1話 日常
どうも田中です。
タナカさんは正直者です。
この世界は彼をどうするのか?
genuineとは本当ということです。
彼らは真実へ歩き出しました。
それでは本編へ
「そこの餓鬼!俺様の邪魔すんじゃねえ!」
肥満体の彼は怒鳴る。
それに対して僕はこう言った。
「怪我するじゃないですか、やだー!」
(-_-)
酒場バロニーサでは、喧嘩が日常茶飯事だった。
原因は彼にあり、今日も騒がしい。
「この糞餓鬼ィ!」
拳が襲いかかる。
青年は動かず、
「やめてくださ~い」
と、叫ぶだけであった。
(-_-)
僕、タナカは今日も酷い目にあっていた。
世の中には能力を持つもの持たぬものがいる。
タナカは「持つもの」
能力名は《偽物》能力は[死ににくくなる]
タナカが生まれ持つ能力はただの偽物の体であった。
心臓が永久に動く、致命傷は生きれるまで回復する
しかし
寿命はしっかりある、即死する攻撃では死ぬ、腕は生えない
痛みもしっかりある。
そんな体になったタナカは嬉しかった。
特別であることを喜んだ。
決して「本物」は望まなかった。
酒場では傷だらけのタナカを笑い
それをツマミに酒を飲む常連の客がいた。
「ワーハッハッハ、ありゃダメだぜタナカ!あいつは
此処等で有名な酒場荒らしだぜぇ?」
「それにしても、よくとんだなぁ!天井に刺さるかと
ヒヤヒヤしてたぜ」
「見事なまでのやられっぷりだぜ!」
酒場荒らしとの戦いで店が所々壊れているのに
気にせず僕を笑い続けていた。
「次はちゃんと金を払わせます!」
僕がそう言うと
「気にするなと言っている」
マスターが優しく言った
「ダメだぜこいつ!またやられに行くぜ」
笑い声が響く
こんな感じで僕は酒場で荒らしと戦っている。
そして笑い楽しく生きている。
コレが僕の日常