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ここがいわゆる天国ですか?

神様っていたんだ…


高校1年生の夏、落とした手帳を拾おうとして気づくのが遅れてトラックに引かれてそして…死にかけた。




「何処なのここは…」


状況を説明するとたいへん難しいのだが一言で言えば雲の上である。


……何故こうなった。


そう、あの時私は死んだと覚悟したはず、それなのにいきなり周りがピカーンと光り出して……ここが天国?いやいやそれだとピカーンと光り出すのはおかしい。そこは、ピカーンじゃなくてドーン……グシャじゃないと。


ピカーン!

だからそうじゃなくて

……てっん?


「とーうじょう!」

「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!」


なんか出た!下からにょきって出た!怖いよ心臓に悪いよ!


「そんなに怖がらないで!ワシのガラスのようなハートが砕けちゃうから!ワシはただの通りすがりの神様じゃ」



……神?こいつ神つった?いや神様にこいつ呼ばわりもどうかと思うけど…。

神様っていたんだ…


「ま、まさかあなたが助けてくださったんですか?」

「うむ、引かれそうなお主を助けてけここに連れて来たのじゃ」


そうなんだ…。

なんだ本当に助けてくれたんだ…登場シーンのせいでびっくりしたけどいい人(?)なんだ。


「あ、ありがとうございます。でも、ここは、何処なんです?」

「ここは、天界。異なる世界を結ぶ狭間の世界じゃ。」


つまりはあれか?私のいた世界ではなく、ある意味天国に限りなく近い 世界なのか、ここは?…


なにしょれ、しゅげー!(きらきら)


なにげに、私が立っている場所も雲の上だし!。雲ってこんなもふもふなんですね、持って帰って布団に入れたいなー。


でも、どうやって洗濯すればいいのかを考えている時に気がついた。

助けてくれたのなら、別にこんな所に連れてこなくったっていいのに……。


「うむ、そなたがあまりにも可愛かったものでつい連れて来てしまった♡」ぽっ


…はっ?

無駄な話しかもしれないが、私はよく周りから可愛いと言われる。しかしそれはあくまでも可愛い、美しいではない。


私の身長は、悲しい事に150cmぎりぎり無い。顔も小さい頃からほとんど変わってない。だから少しでも大人のお姉さんを意識して挑戦したサイドテールだけが唯一の誇りなのだが…私の可愛いは、ほとんどか童顔で可愛いと言う意味である。


そのため私はこの顔に何度も大変な目に遭わされてきた、


学校では、ロリ○ン教師に付け狙われて、(限りなくスルーしたけど)

かっこいいお兄さんには、誘拐されかけて、(全力で逃げ出したけど)

街を歩けば、頭にバンダナを着けて変なTシャツを着た男に話しかけられ、(思いっきり罵声を浴びせたけど)

そんな散々な目に遭わされて来たけど…まさか、こいつも…


「お主!ワシの娘にならんか!」

「ふざぁけんじゃあねぇえええええ!」


何で寄りによって娘なんだよ!責めて花嫁とかだったらまだ…いや、やっぱ無理、ほら私だって女の子だし、明らかに見た目80歳の真っ白おひげのおじさんは、はっきり言って…


「いやぁああああああああああっ!」


私はその場から全力で逃げ出した。誘拐犯に会った時には、比べものにならないくらいに、そして思った、つい数分前に神様っていたんだ…とか思っていた私よ!確かに神はいた!だが!


「こんなロリ○ン神を私は神とは認めなぁああああああい!」

嗚呼、私ついに自分でロリとか言っちゃった…



ずぼっ!


ん?私今どうなってる?なんかさっきまであった雲の感覚がないんですけど… 

右を見る、雲がある。

左を見る、雲がある。

上を見る、空がある。

下を見る、雲が…ない!


「みゃあああああああ!」


落ちる!落ちる!て言うかもう落ちとるわぁああああああ!…


私の薄れ行く意識の中、聞こえたのは…


カラァアーン……カラァアーン……


鐘の音だった。



初めての作品なのでどうなのかわかりませんが、これから色々頑張りますのでよろしくお願いいたします。

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