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ぱふぱふ  作者: 一狼
ぱふぱふⅢ(悪役令嬢編)
10/43

10.ぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふ

ぱふぱふ (o・ω・o)

  吾輩はぱふぱふである。名前はまだない。




 今日は悪役令嬢さんと森の中の食材拾いです。


 この数日の間、悪役令嬢さんは五十鈴さんの他に、武田さん、美濃さんと知り合い交流を深めました。


 特に美濃さんには敵意をむき出しにしながらも美味しいミルクを貰っています。


 悪役令嬢さんは大変美貌の持ち主でありますが、ただ1つ残念なことに絶壁なのです。


 なので豊満な体を持つ美濃さんは敵なのです。


 私と同盟を組んで美濃さんに敵対しています。


 だけど美濃さんの牧場のミルクには勝てません・・・




 話が逸れました。


 私はぱふぱふ用のリヤカーを、悪役令嬢さんは人間用のリヤカーを引っ張って森の食材を捜して回ります。


 食べられるか食べられないかは私の鑑定を使えば大丈夫なのです!


「ぱふぱふちゃん、このキノコ食べられますか?」


「ぱふぱふ・・・」


 名称:ドクドクキノコ

 詳細:食べると犬になる毒が入っているキノコ


 とてもじゃないが食べれません。


 私は首を振ります。


「駄目ですか・・・それじゃあこの葉っぱは?」


 名称:ワハハの葉

 詳細:食べると笑いが止まらなくなる葉


 ワライダケですか!


「ぱふぱふ・・・」


 これも首を振ります。


 悪役令嬢さんはワザとなのか、食べられない食材を引き当ててきます。




 そうして食材を捜していると、狼さんが現れました。


 これは・・・冒険者さんと居る時に出会った狼さんです。


「グルル・・・」


「ひぃっ!」


 悪役令嬢さんは驚いて尻餅をつきます。


 ああ、大丈夫ですよ。狼さんは私と遊びたいだけです。多分・・・


 狼さんはこの前と同じように私を前足で転がします。


 ぱふぱふ


 足音を立てて立ち上がると、また前足でツンコロン。


 何度か私を転がすと満足したのか、その場で寝そべってしまいました。


「・・・こうしてみると可愛らしいですわね」


「ぱふぱふ」


 そうですね。こういう可愛いワンちゃんが欲しくなりますね。


 そう、名前を付けるなら私のぱふぱふにあやかってぽちぽちとかどうでしょうか?


 すると急に狼さんが光り出しました。


「なんですの?!」


「ぱふぱふ!?」


 そうして光が収まるとそこには先ほどより大きな3mくらいの狼さんがいました。


『我が主よ、名前を頂き有りがたく存じます。これより我ぽちぽちは主に忠誠を誓います』


 Why!?


 急に頭の中に声が響きました。


 これはどう見ても目の前の狼さんから聞こえる念話と言う奴でしょうか。


 と言うか・・・主って私!?


『はい、主は貴方様の事です』


 こ・これは・・・名前を付けたと言う事で契約を結んだと言う事でしょうか。


 名称:ぽちぽち

 種族:フェンリルナイト

 性別:♂


 フェンリルナイト・・・聞いたことない種族です。

 おそらく契約を結んだことにより進化した種族なのでしょう。


「えっと・・・ぱふぱふちゃん、これどうなってますですの?」


「ぱふぱふ・・・」


 私にもわかりません。ですが番犬ゲットです。




 ぱふぱふ。







ぱふぱふ ( ・`ω・´)

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