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どこぞの誰かとは

作者: 竹仲法順

     *

 言わないが、傲慢さも程が過ぎるね。昔から何かと自己中で嫌いだったが、ここに来てそれが爆発した。もうあの人間にはこれ以上何も頼まないし、話すこともないね。何を思ってるんだろう?大して儲けにもならないような事業とやらに時間と金注ぎ込んで、好き放題、やりたい放題。バカじゃねえか?全く脳みそが入ってないから、ああなるんだろうな。

 まあ、別にあの事業とやらも、長く続くことはないだろうね。個人名とか団体名は出さないが、実にくだらない。それにあの人間も粗末だ。バカに関わると、時間を浪費するっていうけど、まさにその通り。自分に都合のいいことを言う人間の意見は聞き入れて、そうじゃない人間のそれを執拗に排斥する。基本が出来てないんだよ、基本が!

     *

 目が覚めないと言うが、まさにそうだろうな。昔からバカな殿様にはバカな家来しか就かない。時宜を見れないし、人情味もない。単に目先の都合だけで家来を差配するから、御家が潰れる。江戸時代に多数の大名家が改易され、断絶したのは、当時の殿様がバカだったことも原因としてある。全部とは言わないが、暴君が何のまともな事実判断も出来ないで、挙句家を潰した話ならたくさん知っている。

 話を戻すと、指弾するどこぞの誰かさんはバカ。何にも分かってない。まあ、分かるわけもないのだ。なぜなら?バカと言うよりも世情に疎いし、暗いから。前述した事業とやらも、全く利潤が挙がってない。そんなものに首突っ込むから、人生の全貌が見えてこない。どこまで行っても体たらくで同じ調子。

     *

 まあ、そんなものに関わる時間は実に無駄だ。最近そう思うようになった。考えてみれば、自分の人生の時間を大事にしたい。時は金なりというじゃないか?その通りなのである。だから後ろを見ないし、下を見ない。ガッツリ前向きなのである。

 人生は長いのだし、ゆっくりとした歩調で行きたい。そう思っている。どこぞの誰かさんは余命いくばくもない老人だからな。ボクみたいな青年とはまるで違う。人生焦らないこと。必ずいい方向へ向かう。そう思ってやっていきたい。

     *

 最後に一つ指摘させていただくが、どこぞの誰かさんがやってる事業とやらは、例の嫌われ者のS学会に似てる。あのカルト団体は悪作を拝むことで結束している。豚のためなら、何でもありなのだ。どこぞの誰かさんもその手のカルトのいかさま教祖っぽく、使ってる連中を強引に従わせてる。目くそ鼻くそレベルの話だ。まあ、どっちもおよそまともな団体じゃないがね。総じてバカなんだし。これ以上、相手いたしませんがな。時間の浪費ですし。

 ひとまず一筆書かせていただきました。

 ではまた。

                              (了)

 


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