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ぱふぱふ  作者: 一狼
ぱふぱふⅦ(迷宮編)
24/43

24.ぱふⅩⅩぱふぱふぱふぱふ

ぱふぱふ( ・`ω・´)

 吾輩はぱふぱふである。名前はまだない。




 と言う訳でやってきました。迷宮。


 モリノ森の中心に生えている巨大な樹の中にある迷宮です。


 私は入口のある巨大な樹を見ます。


 とても大きいです。視界に入りきらないです。


 なんですか、この大きさは。


 樹とは言えない大きさです。最早壁ですよ、これ。


 小さな町ならすっぽり入るくらいの大きさじゃないでしょうか?



 品種:ツインドラシル

 詳細:二股に分れた世界樹。双界樹とも呼ばれている。地中深くでもう片方と繋がっていて、世界を支えている。



「ははは。ぱふぱふは初めて見るだな。これがモリノ森の中心にあるツインドラシルだべ」


 呆けている私に五十鈴さんが機嫌よく話しかけてきます。


「ぱふぱふ!」


 この大樹の中に迷宮があるんですね!



 名称:双界樹の迷宮

 詳細:ツインドラシル内部に出来た迷宮。頂上まで登り切れば神になると言われ、最下層へ至ると世界を支える力を得ると言われている。



 世○樹の迷宮・・・?


 中に入るたびに迷宮の構造が変わるのでしょうか。


 マッピングが大変そうです。


「さて、早速中に入るだ」


「・・・何であたしまで」


 五十鈴さんに無理やり連れてこられた荒杵さんはブツブツ文句を言っています。


「久しぶりだな、荒杵。おめえの強さならこんな迷宮へっちゃらだろ?」


「そうじゃない、そうじゃないんだよ。キャロ・・・あたしはぐうたら引きこもりをしていたいんだ・・・」


 どうやらキャロさんと荒杵さんは仲が良いみたいです。


 強い人(?)のところには強い人(?)が惹かれて来るみたいです。


「荒杵さん、諦めてください。ああなった五十鈴さんは暫く止まりませんし、キャロさんも話が通じませんよ。

 通じるとしたら肉体言語だけですし・・・」


 ああ、勇者さんもキャロさんと一戦交えたみたいですね。


 ご愁傷様です。


 私たちは迷宮内に入ります。


 勇者さん、キャロさん、荒杵さんが前衛で後方には五十鈴さんとぽちぽちに乗った私です。


 迷宮内はとても樹の中とは思えないほどの構造をしていました。


 金属のような壁に、その壁自体が先まで見通すことのできる光を放っています。


「目的のゴボウは地下5階にあるだ。まずは封印の扉の前まで進むべ」


 五十鈴さんの指示の元、私たちは迷宮内を進みます。


 途中で魔物が襲ってきます。


 流石は戦闘種族だけあってキャロさんは魔物を一蹴します。


 勇者さんも勇者として召喚されただけあって余裕で魔物を倒していきます。


 そして荒杵さんも強いです。


 時にはその8本の足を巧みに使い魔物を薙ぎ払い、時には蜘蛛の糸を使ってトラップを張ったり拘束したりと大活躍です。


 と、まぁ順調に進んでいる訳ですが。


 襲ってくる魔物の中にはゴブリンが居るのですが、いいのでしょうか?


「ぱふぱふ?」


 私がそのことを五十鈴さんに聞くと。


「ん? あれは魔物だべ。魔物は倒すべき存在だ。なんかおかしいところがあるだか?」


 五十鈴さんにとってあれは魔物だから問題ないそうです。


 確かに五十鈴さんはファーマーゴブリンと言う種族ですから同族とは言い難いですけど。


 まぁ、五十鈴さん達は最早魔物の枠を超えた存在ですから何の問題も無いですね。




 ぱふぱふ。










ぱふぱふ(´・ω・)?

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