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愛を知らない神様  作者: ビター
殺し屋編
32/113

試合開始

 

  ドッチボールの試合が始まりそうだ。

  それに男達の名前と顔も覚えた。


  赤い髪のいつも睨んでいるような男がイアン。

  青い髪の口数が少ない大人しそうな男達がニコラス、魔法属性は分身。

  緑色の髪の明るめの喋り方をしていて表情豊かな男がサントス、魔法属性は制約。

  紫色の髪の堂々として僕らに興味無さそうな男がシーマス、魔法属性は創造。

  金髪のいつもニコニコしてミハエル先生に化けていたのがコルビン、魔法属性は変身。

 

  全員アメリカ人だ。

  今の所魔法属性が不明なのはリーダー格のイアンだけ。


  「それでは!イアンチーム対ジャックチーム開始!」


  向こうのチームのジャンプボールはシーマス、向こうのチームで1番背が高いのはニコラスなのになぜ?

  こっちはルーナ、子供と大人だけあって身長差がありすぎる。


  審判がボールを上空に投げるとジャンプボールの2人は同時にジャンプしてボールを叩こうとする。

  身長で負けててもルーナの方が高く飛んでる、それに神は飛べるからジャンプボールでは負けない。

  だがシーマスは手からテニスラッケトを創り真上から叩き落とすようにボールを打つ。

 

  「だからシーマスだったのか」


  僕らはジャンプボール負けをした。

  だがルーナは足の後ろに来たボールを後方に蹴り飛ばす。

  ボールはアリスの植物人形が居る外野側に行き植物人形によってキャッチされる。


  「ナイスルーナ!」


  すぐにルーナとシーマスは自分達のコートに入りボールを警戒する。

  植物人形の1人がボールをもう1人の植物人形にパスする、更にもう1人にパスしてかなりの速さでボールのパスが回る。


  「早い!素早さ4でこの早さ!」

  「違う、ボールを離すタイミングが人間では不可能のスピードだからだ」


  男達――イアン達は目がボールに追い付かない。

  ボールはイアン達を翻弄しながらニコラスの分身――ニコラス1に当たる。

  ニコラス1は外野にテレポートする。


  「ナイス!」

  「本体を狙ったんだけど、避けられた」


  ニコラスを退場させる事が出来ればニコラスの分身も自動的に退場される。

  アリスはそれを考えているのだろう。


  「反撃だ」


  床に落ちていたボールをイアンが広い前に出てきて野球ボールを投げるかのように大きく構えボールを投げる。


  「早い!」

  「けど動きが単純!取れる!」


  真っ直ぐ来るボールを取ろうとアーサーが反応するがルーナが何かに気付いたように、


  「バカ!避けろ!」

  「え?」


  ボールはアーサーの腕に当たり床に落ちそうになるがルーナがスライディングをしながらボールを蹴り上げキャッチする。


  「危なかった」

  「がァ····」


  アリスがホッと安心する中アーサーは腕を抑えてうずくまっている。


  「アーサー?」


  腕は紫色になって大きく腫れていた。

 

  「魔力で防御したけど····それでもこのパワー、ボールが硬くて重い····例えるなら鉄球だ」


  僕はすぐにアーサーの腕を治療する。

  腕はミルミルと肌の色を取り戻し腫れも引いてく。


  「確かに重い、俺の足も折れた·····けどどんどん軽くなってきた」


  見たところ魔力を込めて投げたボールだ。

  だが魔力を込めただけではこんな重くならない、きっと魔法の類かだ。

  ルーナの足も折れて痛そうだ。


  「治癒」


  ルーナの足も治療する。


  「投げて良いか?」

  「「良いよ」」


  ルーナは助走をつけてボールを投げる。

  だがルーナの素早さは2、ハッキリ言って全然早くない。


  「バカだ!自分の能力値を分かってない!」


  ボールを取ろうとするコルビン、笑いながらボールをキャッチするがボールは回転して指に当たりルーナの元へ戻ってくる。


  「コルビン選手アウト!」


  コルビンは口をポカーンと開けながら外野にテレポートする。


  「すげぇ!神技だ!」

 

