6話 YES、NO
なんか思ってたよりはるかに長くなってしまた。
戦闘もないしグダグダですな。話1ミリもすすんでないし。
整合性とか色々やばい。白Tトランクスなの忘れてたし。
こういうのみんなどうしてんだろ。別ファイルでまとめてたりすんだろか。
俺はカリナと連れだって森の中を速足で歩く。
聞けばほんの20分ほどもこのペースで行けば、村に着くのだとか。
俺の索敵でもそんくらいの距離に緑点が沢山あるから、間違いないだろう。
ちなみに血まみれ白Tとトランクスだとあんまりなので、今は自動剥ぎ取りで得た人狼の毛皮を適当に羽織ってる。
人狼からするとどんなスプラッタ映画だよって話だな。
カリナの格好はザ・村娘って感じの薄青いシャツの上から丈の長い白ワンピースだ。
いいねええ。田舎純情ロリとかおっちゃん大好物じゃよ。
あの後、俺はカリナと話して互いに誤解を解いた。
食べてって性的な意味じゃなかったのか…。ふぁっく!
まさか食事的な意味で食べるのは後でって言っていたとはね!
普通は誤解しない?しねえか。
俺の事は悪魔族かと思ったらしい。
悪魔族は髪とか肌とか全体的に黒色っぽいらしく、黒は悪魔族の象徴であると同時に不吉な色とされているらしい。
黒髪の人間もいないわけではないらしいが、俺みたいに目も黒いのは相当珍しいとか。
ええー。なんか町とかにいったら俺避けられる感じ?
まあコミュ障だし、いいっちゃいいんだが。
ちなみに言葉は普通に通じた。
別にカリナが日本語喋ってるわけではなくて、俺自身が知らない間に彼女の言葉を理解できるようになってた。
まあ、この年でいきなり言葉分からんところに放り出されたら、完全に詰むしね。
神さんが気を利かせたんだろ。別に感謝はしないけど。
自己紹介を互いにすると、カリナは15歳だった。
JCキタコレ。
金髪で目は緑がかった青でちょっと垂れたクリクリ二重。
体は痩せ気味だが、胸は年相応か大きい方ぽい。ここ大事だからね。
髪型はポニーテールでこれまたクリティカルヒットですわ。
あーprprしてー。
「タロウ…さんは何故森の中にいたんですか?やっぱりギルドの依頼とかで?」
やっぱりあるのかギルド。テンプレ乙だなマジで。
ちなみにタロウは偽名だ。
別に本名でも構わんのだが、新しい世界で新しい自分として生きていくんだから、名前もいっそ変えとこうかなと。
もっと厨二病なネーミングでもよかったんだけど、古風で和風な名前が好きなんだよね。
それでもタロウはあんまりな気がするが。
だって名前聞かれて詰まるとか完全に怪しい人ジャン?
咄嗟に思いつけたのがそんくらいだったんだ…。
「い、いや、別にギルドの依頼とかではないぞ。なんていうか…気がついたらいた、みたいな?」
俺のふわっふわっした答えにカリナは吹き出す。
カリナたんマジ天使。
「ぷふっ!何で自分の事なのに疑問形なんですか。旅してて知らない間に迷い込んだ…とかですか?」
ですよねー。
何て答えたものか。色々とこの世界の常識も分かんないし、その辺不自然じゃないようにしとかないとな。
「いや、ほんと気がついたらいたんだわー。この国、ラジアータ王国だっけ?俺、そんな国あるの全然知らなかったしね。多分転移魔法か何かで飛ばされたんじゃね?それか召喚魔法的な?」
相変わらずのふわふわした俺の答えにカリナがいたわしげに眉根を下げる。
「そうですか…。あの、私大した力にはなれないかもしれませんけど、タロウさん命の恩人ですし、できるだけの事はさせて下さい。もし良ければうちの家にしばらく滞在していって、」
「フラグぅ!!!」
「ひゃっ!」
はっ!つい声に出てしまった。
だ、だ、だってカリナたんたらいきなり大胆発言するんだもの。
DTには刺激が強いってもんですよ!
「あ、ごごめん。なな何でもないよ!」
くっ、鎮まれ我が分身よ!
お前の出番はまだだ!
「そ、そうですか」
カリナはちょっと引いた表情だ。
くっ、いかん自重せねば。
せっかく建ったフラグがへし折れてしまう。
その後、カリナにこの世界の事をちょろちょろと聞きながら森を抜けてすぐに村が見え始めた。
すると、カリナが小走りで走り出した。
「タロウさん、ちょっと急ぎます!妹に薬をあげないといけないので!」
「あ、うん」
俺は彼女がこけた時に支えてあげられるようにその後ろを離れずについて行く。
俺がラッキースケベ体質だったら、確実にカリナか俺がコケて彼女のスカートの中に俺の顔がうずまるハプニングが起こるはずなんだが。
当然そんな事は起きなかった。
俺は小走りでカリナの後ろをついて行きながら、村を観察する。
村って言うからもっと小さいのかと思ってたが、それなりに人口はいそうだ。
だいたいの規模からして300~400人はいそうな感じか?
