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ぱふぱふ  作者: 一狼
ぱふぱふⅧ(美食編Ⅳ)
26/43

26.ぱふⅩⅩぱふぱふぱふぱふぱふぱふ

ぱふぱふ o(≧▽≦)o

 吾輩はぱふぱふである。名前はまだない。




 今日は29(ニクの)日、BBQの日です。


 武田さんの養豚場に皆で集まってパーティーです。


 五十鈴さんと武田さんの他にも勇者さん、美濃さん、ウルスさん、又子さん、チキさん達が参加しています。


 そしてタイミングよく行商に来ていたケンタさんも参加です。


「いやー、相変わらず武田さんのとこの肉は美味いだ」


「俺のところの肉は世界一だどん!」


 五十鈴さんと武田さんは早くも出来上がっています。


 ジョッキ片手にわははがははと大盛り上がりです。


「あたいのところの牛肉も美味いだろ?」


 最近のBBQは武田さんの豚肉の他にも美濃さんの牛肉も焼いているのでとても美味しいです。


「何を言うどん! 俺のところの豚肉が世界一だどん!」


「あー、はいはい。ったく、こいつ等酔っぱらうと質が悪いな」


 美濃さんは酔っぱらう五十鈴さんと武田さんを見ては呆れています。


「ぱふぱふ?」


 ビールってそんなに美味しいんでしょうか?


 私は2人が楽しそうに飲んでいるビールを見てはそう思いました。


「ん? どうした、ぱふぱふ? あ、もしかしてお前もビールを飲みたいのか?」


「ぱふぱふ!」


 はい、ちょっと興味があります!


 本来は未成年ですけど、ここは異世界だし、今日はパーティーなので無礼講です。


「そうか、ちょっと待ってな」


 そう言って美濃さんは私が飲めるように飲み皿にビールを持ってきてくれました。


「あ~、だめだよ~。ぱふぱふたんにアルコールを与えちゃ~」


 それを見ていた又子さんは待ったを掛けました。


 え? ぱふぱふってアルコールはダメなんですか?


「いや、構わないだろ? 別にぱふぱふはアルコールを飲めないわけじゃないし」


「そうじゃなくて~、ぱふぱふたんはこんなに可愛いんだから酔わせちゃだめだよ~」


 どうやら種族的なものじゃなかったみたいです。


 そう言えば酔った私はどうなるのでしょうか?


 笑い上戸? 泣き上戸? 酒乱? 又子さんが心配するのもちょっと頷けます。


「まぁまぁ、ちょっとくらいいいじゃないか。ぱふぱふだって飲みたがっているし」


「う~~、ぱふぱふたん、ちょっとでも美味しくなかったらペッしなさいよ~?」


「ぱふぱふ!」


 あ、はい! 大丈夫です、多分。



 名称:ホップ・ステップ・ビール

 詳細:飲むと跳ねたくなるようなビール。とても陽気になる。



「ぱふぱふぱふぱふ!」


 ゴクゴクゴクゴク


 うん、苦いですけど美味しいです。


 これが喉越しの美味さってものですか。


「おー、いい飲みっぷりだ。さぁどんどん飲め」


「お、ぱふぱふもビールを飲んでいるだか。わはは、いいぞ、もっと飲むだ」


「ビールの他にも色々あるどん。ぱふぱふどんは何がいいどん?」


 美濃さんが更にビールを勧め、それを見ていた五十鈴さんと武田さんが他にも色んなアルコールを出してくれます。


 そして私も調子に乗ってどんどん飲んでいきます。



 名称:ワイワイン

 詳細:飲むとワイワイ盛り上がれるワイン。パーティーに最適。



 名称:しょっちゅう焼酎

 詳細:常に飲みたくなる依存度が高い焼酎。大量の水で割って飲むのがお勧め。



 名称:軽~ア・ミルク

 詳細:お子様でも飲める軽めのミルクアルコール。甘い美味い心が軽くなる。但し酔いやすい。



 美味しです。特に軽~ア・ミルクが美味しです。


 そして気が付けば私はべろんべろんに酔っぱらってました。


「ぱふぱふ!」


 1番、ぱふぱふ踊ります!


「ぱふぱふ~ぱふぱふ~ぱふっぱふっ! ぱ~ふ~ぱ~ふ~ぱふっぱふっ!」


 ぱふっぱふっ! ぱふっぱふっ! それぱふっぱふっ!


「あはは、いいぞ~もっとやれ~」


「何か楽しそうだな」


「わふわふっ!」


「ぱふぱふに負けてられねぇ! オレも踊るぞ!」


「あっはっは! あっはっは!」


 ウルスさんや勇者さんもぽちぽちも楽しそうです。


 ケンタさんは私に負けじと踊り始めまた。


 チキさんは相変わらず楽しそうです。


 そうして今日のBBQはとても楽しかったです。


 ですが・・・私はこの後に起こる出来事をすっかり頭から抜けてました。





「ぱふぱふ~~~~~~~~~~~~~~~!!!!??」


 何これ!? 頭が痛い!?


 次の日、当然二日酔いになりました。




 ぱふぱふ・・・










ぱふぱふ・・・(´;д;θ)ゞ

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