  神だから――と言いたかったがアーサーにはそんな事言えない。

  ルーナはボールを持って振り向き、


  「2回目以降は取られる可能性が高い、誰か投げろ」

  「確実な方が良い、ジャックに投げてもらおう」

 

  アーサーの言う通り僕はボールを受け取る。


  「アリスが殺られたら植物人形も殺られる、2人はアリスを守って」


  助走をつけ、ニコラスの足元を狙い、投げる。

  ボールは大きく横に曲がりながらニコラスの足に当たる。

  誰も空中でキャッチする者は居ない、低い位置ですぐに床に落ちたボールをキャッチするのは能力値的に不可能だ。


  「殺られたな」


  ニコラスは外野にテレポートする。


  「あの2人厄介だ、特に黒髪の奴」


  イアンはボールを広い大きく素早く動きボールを投げる。

  今回は先程と違いボールが低くカーブしながらルーナとアーサーを避けるようにアリスの方向に行く。

 

  「アリス!」


  それに気づいたアーサーが1歩後ろに下がり手元に雲を創りボールをキャッチする。

  だがアーサーはボールの勢いがあり過ぎて体が吹き飛んで行く。

  内野の線から出たアーサーは、


  「アーサー選手アウト!」


  アーサーはテレポートして外野に行く。

  ボールはイアンチームの外野に行ってしまった。


  「パス回しからの投げで」


  ニコラスの分身3がボールを持ち投げる構えをする。

  だが分身3は一瞬で分身4になる。


  「ボールは?」

  「アリス後ろ!」

 

  気付いた時にはアリスの後ろに居る分身3がアリスにボールを当てていた。

  分身3はさっきまで僕らの前方に居たのに――おかしい。


  「アリス選手アウト!」


  アリスは外野にテレポートする。

  そして外野からイアンチームの外野を見て、


  「分かった、ジャック!分身の位置が入れ替わっている!」


  なるほど、僕も分かった。

  あの分身体は分身同士の位置を入れ替えるらしい。


  「お前あっち見てろ」


  ルーナは僕と逆の方を見ながら僕に背後を任せる。

  そしてニコラス3は何回もとニコラス1、ニコラス4、ニコラス5と入れ替わり僕らを翻弄する。

  ――どこから来るか分からない。


  「え?見失っちゃった」

  「上だ」


  ルーナは僕より先にボールの位置を把握する。

  外野の上――ニコラス1の上を見るとニコラス本人が居た。

  人間の身体能力では飛べない高さに居る。

 

  「ヤバっ!」


  その時には既に僕の目の前にボールがあり、体に当たる。

  ボールは床に落ちる。


  「ジャック選手アウト!ニコラス選手復活!」

 

  僕は外野に、ニコラスは内野にテレポートする。

  そして気付いた。

  この空間での僕はいつもの何倍も弱く、体が慣れない。

  おかげで感覚が狂い避けられるボール、取れるボールが取れなかった。


  「ジャック!?」

  「ごめん」

 

  アーサーとアリスを心配させてしまった。


  「ケッケ、ニコラスが高く飛べてたのは分身の体を踏み台にしたからか····単純な手に引っかかたな、ジャック」


  ルーナはニヤニヤと笑いながらボールを拾う。

  自信満々だが今のルーナは弱体化し過ぎてる、それにこの中で1番弱い能力値――かなりピンチだ。


 


  能力値――


  ジャック、攻撃力4、素早さ5、防御力1、魔力量2、体力4、回復力5。


  ルーナ、攻撃力1、素早さ2、防御力5、魔力量3、体力3、回復力2。


  アーサー、攻撃力5、素早さ3、防御力2、魔力量3、体力4、回復力4。


  アリス、攻撃力3、素早さ4、防御力2、魔力量5、体力2、回復力5。


 

  イアン、攻撃力5、素早さ5、防御力5、魔力量5、体力5、回復力5。


  ニコラス、攻撃力2、素早さ4、防御力1、魔力量5、体力2、回復力5。


  サントス、攻撃力3、素早さ3、防御力3、魔力量2、体力4、回復力3。


  シーマス、攻撃力2、素早さ4、防御力3、魔力量5、体力2、回復力4。


  コルビン、攻撃力4、素早さ2、防御力3、魔力量3、体力5、回復力4。

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