ほうほう
会社勤めしていた頃の事。
ランチの時、みんなまるで身構えたように、こんな会話をしました。
「私、何でも『ほう』って言う人、嫌だ」
「分かる、レストラン行っても鉄板のほう、熱くなっておりますのでお気を付け下さいって言われた」
「お水のほう、お持ちします、とか」
「傘のほう、お忘れです、とか」
「メニューのほう、ご覧下さい、とか」
「お会計のほう、失礼しますとか」
「何でもほうって言えばいいってもんじゃないよね」
「ほんと」
「あほう鳥じゃないんだから」
「ほうほう」
「何それ、そうそうって事?」
「勿論(^-^)!!」
「ウケる〜」
「ほうほうって言わない方法は?」
「駄洒落?」
「ウケる〜」
「時間のほうが気になるわ」
「そろそろ仕事のほうに戻りましょう」
「昼休みのほう、終わりね」
一同「おーっほうほうほうほうほう٩(。•ω•。)و」