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高専の常識は世間の非常識  作者: シャバゲナイト老婆
メインエピソード
14/37

高専生とテスト

 体育大会から1か月が経ってテスト期間になった。

普通の部活ならテスト期間は活動中止になるのだが、部室の合鍵を、幽霊部員を除いた全員が持っている修繕部はやっぱり部室に集まっていた。

 僕はキーボードを家に持って帰るのを諦めて部室に置いていた。テスト期間はさすがにキーボードの練習をする訳にもいかないので、彼や先輩に勉強を教えてもらっていた。2人とも伊達に1位を取っているだけのことはあって勉強を教えるのが上手だ。これなら前回よりも順位が上がるのは間違いないだろう。

 よく天才というのはテスト前にあまり勉強しない的な話を聞くが、彼も先輩もガッツリ勉強していたのでガセであろう。

 帰ってきたテストは赤点が3個と今までの中で最高の出来だった。高専は赤点が60点なので他の普通高校と一緒に考えないでほしいものだ。

 他の修繕部部員は彼と先輩は1位着実に仕留めていて、叡智はクラス順位が2番で学年順位が7番であった。叡智は勉強できるオーラをプンプンと臭わせていたので予想通りという感じだ。

 今回のテストでは僕の順位もクラスが24で、学年が89なので修繕部の平均順位は前回よりも上がっただろう。というよりも前回の、時期としては去年の学年末試験が一番新しいのだが、その試験では彼と先輩は1位で、去年の末に他の大学に途中退学で入学した去年の部長も成績上位者だったので、僕だけが順位が低く、僕の順位の向上が修繕部の順位の向上になっていたが、今年も入った唯一の1年生部員の叡智も成績優秀なので今年も修繕部順位は僕がカギになりそうだ。幽霊部員のことは知らない。

 やはり部室が豪華になって先輩が部室に常駐するようになったのが、成績が向上した大きな原因だろう。僕が満足するまで勉強を教えてくれる人が常に居るというのは大きい。

 興味本位でこの部活に入る人は全くいないため、1年生で就職や進学のことを意識して、この部活に入る人しかいない。つまり必然的に成績も優秀な人が入ってくるのだろう。なぜ僕は入ってしまったのだろうか。

 テストも終わって夏休みに入るのではないかというころ、オリジナルの曲ができたので聞いてくださいと言われて視聴した。その曲は最近の音楽にありそうな感じのリズムで、歌詞はリズム感を重視した単語を選んでいるようだ。表現力が無いためイマイチ曲の感じを言い表せないが、凄く盛り上がりそうな感じがする。

 そのオリジナル曲の譜面も受け取り、これで僕は演奏する予定の曲全ての譜面を貰ったことになる。

小学校で鍵盤ハーモニカをやっていたのでドレミファソラシドはわかるが、上の黒いヤツはよくわからなかったので、キーボードを手にしてしばらくは技術書的なものとにらめっこしていたが、今は譜面を見ながら弾く段階まで来た。

 高専祭の出店は先輩がいつのまにか幽霊部員の方たちと話をつけてくれたようで、僕の方に質問は1つも来ていない。おおよそ普段部活に来てないのに意見するのか的なことを言っていいくるめたのだろう。

 夏休みの合宿は1週間という僕が思ったよりも長期滞在の予定になった。これもまた叡智が勝手に決めてしまったため仕方がないね。といって感じだろうか。

 合宿地に向かう車は叡智が用意してくれるそうで「何から何まで申し訳ない。」と言うと「私が言いだしたんですからそこの落とし前は私が付けますよ。そのかわりワガママ言わせてもらいますけどね。」と返ってきた。

そこはそこで割り切って考えたいのだろう。お金のこととかを気にして変に接されても嫌だという考えらしい。

 テストも終わって僕はキーボードの練習をしたり、テストがよかったので調子に乗って勉強をして挫折したり、自給自足を目指して絵をかき始めるようになって挫折したりして夏休みになった。


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