1話 任意の期間起動しなかったら、HDDデータが自動で完全消滅されるソフトが欲しいです。
いまさらまさかの改稿。
ジョジョに変えていってその内再開。
できたらいいな…。
え、え、なんだこれ。
見渡す限りの白色。
一面、真っ白な世界。
何もない。ないという概念すらない。
あーこれ、あれか?
いわゆる一つの死亡しちゃった的な流れ?
まじかー。普通、日本人なら死んだらまず三途の川じゃねーのか。
やっぱ無神論者の言う死んだら無に帰るってのが正しかったって事?
でも、なら俺の意識が残ってんのおかしくね?
「君は死亡していない」
うわお。
いきなり耳元で囁くなし。
てか誰ですか?
「管理者」
一瞬前まで何もいなかったはずの空間にいきなり現れた人型は、そんな事を言った。
そいつは女みたいな男みたいな子供みたいな大人みたいな老人みたいな奴だった。
一瞬ごとに印象が変わり、こうしてじーっと見つめてても次の瞬間には顔を忘れてしまう様な、不思議な感覚だった。
あ、左斜めから見たら堀北〇希に似てる。
「君は選ばれた」
何に?
「異世界へ行き、救ってほしい」
は?どうやって、何から、何を救えと。
「その為の力は与える」
力っていわゆるチート能力的なやつか。
「その世界で突出した力」
魔力チートなのか物理チートなのかその両方なのか。ハッキリして欲しいんだが。
「行けば分かる」
いや、そこ大事だろ。内容によっては無双できない可能性もあるだろし。
それに俺があんたの思い通りに動く保証なんてないぞ。
その力でハーレム作ってキャッキャウフフしたらどうすんだ。
「問題ない。人格は精査している。君の適性は高い。これ以上説明する時間はない。ここは神の域であるが故」
ええー。いやいや待て待て。説明不足なまま異世界転生とかそれ完全にフラグ立ってっかんな?
主に俺が苦労する方向の。
「時間がない。世界を頼む」
待て待て待て話せば分かる、てか頼むからせめてHDDのデータを消させ、アッッッーーーー!
「頼む」
そんなこんなで俺は「勇者」になったんだ…。
つかそれはいいから、頼むから誰か俺のHDDを消滅させてくれ。
今ほど願いを叶える7つの球があったらいいなと思った事はないよ、ほんと。