表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/10

1〜思考〜

“もし、今、オレが死んだら、悲しんでくれる人はいるのだろうか?”



ふと、考えることがある。


家族?友達?恋人?


どれを挙げても、いなかった。


誰も悲しんでなんてくれないだろう。オレが死んでも、その前の生活となんら変わりはないのだろう。オレが死んだことなんて、いや、“オレ”がいたことさえ知らずに。


そんなことを考えてしまうという事は、観的にみてもろくな生き方をしていないんじゃないか?

いや、していないのだ。


そんな生き方で中学を過ごしたオレは、友達と呼べる奴は作れなかった。それもそうだ。自分から作ろうとしなかったんだから。

クラスメイトとは一線を引き、適当な関係でい続けた。授業も遅れない程度にやって、はっきり物申す担任に言われた言葉が“事なかれ主義”。


うまいな。と思った。まさにオレにふさわしい。

それでいいと思う。感情的になりたくない。もし、それで大切なモノなんか作ってみろ。

…また失うんだ。壊れて、二度と元に戻らない。


だから事なかれ主義でいいんだと思う。


……いや、思ってたんだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