血清の鬼人18
路地裏に入ると早速、盗賊らしき男二人組を発見。
一気に叩き伏せて、隷属化させる。
自分達の組織アジトの情報を洗いざらい吐いてもらい、用済みになった二人はその場に放置。
明日の朝まで何があってもその場に留まることを命令させた。格好は正座で。
なんでそんな命令をしたのかって?面白そうだから。
聞き出した盗賊団のアジトを襲撃した。構成員が二十名+正座二人ほどの中小組織だ。
まず、盗賊仲間と酒を飲んで酔っていたリーダーの男がトイレに立ったところを操糸鉤爪を使って暗殺。
操糸鉤爪は魔力を流す事で爪先から糸を生成することができ、思いっきり振れば金属並みの強度の糸が男の体を切り裂いた。
なかなか面白い能力だ。もちろん人形劇にも使えます。
そのほかの奴らも優秀そうな幹部は殺す。
下っ端は食ってもスキル的にうまみがないので、俺の血を飲ませて隷属化させて支配下に置いた。
そうして夜中までには一つの盗賊団が解散させられた。
殺したのはリーダーと他五人で、残り+土下座二人は隷属化させた。
盗賊団のリーダーが使っていた一番大きい部屋は俺がもらう。
部屋の中が少し汚かったので下っ端奴隷に掃除をさせつつ、俺はキッチンへと向かう。
キッチンも酒瓶が散乱していたが、全部端にどかして夕食作りを始めたいと思う。
今から作っても遅い夕食になってしまうので急ぐ。
まず異空間収納から“ビッグ傀儡師パペッター”を出します。
“ビッグ傀儡師パペッター”を適当な大きさに切り分けます。
火で焼きます。
程よく焼けた肉に噛み付いて食います。
終わり。
・・・あっ、塩と胡椒はお好みでかけます。
終わり。
モグモグ、美味いけど・・・料理のレパートリーが少ないぞ。焼くか生かの二通りだけだ。
料理スキルが欲しい。
[スキル【鉄の糸生成】【傀儡人形生成】【手先器用】【遠隔操作補正】を獲得した]
盗賊の幹部たちは明日に食うとして、ビッグ傀儡師パペッターを一体まるまる食った後は、綺麗になったベッドに横になって寝た。
[【火の加護】が【火神の加護(候補者)】に変わりました]
[【火神】様から【火炎無効】が贈られました]
[【火神】様から経験値が贈られました]
[レベルが上限に達したため■■■は【吸血鬼・特乱種】から【吸血鬼・火炎種】に進化します]
[エラー、条件を満たしていないために【吸血鬼・火炎種】に進化できませんでした]
[■■■は【血闘鬼・特乱種】に進化します]
[進化したことによりスキル【血の特殊者】を獲得した]