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隠されていた秘密?

資料室の片ずけと有り得ない勘違い、そして大ハプニングが終わった私達は、他の部屋の片ずけは後日やると言う会話を軽く済ませアルトさんとエルさんが仕事のために仕事部屋に行くと言うので私は雑用でもしましょうか?と言うとエルさんが


「あぁ、リリアちゃんは一応団長の使いって事になってんだ」


団長……つまり、私の上司様です。私がここでお手伝いさせていただけているのもその団長さんのお陰。その団長さんの使いに私がなっていたなんて……聞いてません、ついでに心の準備も出来ていません、すみません私に時間を下さ……はっ、団長室に行く?いやだから少し待って……ちょっ置いてかないで!スタスタと歩いて行かないで!!



     ※




と、言うことがあったのが数分前そして今。


「聞いていませんよ?」

「だって言ってなかったもん。」

「聞かれなかったしな。」


私がいるのは先ほど言った通り団長室。しかも団長室の奥にある立派な机の前、その机の横にはエルさんが立っていてそしてその机には……


アルトさんが座っている。


「……なんで言ってくれなかったんですか!?」

「いや、だから聞かれなかったからで……」

「言わない方が面白そうだったから。」

「……」


エルさん、まさかの確信犯ですか!私がこうなる事分かっていてあえて言わなかったの!?それはさすがにヒドくないですか!エルさんって実はドSだったんですかぁああ!ちくしょぉおおおお!!

はぁあ、はぁあ……怒るのに疲れた…。それはそうと。


「結局、団長さんってアルトさんだった訳ですか……」

「まぁ、一応ね」

「で、エルさんは副団長なんですよね?」

「あれ、知ってたの?今からそれ言ってもう一回驚いく思ったのに」

「エルさん、私そろそろ怒りますよ。」

「エル、俺もそろそろ斬るぞ。」

「いや、リリアちゃんのはともかくアルトのは洒落にならないからな。しかもお前はいつも斬ろうとしてるだろ。」


ちなみに、アルトさん達、騎士団の仕事は警備隊&警察みたいな感じ。騎士としての依頼があれば向かうし、事件があれば解決しようとするのが主な仕事。そして私達がいるこの部屋は団長室兼アルトさんの仕事部屋だそうで、ここはちゃんと綺麗にされていた。まぁ、あれだけ散らかるのがおかしいんだけど……それにしても、広い。広くて落ち着かない。なんでこっちの世界の建物はこうも広いんですか…


「そう言えばアルト、この間の事件のことなんだけどさ。」

「あぁ、あれか……あの一斉捜査をした時は全く犯人の情報が無かったからな」

「それなんだが、事件現場の情報から犯人の行動範囲が特定でしたらしい。」

「そうか、ならこちらも手を打たなきゃな。」

「すいません、アルトさんエルさん。その事件って一体……」


私をガン無視して話を進めてますよね、しかもさっきの会話が終わった事になってません?アルトさんが団長さんだった話題は終了ですか?


「事件ってのは、最近近くで起きている連続事件の事だ。」

「れ、連続事件ですか……」


そんな恐ろしい事件の話をしていたんですか……



「うん、連続痴漢事件ね。」

「は?……はぁあああああ!?」


痴漢?、ってあれですか、世間一般的な女性の敵の……一言で言えば、『変態』。


「な、なんで王宮騎士団がそんな事件を……」


だって王宮騎士団ですよ!元の世界だと警察の特捜部くらい凄いんですよね、なのに痴漢っておかしくないですか!?もっとこう……ドーンと凄い事だと思いましたよ!しかも『連続事件』って紛らわしいですね!


「問題は内容じゃないんだよ。被害者がもう20人も出てるんだ。」

「それにその被害者が……」

「えっ……それって…」


つまり、被害者がみんな大変な事になって……




「被害者が全員8歳から12歳の少女なんだ。」

「しょ、少女ぉお!?」


犯人ド変態じゃないですかぁあ!!

まさかのロリ○ン!?確かにそれで被害者が20人もいたら大事件ですよね!


「ちなみに、被害者の最低年齢は3歳だよ。」

「はんにぃいいいいぃいん!!」


それはもう幼女だよ!少女通り越しちゃってますよ!それだと犯人ド変態どころかもはや勇者とか言われちゃうレベルだよ!私は言わないがな!


「その事件の恐ろしさがようやく分かりました……」

「そ、そうか……」

「まぁ、そう言う訳で俺達はこの事件を早く解決する方法を考えてんだよね。」

「なんでそんなに捕まらないんですか?」

「なんて言うのかな、俺達が捜すと駄目みたいなんだよねぇ~」

「へっ、でもここ王宮騎士団ですよね?」


私が巻き込まれた協会の大事件もズバッと解決してましたし、アルトさんやエルさんだってとっても強いし……


「確か、前回の目撃者は町の女性警備隊だったな。」

「その前は村の女の子だったし。」

「ああ……」


犯人、分かるんですねそう言った空気って言うか雰囲気が。

私もその手の勘がいい奴に幾度となく襲われましたわ。確かにあいつらは大変だった。あいつらが襲って来た時は何故か周りの大人やら男性いなくなるんだよなぁ……


「俺の作戦としてはアルトが女装して囮になって……」

「断る」

「アルトさんの女装……」

「……リリア」

「は、はい!すみません!」


あのキラキラしたアルトさんを思い出したりしてませんよ!それはつまり…とか考えてませんし!頭の中で悪魔と天使が語りかけて来たりなんてしてないですよ!決してそんな想像に走ったりなんて……


「いや、別に謝らなくていいが…」

「あっ……はい」

「なぁ、アルト試しにやってみよーぜ」

「だから、断る」

「でもエルさん、その作戦無理だと思いますよ?」


被害者は8歳から12歳の少女。アルトさんの女装した姿は見た目18歳以上はあるお姉さんって感じ。どう考えても犯人の性癖とはかけ離れていますね。


「うーん、そっか。見た目8歳から12歳位の女の子か……あっ!」


とエルさんが言うとじっ…と私を見つめてきた。な、なんですか?するとエルさんはニッコリ笑って。


「なぁアルト、俺今スッゴい作戦が思い付いたんだけど。」

「断る」

「……お前、今日1日俺の意見を全部それで断ち切ってない?これで3回目だぞ?」

「とにかく、その作戦は却下だ!」

「でもこれは絶対成功すると思う!」

「すみません……その作戦ってまさか…」


さっきのエルさんの行動と発言で大体予想出来ちゃったんですが……



「リリアちゃんとアルトを囮にする作戦!」

「やっぱり……ってアルトさんが女装する作戦が残ってる!?」

「やっぱり斬る必要がありみたいだなエル……」


アルトさんからまた黒いオーラが!怖いですよ!剣を抜かないで下さい、エルさんだって冗談のつもりなんですから……


「ちなみに冗談じゃないから。」

「エルぁああああさん!!」



アルトさんは団長さんでした。

まぁ、あるあるネタですね。

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