村の周りは簡単ながら背の高い柵で囲まれていて、外敵の襲来に備えているみたいだ。
つってもこんなんじゃ人狼に襲われたら、防げないとも思うが。
さっき聞いた話じゃ、やっぱり人狼には相当やられてるみたいで2年で100人近くも被害が出ているらしい。
村には自警団もいるみたいだけど、今まで相手してきたのはFランクの魔物とかで(魔物はS~Fまでのランクで分かれてて、Sとかは伝説級の強さらしい)、Cランクの人狼とかだと手も足も出ないとか。
そんでも村が全滅していないのは、人狼も村を狩り尽くして獲物が無くなるのは避けたいのか、他にも食べる物が豊富にあるからなのか。
王都やギルドへも依頼を出してるけど、人狼が強すぎ&数多すぎで対処できないんだとか。
王都の騎士団なら倒せるはずだけど、なかなか動いてくれないらしい。
まー貴族なんてそんなもんだよな。勝手なイメージだけど。
などと考えているうちに村の中心部?ぽいとこにある建物に着いた。
どうやら村の診療所的な場所みたいだ。
カリナについて中に駆けこむ。
と、並べられたベッドの一つに年の頃小学生くらいの女の子が寝かされており、熱に魘されていた。
カリナは必死の形相で土に汚れた草の根っこを診療所の主らしき人の良さそうな糸目のおっさんに差し出した。
「ゲイルさん、お薬、取ってきました!これでマウラを助けて下さい!」
ゲイルと呼ばれたおっさんは驚いた表情をした後、俺の方を見て納得したように頷いた。
「分かった。良く頑張ったね。今、煎じてくるからここでマウラを見ていてあげなさい」
妹を心配げに見つめるカリナと共に10分ほど待っていただろうか。
先ほどのおっさんがちっさい乳鉢を手に戻ってきた。
「間違いなく、熱病の特効となるウィール草の根だったよ。今から飲ませるから、カリナはマウラの体を起こしてあげてくれるかな」
カリナは妹を優しく抱き起し、髪を撫でてあげながら囁くように言う。
「マウラ、マウラ、お薬が届いたよ。飲んだらもう病気治るから、ちょっとでいいから起きて、お薬を飲んで」
俺は見ながら、優しいなー、妹の事が大好きで大事なんだろーなーと思う。
と、ここまで来といて不自然な事に気がついた。
子供がここまでして妹を助けようとしてんのに、この子たちの親は一体何してんだ?
とそこまで考えて、人の親ならば放っているわけがない、100人の犠牲者の中に二人の両親がいるのではと推測する。
親を失くし、二人きりの姉妹。
病に倒れた妹の為に、危険な森の中に単身飛び込み、薬を捜してくる姉。
苦難の末に薬を手に、ついに助かる妹に嬉しさを隠せない姉。
なにこの感動物語。
DT卒業とかってレベルじゃねーぞ!
自分の外道っぷりに今更ながら胸が痛み始める。
いやでももし頂けるんでしたら頂くつもりですけどね?げへへ。
アホな事を考えてる内に妹ちゃんへの処置が終わる。
無事に口にする事ができたみたいだ。
即効なのか、顔色も心なしかさっきよりいい気がする。
「薬効いてるみたいだな。良かったね。」
と声をかける。
別に好感度上げようとしてるわけではない。
ほっとした表情を見せるカリナたんにちょっと欲情しただけだ(キリッ)。
「はいっ!全部タロウさんのおかげです。」
潤んだ目から透明な涙を流しながら、最高の笑顔で健気な事を言うカリナ。
あーhshsしてー。
「い、いいいや、カリナたそっ、カリナが、助けようとしたからた、助かったんだ。カリナが途中で諦めてたら、お、俺だって間に合っていなかったかもしれないしな。妹を助けたのはカリナ自身の力だよ、うん。俺はほんのちょっとそれを助けただけだから!」
早口でまくしたてる俺。
なんかこんなん言われた事ないからテンパるわー。
「タロウさん…」
なんか尊いものを見る目で俺の方を見るカリナ。
や、やめて!そんな澄んだ目でおじちゃんの事を見ないで!
