奈が異世界にやってきた」のさらにスピンオフ作品になります。

キャラクターの性格や立ち位置等は本編や番外編に準じていますが、主人公はタイトルどおり麻里奈から恭平となっています。


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