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ぱふぱふ  作者: 一狼
ぱふぱふⅥ(美食編Ⅲ)
20/43

20.ぱふⅩぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふ

ぱふぱふ |ω・`)ノ ヤァ

 吾輩はぱふぱふである。名前はまだない。




 今日はぽちぽちに乗って五十鈴さんの農場にお邪魔しています。


 最近は勇者さんが宅配をしてくれるのでなかなか訪れる機会が少なくなってしまったのです。


「ぱふぱふ!」


「グルル」


「おお、ぱふぱふとぽちぽちでねぇか。久しぶりべな」


「あれ? どうした。あ、もしかして何か宅配でミスったか?」


 五十鈴さんは久しぶりに会いますね。


 勇者さんは宅配に不備があったのかビクビクしています。


「ぱふぱふ!」


 勇者さんには何にもミスはありませんよ。私が五十鈴さんに会いに来たのです!


「いやぁ~オラに会いに来ただなんて嬉しいことを言ってくれるだ」


「なんだ、ビックリさせるなよ」


 勇者さんは明らかにホッとした表情になります。


 どうやら仕事での五十鈴さんは相当厳しいようです。


 畑の一角ではウルスさんが黙々とニンジンのお世話をしています。


 途中でにやけた顔をしているのは腐な事を考えているからでしょう。


「あ、ぱふぱふたんだ。わーい、ぱふぱふする~」


 そう言って現れたのはキノコの魔物・マタンゴの又子さんです。



 名称:又子

 種族:マママタンゴ

 性別:♀



 又子さんは種族な名前の通りふくよかなお母さん体型をしたキノコさんです。


 言動はどちらかと言うと子供っぽいですけど。


 まぁ年齢も15歳と若いですから見た目で損をしている質ですね。


「おう、又子。そっちの方はもういいだべか?」


「うん~、基本的には水を撒くだけで何もしなくてもいいからねぇ~

 気を付けるのは温度管理だけ~?」


 又子さんはこの五十鈴ファームでキノコを栽培している従業員さんです。


 主に作っているのがウレシイタケやマッタケ、エンノシタタケ、ドリュッフ等です。



 品種:ウレシイタケ

 詳細:食べると嬉しい気持ちになるシイタケ



 品種:マッタケ

 詳細:連続して食べることが出来ない待つことになる松茸



 品種:エンノシタタケ

 詳細:縁の下の力持ちみたいに精力的に働く気力を得るエノキタケ



 品種:ドリュッフ

 詳細:温泉に浸かって食べるとおいしいトリュフ



 前世の知識があるせいか、鑑定するたびにウレシイタケはヤバいキノコなんじゃないかと思ってしまいます。


 マッタケはその豪華さから味わって食べてくださいって事なんでしょうか。


 エンノシタタケは怠け者さんにはぴったりのキノコですね。


 でもこの五十鈴ファームにはそんな人はいませんけど。


 ドリュッフは・・・歌いながら食べれば尚美味しいのでしょうか?


 今度試してみたいですね。


「ねぇぱふぱふたん、あたしの家でキノコパーティーをしよう~」


「ぱふぱふ!」


 いいですね! キノコパーティー!


 焼いて良し! 鍋にして良し! 炒めて良し!


 ああ、今からでも涎が出ます。


「じゃあそう言う訳だからあたしは早あがりするね~」


「ぱふぱふ!」


 五十鈴さん、キノコパーティーが終わったらまた来ます!


「わ、わかっただ・・・ぱふぱふは色気より食い気だべな・・・」


 なんだか五十鈴さんが呆れているように見えます。五十鈴さんの最後の呟きは私には聞こえませんでした。


 又子さんのお家は五十鈴ファームのすぐそばに立っているキノコハウスです。



 品種:マッシュ・ルーム

 詳細:食用ではなく住居として成長したマッシュルーム



 又子さんのお家までもキノコ尽くしです。いざとなったら非常食で食べられます。


 さぁ、今日はキノコパーティー!


 マッタケを食い放題です!


 え? 前世で高級品で食べられなかったから気合が入っているんじゃありませんよ?




 ぱふぱふ!









ぱふぱふ( ・`ω・´)

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