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アルトさんの家族と出会い私の体力ゲージが0になった。

日が開き始めてしまいすいません…これからもたびたびあると思いますがよろしくお願いします。

チュン、チュン…


「うーん…」


うぅ…朝?あぁ、起きて、お弁当と朝ご飯作らなきゃ。今日は…シリアルでいっか、そろそろ材料買いに行かなきゃな。


あれ…?なんか布団が高い…て言うかこれベッド?しゅげー、ふわふわだぁ。もうちょっと寝てたい…いやいや、早く起きなきゃ遅刻するな。

パチリ


「……?………!?」


んなぁ!ア、アルトさん!?なんでここに…あっ!ここ私のマンションじゃねぇ!

そうじゃん、ここは異世界のアリアナで…

私は…なんでアルトさんと寝てんだ?


「うぅ…リリアお姉ちゃんどうしたの?」


そう言ってアルトさんと私の間に小さくなって寝ていた少女が起きた。


「…おはよう、ルウちゃん…」


さて…何か起きたんだっけ?



     ※


そう、私は昨日の夜にアルトさんの家に引き取られたんだ…


「失礼します」

「どうぞ」


アルトさんの家はかなり大きな家で部屋にも凄い物が沢山です。

…これ本当に家ですか?私のマンションの何十、いや何百倍はしてますよ。


「お母様、先ほど伝えたリリアを連れて来ま…」

「まぁ!あなたがリリアちゃんね!綺麗な黒髪なのね!まぁ瞳も黒なの、なんだか吸い込まれそうだわ」


な、なんなんです!?ちょっ!抱きつかないで下さい。アルトさん、へるぷみー!


「アルトに聞いているとうりねぇ…とっても可愛いわ」


もう…限界です…潰れます。ついでに、恥ずかしいです、恥ずかしくて死にそう…


「お母様…そのままだとリリアが潰れてしまいます…」

「大丈夫、潰れないわ!」


もう潰れとるわぁ!苦しいから、何を根拠にそんな事が言えるんですか!色々とアウトだよ、もう既に!


「うー…仕方ないわねぇ…」


ぶっは!

はぁあ…はぁあ…

何だろう、空気がとってもありがたく感じる…。


「ア、アルトさんこの人は…」

「…母です。」


あー…確かに、アルトさんに似ています、性格以外はね!。

その人は見た目25歳位(わっかぁ!?)この女性が私を潰した人らしく、アルトさんと同じ綺麗な金髪碧眼でその金の髪を上で軽くまとめていて、顔がかなりアルトさんに似ている。


「はじめまして、アルトの母、テナです。よろしく」

「あっ!はい、えーと私はリリアと言います」


ちなみに、私はこれからは下の名前だけを名乗る事になっている、それはアルトさんの意見で、私が異世界から来た事を少しでも隠すためだ。

でも、私の黒髪とこの目はこの世界では明らかに目立っていると思うんだけどなぁ…まぁ、少しでも隠そうと言う意見でこうなったんだろうけど…


「あなたみたいに可愛いらしい人がこの家に来てくれるなんて夢のようだわ!」

「それについては本当にありがとうございます」


その思いが爆発するのは止めてほしいですが…


「気にしないで、私もルウも大歓迎よ!」

「……?」

「あぁ、そうね。ルウちゃん、入っていらっしゃい」

「はい!」


ガチャ…


そうして入って来たのは…!?か、かわえぇ!何この子、本当に三次元の人ですか!?めちゃくちゃかわいいじゃないですか!


そのルウちゃんと言う子は5歳位の女の子で、やっぱり綺麗な金髪碧眼、子供らしいきめ細かい肌!大きく愛らしい瞳!そして、ふわふわの金髪!その全部がとにかく可愛い!今すぐ抱きしめたい位。

………!?あ、あぶねぇ!うっかり私と同じ苦しみをこの子にしちゃう所だった!


「はじめまして、ルウ・フローリアです。この、出会い精霊に感謝を…」


はぅうう…癒される…とってもしっかりした子ですねぇ。


「どうもはじめまして、ルウちゃん?私の名前はリリアです」

「リリアお姉ちゃん?」


キューーーート!

お姉ちゃんだなんて…私を殺す気か!可愛いじゃないですか!もうルウちゃんを見ていると『可愛い』のオンパレードだな!


「この子は妹のルウ、仲良くしていただけるかしら?」


もっちろんです!

…でも私って友達とかいなかったから、ルウちゃんと仲良くなれるかどうか…


「リリアお姉ちゃん!よろしく!ねぇ…一緒に遊んでくれる?」

「……えっ!いいの?」

「遊んでくれるの!?」

「うん、私でいいのなら…」

「やったー!」


この子とはとっても仲良くなれそうです。




     ※



「ルウちゃん、今日はもう遅いから遊ぶのはまたにしなさい」


そうテナさんが言ったのでルウちゃんはしぶしぶお部屋に帰って行きました。


「リリアお姉ちゃん、後で一緒にお風呂に入ろ!」


お風呂あるんですか!良かった、お風呂は日本人の大切な文化だからね!私お風呂好きなんです、あの熱めのお湯がまたいいんだよなぁ、それでその後にコーヒー牛乳を……無いんだろうけど…。


そんな事を考えているとテナさんが、私に部屋や荷物の事を教えてくれた後にお風呂に案内してくれました。




     ※



「……お風呂?」


私の前に広がるのは、私のよく知っているお風呂には程遠い物。お風呂と呼ばれているが……


「池じゃん!?」


池…とにかく池がある、それもかなり広い、綺麗にはしてあるがやっぱり池だ。

試しに足をそーっと入れてみる。


そー…、ピチャン!

ひぃい!冷たいよ!普通に水が溜まってるだけだよ!お風呂じゃねよ!

そんなツッコミを入れていると、ルウちゃんが何の躊躇いも無く池に入って行く。…寒くない?

大丈夫?いやいや、絶対大丈夫には思えないんだけど…。


入ってみました。

…さ、寒い。そこまで寒い季節じゃないけどこれ…夜に入るものじゃないと思うんだ。


でも私はルウちゃんがしっかり入っているので、出るに出られず、結局ルウちゃんが出るまでの20分間その池に入っていた。



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