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コンニチハ、変人集団さん。

前回より少し短めですが、主人公大ピンチでスタートです。

「おい、アルト!本当にこの教会なのか?」


一人の男が物陰からつぶやいている。


さすが、としか言えないな、少しは距離があるとは言っても全く気配を感じない。


「あぁ、まず間違いないだろう。でなきゃ、こんな所でこんな格好している私はただの変人だよ。」

「いゃあ、その件についちゃぁあすまなかったと思ってるよ。いくら潜入捜査するためとは言えさすがにソレはなぁあ。…ぶっ!」


そう言って男は分が悪るそうに口ごもってはいるが明らかに笑ったよな…。

潜入捜査をするさいの潜入先を探したのはお前だろ!と言いたくなった。ついでに剣も抜いてやろうかな…。


「とりあえず、この事については後でじっっっくりと話そうじゃあないか。」

「おい…殺るき満々じゃあないか?」

「…そういえば、さっきから何か聞こえないか?」

「話をスルーしたな!」




…やはり、何か聞こえる。…そう、なんだか…


悲鳴のような声が。



    ※




「……ぁけんじゃあねぇええええええ…」



    ※



「……。」


いやいや、おかしいな?もう一度状況を確認しよう。

確か私は天界から落ちてしまったはず、そして私の知識が正しければ、人間、雲の上なんていう高さから落ちれば気を失ってそのままベッシャっとなるはず。


そう、私も例にも習って一応気絶した。……なのに。

なんだここは?

すっげぇえふわふわして、そんでもってきらきら輝いてる。一言で言ってしまえば、光の中である。……こんな事、前にもあったなぁ。

この光のおかげで落下するスピードが遅くなったのか?

周りにうっすらと見えている雲なんかがゆっくりと上に上にと、上がってるように見える。


私これからどうなっちゃうんだろう?。


 30分後


……暇。

なんていうかさ、確かに始めはすげーって思ったよ。てもそれが10分以上続くとさすがになぁ。

もう不安になるのも疲れたよ。



カラァアーン、カラァアーン。


「鐘の音?」


あれ?この音はさっきも聞いたような。なんかだんだん音が大きくなってるけど?

私はゆっくりと下を見てみる。…教会?


フッ…


ん?あれ?さっきまでのふわふわときらきらが無くなって…


「……まさか…」


下を見る。教会の屋根がある!

つまり…!



「またかぁぁあああああ!」


私は本日2度目の現実逃避したのだった。



    ※



『…∑*¶£※㎜☆♂≠∃……精霊様、精霊様。この我々の前にどうかそのお姿をお見せくださいまし。』


『∑*¶£※㎜☆♂≠∃…』


『きぇえええええいいいい!』




「ぎゃあああああああああああ!」


ずぼっん!


~っ痛!痛い。教会の屋根と床がかなり腐っててしかも、下になんかクッションみたいなのがあったから助かったけど、めっちゃめちゃ痛い!背中に黒痣とか出来ちゃったらどうしよ…うぅ…痛い…。

なんて、もだえていると、なんか横から声がした。


「おぉ!精霊様だ、精霊様がおいでになった!」

ザワザワ…



「……はっ?」


状況はよくわからない。でも…これ、ヤバくないか?


私の目の前には真っ黒なフード付きのローブを着た人達が何人もいて、何かを崇めてる。

てっ言ううか、ここ何処?

さっき落ちた教会とは思えないけど…。

薄暗い部屋にすっごく趣味の悪い骸骨がとこどころに飾ってあって、そしてその上にろうそくが暗い部屋をうっすらと照らしている。なんかまるで…黒魔術の儀式みたいな場所だよね?


「精霊様!どうか私の願いを叶えて下さい!」


精霊様?


「おい!てぇめ!抜け駆けは卑怯だぞ!精霊様あいつではなく、私の願いを叶えて下さい!」


願いを叶える?


「違うだろ!お前達精霊様を捕まえたのは俺だぞ!」


…捕まえたぁ?

……?…!


まさか私、またどこかに連れて来られた!?


「「「「さぁ!精霊様!どうか私達の願いを!」」」」


いやぁあああああ!

精霊様って私か!

ヤバいヨ!怖いヨ!

やっとあの変態神から逃げ出したって言うのに!今度は黒ずくめの変人集団かよ!


「いっけぇえええ!」

「「「「オォッウ!」」」」


ぎゃあああああああああああ!


止めて!こっち来ないで!

引っ張るな引っ張るな!

ちょと!駄目だって!

サイドテールだけは駄目なのぉおお!


「そこまでだ!!」


…へ?何?


「そこの少女が本当に精霊様かはわからないが。」


あのぉう?違いますよ?一応、抗議しますけど。


「お前達の行った行為は聖書にも載っている大罪だ!従ってお前達を今この時より大罪者とみなす!」

「誰だ!お前は!」


そして、さっきの声がした方からローブを深くかぶっていた一人の人がローブを脱いで叫んだ。


「私の名はアルト! 王宮騎士団アルト・フローリアだ!」


そう言って姿を表したのは、長い綺麗な金の髪をなびかせて、青い海のような瞳をした……。


一人のシスターさんだった。



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