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ぱふぱふ  作者: 一狼
ぱふぱふⅣ(美食編Ⅱ)
15/43

15.ぱふⅩぱふぱふぱふぱふぱふ

ぱふぱふ(´・ω・`)

 吾輩はぱふぱふである。名前はまだない。



 ニンジンプロジェクトもいよいよ大詰めです。


 五十鈴さんがユニコーンキャロットを育てられる人物に目を付けたのはBL大好きケンタウル腐のウルスさんです。


「ふーん、それであたしにそのニンジンを育てて欲しいって言うのね」


「ああ。どうだべ、やってくれねぇだか?」


 ウルスさんは考え込んでいます。


「条件が1つ、それを飲んでくれるならあたしが育ててもいいよ。

 ケンタウルスであるあたしにとってもそのニンジンは魅力的だからね」


「何だべ、その条件は?」


 そこまではキリッとした表情を見せていたウルスさんは、途端に顔が崩れにやけ顔を見せます。


「いすず×たけだの絡みを見せて欲しいのよ。あ、何も本番までやれとは言わないわよ? ただちょっと絡んでいる場面を見せて欲しいのよ。それをスケッチしたくて。ね、ちょっとだけだから、ちょっとだけだから!」


 うっわぁ・・・BL女子ってすっごいんですね・・・私には理解できません。


 五十鈴さんも頭を抱えて悩んでいます。


 そして出した苦渋の決断が1回だけならと言う事でOKを出しました。


 巻き込まれた武田さん、ご愁傷様です。




 そうして再び栽培を始めたニンジン作りですが、今度は上手くいっています。


 五十鈴さんは一切手を付けず、ニンジンを触るのはウルスさんです。


 五十鈴さんはあれこれ指導をしながら順調に育っているニンジンを見てホクホクしています。


 そうして出来上がったニンジン畑には鮮やかな緑の葉っぱが綺麗に並んでいます。


 このニンジン――ユニコーンキャロットの特徴なのかY字状に葉っぱが生えており、片方が異様に伸びているのです。


 収穫と言う事でウルスさんが1本引き抜きます。


 そうしてニンジンを逆さに持つと、おかしな葉っぱの形状の意味も分かりました。


 ニンジンの部分が角、葉っぱの部分が馬、つまりユニコーンの形をしているのでした。


「おおー、これがユニコーンキャロットだべか」


「なるほどねぇ。確かにユニコーンだね」


「ぱふぱふ!」


 早速試食会となりました。


 葉っぱの部分を切り取ると五十鈴さんでも触れるようになり、五十鈴さんは器用にニンジンをスティック状に切っていきます。


 ウルスさんはケンタウル腐よろしく生のままニンジンをぼりぼり食べています。


 私は五十鈴さんと一緒にスティック状のニンジンを食べました。




 う――――――――ま―――――――い―――――――!!




「ぱふぱふぱふぱふ!」


 気が付けばあっという間にニンジンが無くなっています。


「うん、美味いね。これ。体の中から癒されるわよ」


「これを食えば怪我何かも一発で治りそうだべ」


 五十鈴さんとウルスさんにも好評なようです。


 ところで、とても美味いのですがニンジンを生のまま食べるよりはマヨネーズに付けて食べたいところですね。




 ぱふぱふ。








ぱふぱふ(´・ω・`)ノシ

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