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ぱふぱふ  作者: 一狼
ぱふぱふⅠ(転生編)
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2.ぱふぱふ

ぱふぱふ |ω・`)

 吾輩はぱふぱふである。名前はまだない。


 某猫さんみたいな自己紹介ですが、ぱふぱふです。


 雨露を凌げる場所を探してぱふぱふ歩いています。


 ぱふぱふ。


 ドラゴンさんはどうしたかって?


 ドラゴンさんは優しくしてくれましたが、威圧が強すぎて恐縮してしまいます。


 ドラゴンさんには申し訳なかったのですが、その場を辞して改めて雨露を凌げる場所を探すことにしました。




 しばらくモリノ森を歩いていると今度はくまさんに出会いました。


 まるでどこかの歌のようです。


 思わず歌ってしまいます。


「ぱふぱふ♪」


 残念、ぱふぱふしか言えません。




 そのくまさんは頭の毛が真っ赤でした。


 赤ヘルムさんです。


 鑑定してみると名称も


 名称:赤ヘルム

 種族:ブラッドベア


 冬になっても冬眠はしないのでしょうか。


 よく見ると赤ヘルムさんは口に何かを咥えてました。


 赤ヘルムさんは私を見つけるとその加えていたものを目の前に差し出しました。


 大きな蜂の巣です。


 鑑定してみました。


 名称;キラービーの巣

 詳細:キラービーの集めた蜜が濃厚に詰まった巣


 赤ヘルムさんはその蜂の巣を前足でギュッと押して蜂蜜を絞り出しました。


 どうやら私に食べてもらいたいみたいです。


 私は遠慮なく蜂蜜を舐めました。




 あ―――――――ま―――――――い―――――――!!




「ぱふぱふぱふぱふ」


 私は夢中になって蜂蜜を舐めました。


 気が付けば大量にあった蜂蜜は無くなってしまいました。


 私はお礼の意味を込めて赤ヘルムさんにお礼を言いました。


「ぱふぱふ」


 その途端、赤ヘルムさんは踵を返して猛スピードで走って行きました。


 私はその姿をぽかんと眺めています。


 何か気の触ることをしたのでしょうか?


 はっ! もしかして蜂蜜を全部食べてしまったのがいけなかったのでしょうか。


 そうすると赤ヘルムさんが再び猛スピードで戻ってきました。


 口には大量の蜂蜜の巣を咥えて。


 どうやら私が蜂蜜の催促をしたと思ったみたいです。


 でも赤ヘルムさん、私こんなに蜂蜜食べれませんよ?




 ぱふぱふ。








ぱふぱふ(´・ω・`)

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