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愛を知らない神様  作者: ビター
殺し屋編
33/113

学生対暗殺者

 

  僕らのチームはルーナだけが内野。

  イアンチームはイアン、ニコラス、サントス、シーマス、ニコラス2が内野。


  「さぁて、外野に回すべきか当てるべきか····」


  ルーナはボールを片手に持ち、投げる。

  だが素早さ2では遅い、回転はかかってるが見切られている。

 

  「シーマス頼んだぞ」


  イアンが前に出てボールをバレーのレシーブを使って上空に上げる、そしてシーマスが大きめの吸盤に紐がついた道具を取り出し、ボールと吸盤をくっ付けて手元に引き寄せる。


  「ルーナ!次はパスしろ!」


  アーサーがそう言うとルーナは呆れた顔をする。

  きっとあの顔は、(パスしても取られるだけ、バカ)と思っている顔だ。

  確かにイアンチームの内野はパスに警戒していた。


  「イアン、最後まで気を抜かないで」


  あまり喋らなかったニコラスがルーナの表情を見て言う。


  「ああ」

 

  イアンはボールをシーマスから受け取り思いっきり投げる。

  だがルーナは素早く重いボールを受け止める。

  少し後方に足が持ってかれたがニヤリと笑い、


  「やはりな、防御力が高いから受け止めれたぜ」


  それでもルーナの手のひらの皮は赤くなり皮膚がめくれかけてる。

  そして痛めた手でボールを投げる。


  「回転があっても素早さ2には限界があるだろ!」

 

  サントスがそう言うがボールは素早さ2以上、明らかに素早さ5はある早さでサントスに当たる。


  「バカな!」

  「サントス選手アウト!」


  サントスは外野にテレポートする。

 

  「なぜだ?」

  「イアン兄さん、分かった、あいつ電気みたいなのをボールに纏わせて投げた」


  シーマスがボールの早さの謎を見破る。

  ボールには雷魔法の電気と魔力が纏われていた。


  「敢えて隠していたのか、けど魔法属性は分かった」


  イアンが地に落ちたボールを拾おうとするがボールは独りでに動き外野に居るアーサーの手元まで来る。


  「え?」

  「誰の魔法だ?」


  イアン達はもちろんアーサーですら驚いている。

  どうやらアーサーの仕業では無いらしい。


  「ジャックがやったの?」

  「嫌·····多分ルーナの仕業」


  アリスや僕でも無い、ルーナの仕業で間違いないだろ

 う。


  「分からないけど、投げる!」


  アーサーが投げたボールはシーマスの手前でスピードが上がり困惑したシーマスに当たる。


  「よし!」

  「アーサー、金髪にいい顔····彼が天気の魔導師、今のは風でスピードが上がったの····か」

  「シーマス選手アウト!」


  アーサーは内野にテレポートし、シーマスは外野にテレポートする。


  「どうやってボールを動かしたんだ?生きているみたいに動いてた」


  アーサーがルーナに聞くがガン無視される。


  「イアン、僕が投げる」

  「なんで?···ああ〜、分かった」


  ニコラスはイアンからボールを受け取りアーサーに向けて投げる。

  素早さは4、スピードはかなり早い。


  「取れる」


  ボールはアーサーの手前で2つ増える。

  アーサーは慌てながらも、片方を取る。

  だがもう片方が肩に当たってしまう。


  「そのままイアンに投げろ」


  ルーナはアーサーの肩に当たったボールを取りアーサーに言う。

  アーサーはすぐにイアンに投げるがボールは投げた瞬間消えてしまう。


  「ボール分身だったか」


  ルーナはアーサーの体に隠れながらこっそりとボールを投げる。


  「ニコラス!ボール来てるぞ!」


  ボールはニコラスに当たりそうになるがギリギリで体勢をそらし、避ける。

  ボールは外野に行きアリスがキャッチをする。

  そして避けたばかりのニコラスに投げる。


  「また来てるぞ!」


  ニコラスはそらしている体勢を更にそらし、そのまま足を滑らせ床に背中をつけて仰向けに倒れる。


  「ナイス避けだ!」

  「違う!狙いはイアン!君だ!」


  ボールはそのままカーブしてニコラスの斜め後ろに居たイアンに当たる。


  「イアン選手アウト!」

 

  イアンは外野にテレポートし、アリスは内野にテレポートする。


  「形勢逆転ってやつか····」


  ニコラスは痛めた背中を抑えながらボールを拾い、投げる。

  ボールはアーサーとアリスの横を通り、外野に居るコルビンの元へ行く。

 

  「やったー!」

  「コルビン、道ずれにして殺れ」


  イアンがそう言ってコルビンを怖い顔で見る。

  コルビンはニタリと笑い、


  「殺しは得意分野だよ!」


  アーサーにボールを投げる。

  素早さは2、余裕で取れる早さだ。


  「何を狙ってるかは分からないが、受け止めるのみ!」


  ボールはアーサーの目の前まで来ると槍に変身する。

  コルビンの変身魔法でボールが槍に変わったのだ。


  「な!」


  槍はアーサーの腹に刺さるが刺さった瞬間に槍を掴む。

  その為、死にはしなかった、だが腹からは血が出て苦しそうに座り込む。


  「コルビン選手!魔法による物理的攻撃によりアウト!完全退場です!」

  「惜しかった、後は任せた!信じてるぜブラザー」


  コルビンはどこかにテレポートされたかのように姿を消す。

  そしてコルビンの能力値がイアンチームに振り分けられる。


  「退場覚悟で殺しに来たか····生きてて良かったな」

  「がァ!」


  槍はボールに戻る。

  アーサーは腹を抑えながら雲を創り腹の傷をガーゼのように雲で抑える。


  「はぁはぁ·····大丈夫、大丈夫だ」

 

  ルーナやアリスがアーサーに意識が向いていると、大きめの吸盤がボールにくっつき、シーマスの手元まで引き寄せられる。


  「傷よりボール、大事な物、しっかり見ないと」


  シーマスは吸盤にボールをくっ付けたまま鎖で繋がれた鉄球――モーニングスターのようにボールを振り回す。

  アーサー達は避けながらも掴むタイミングを探すがなかなかタイミングが来ない。


  「ウェザー.ウィング」


  だがアーサーはボールが来た所を風を放ち、動きを鈍らせ、キャッチする。


  「良し!」

 

  アーサーは吸盤にくっ付いてた糸を切り、吸盤を外す。

 

  「ジャック!」


  アーサーは僕にボールを回す。

 

  「そろそろ内野に戻らないと」




  能力値――


  イアン、攻撃力6、素早さ6、防御力6、魔力量5、体力6、回復力6。


  ニコラス、攻撃力3、素早さ5、防御力1、魔力量6、体力3、回復力6。


  サントス、攻撃力4、素早さ3、防御力4、魔力量3、体力5、回復力4。


  シーマス、攻撃力3、素早さ4、防御力4、魔力量6、体力3、回復力5。


  コルビン、退場。

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