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血清の鬼人11

森が一旦途切れたところ平原にそれらが生えてた。


サンフラワー。

昼間に太陽の光と熱を集めて溜め込み、外敵が近づいた時に溜めていた太陽のチカラを一斉放射して亡き者にする立派な植物系モンスターです。

弱点として一回撃ったらまたエネルギーを溜めないと撃てなくなるらしい。


という訳で行って来い、俺の分身。

俺は【血液分身】を使って血の分身にサンフラワーの群生へと先行させる。


サンフラワーたちが自らの花を近づく俺の分身に向けて、ギュィンギュインと発射モーションに入った。


俺の分身はサンフラワーの日光光線に撃たれる前に俺の方へ振り向き口をゆっくり動かす。


ーーー信じてたのにーーー


声は届かなかったが、口の動きで分かった。


止めて!!俺の良心が傷付くから、なにその笑顔は!?涙をこぼしながら無理矢理笑うのやめて!!


あっと、危ない。こいつ俺の分身だった。危うく情けをかけるとこだったわ。あいつ、俺を騙そうとしてるわ。

何が信じてたのに、だよ。作られて5分も経ってねーだろーが。さすが俺の分身、やる事がゲスだわー。


分身は演技が見破られたと分かると、嘘泣きをやめて、チッと舌打ちをする。その姿は撃たれた陽光線によって見えなくなった。



サンフラワーの食感はシャキシャキのキャベツで、味もキャベツだった。ゴマだれが欲しい。


[スキル【陽光吸収】【蓄光】【群れる群生】【破壊光線】を獲得した]



俺は食べるをやめ、サンフラワーの残りは刈り取って【異空間収納】にしまっておく。朝日が出てくる前に洞窟を確保をしようと思う。


狙ったスキルとは違うが【陽光吸収】を得る事ができた。太陽の光と熱を自分の糧とするスキルだ。


多分このスキルで、俺の種族的弱点である太陽の光のダメージも相殺できるはず。


いざ、夜明けを待って昼間活動へ挑戦だ。

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