じょ、浄化されちゃう!俺の邪な欲望が浄化しちゃうよぉ!(ビクンビクン)
とそこで、二人の世界を作ってる俺たちに無粋に割り込む邪魔者がいた。
おっさん(ゲイル)だ。
「失礼だが、君は?どうやらカリナを助けてくれたようだが…。私はこのデイン村で診療所を営む療術師のゲイルだ」
と、おっさんが警戒を込めた油断のない目を向けながら、俺に問いかける。
その眼差しからおっさんがこの姉妹を大切に思っている事がわかる。
助けてくれたからと、善人とは限らないと警戒してるんだろう。
それか俺と同じ変態紳士なのかのどっちかだ。
おっと俺はもう|変態紳士《YESロリータ、NOタッチ》ではいられないかもしれないけどな。
大体、変態紳士は3次には実際に手を出さないとかってね、目の前で少女にくぱぁとかされたらみんなそんな事言ってられないと思うんですよ。
手を出さないんじゃなくて、出せないだけでしょうと。
だが、俺は違う。
この世界にアグ〇スはいない。
俺は、俺は、自由だ!
少女に手を出してもっ、俺はもう、手を出しても!良いんだああああぁぁぁぁぁぁぁ「もしもし、大丈夫かね君?」。
はっ、しまった。
ついつい哲学的思索にふけってしまった。
紳士にとっては永遠のテーマだけについ深い思考に沈んでしまった。
「あ、ああ。問題ない。俺は森の中で偶然カリナが人狼たちに追われているところを目撃してね。矢も楯もたまらず、何とか助け出したのさ」
「なっ!じ、人狼に襲われたのかカリナ!?」
「あ、はい。絶体絶命のところをタロウさんに救われたのです」
にっこりと俺に笑いかけるカリナたそマジ天使。
「き、き、君は人狼を倒したのか!?その風体で!?」
微妙に失礼なおっさんに俺は
「ん?いや、追い払っただけだよ。素手であんな化け物倒せるわけないだろ?」
と誤魔化す。
カリナがなんで?という顔しているが、ここは調子を合わせてもらおう。
「追い払っただけでも大したものだが。そうか…旅人、いや冒険者か。それにしては毛皮しか着ていないしな…。その下は裸?というか、それ人狼の毛皮か!?いやほんと何者だ君!?」
タロウのメダ〇ニ!
おっさんは混乱している!
いやほんと言われてみれば、そりゃそうだよ。
半裸で人狼の毛皮被ってて血まみれで訳のわからん事言う存在とか。
俺なら無言で逃げるか、銃あったら撃つわ。
「あまり深い詮索はやめてもらえませんか…。誰だって話したくない事の一つや二つあるでしょう?」
と、無駄にワケあり感をにじませる。
何の意味もないけど、根本的に人のいいおっさんには効いたようだ。
「そ、そうか、まあ落ち着いたら色々聞かせてくれたまえ…。とりあえずカリナは怪我はないのかい?あったら直してあげよう」
「あ、いえ、大丈夫です。ただでさえマウラがお世話になっているのに、これ以上ゲイルさんに甘えるなんて…」
「お金の事ならいいよ。僕にとっては村の子供はみんな自分の子供みたいなもんだ。親に遠慮する子はいないだろう?」
俺の中でゲイル=ロリコン説がどんどん濃厚になっていく…。
むしろ俺の方がおっさんの事を警戒した方がいいんじゃないかこれ。
おっさんの言葉を受けて、カリナは素直におっさんの治療を受ける。
治療と言っても、カリナの転んだ時にできた擦り傷を水で洗った後、なんか手を当ててるだけだけど。
なんじゃこれ。合法的セクハラ?
とか思ってると、なんとおっさんの手から優しい薄緑の光が漏れ始める。
「治癒」
という言葉と共にカリナの擦り傷が癒える。
うおお、やっぱりあったか回復魔法。
自分で試そうにも人狼との戦いじゃ手傷負わなかったからなあ。
流石にいきなりカリナたんの体で試すのは気が引けるし。
おっさん殴って試すか。
物騒な事を考えているうちに膝の治療が終わる。
擦り傷くらいなのにやけに時間かかるんだな…。
その後、人狼に蹴られたと伝えるカリナに血相を変えながら治療に取り掛かるおっさん。
上着を肌蹴させてかわいいおヘソを出すカリナのお腹にも術を施す。
俺の中ではおっさん=変態紳士確定だ。
くそっカリナは渡さねーぞコラ。
が、しかし現状では恩人・いい人ポジションの俺より合法セクハラできるおっさんの方が一歩リードってところか!
畜生!やっぱり学歴がものを言うのかよ!
俺も療術師なるー!
とか言ってるうちに治療が終わってカリナたんが上着を下す。
ちょっと頬が赤い。
なっ馬鹿な!おっさんに触られて頬を染めるとか!
なんというNTR感。|ロリコンの神は我を見放したもうたのか!
「タ、タロウさん、こういう時あんまり見ちゃ…駄目ですよ。は、恥ずかしいですから」
キター!
NTRじゃなかったー!見放されてなかったー!
見たかおっさん!照れてたのはてめえじゃなくて、俺の視線だぜヒャッハー!
やっぱ恩人補正効いてんだろか。
こいつぁ今夜が楽しみだぜ…!
訳のわからん引きで終わる。
疲れた。
次は戦闘あり…にしたい…。