第九話:共闘
昨日更新出来なくてすいませんでした…
そう思った瞬間、どこからともなく表れたスライムが俺の前に踊り出た。
リュークが驚いて一瞬鎌をとめる
ぎりぎりスライムは避け切れず鎌に切り裂かれてしまう。
その隙に俺はなんとか体をねじりよけることができた。
しかし、スライムは俺のために……
やめよう。
考えるのはこいつを倒してからだ。
「ほぉ…使い魔を持っているとは、さすが勇者といったところでしょうか。…っ!!」
なぜかリュークが思いっきり左に飛んだ。
リュークがさっきまで居たところには弓が刺さってる。
「私、これでも勇者だからさ。この世界の人達は守らなければいけないんだよね。」
よくみると左奥の家の上に聖弓の勇者が立っていた。
…本当に嫌な世界だなここは。
どうして子供が試練を背負わなければならないんだろう…
「聖弓の勇者ですね。これは想定外でしたな。ですが先代と比べればまだ日が浅く技も荒削りですな。
これなら私でも勝てるでしょう。」
甘いなぁ…俺もいるってことを忘れないで欲しい。
こっそりと近づいて棒を突き出す。
だが、当たる寸前にうまいこと避けてダメージを与えられなかった。
「おい、聖弓の勇者!二人で協力するしかこいつを倒す道はないようだ!手伝ってくれ!」
返事こそないが相手が頷いたのを見て伝わったと断定する。
「ふむ、これは厄介ですなぁ。ですが二人組んだところで」
「だまれ」
被せてしゃべりながらまだ棒を突き出す。
リュークは大きく舌打ちすると棒を避けてまた鎌を降るって来る。
しかし、振りかぶった瞬間弓が飛んできてリュークに避けさせた。
思いっきり聖棒を押し出す。
当たれ!!!
そんな思いを思いっきりこめて棒を突き出す。
[所有者の成長を確認しました。一本突きを習得しました。]
[さらに成長を確認。一本突きを神速突きに進化完了しました。]
[さらに成長を確認。神速突きに[電気属性]を付与完了しました。]
「神速突き!!!」
思わず技名が声に出る。
本当にものすごい速さで突き出された棒はリュークの腹に当たった。
リュークが吹っ飛ぶ。
しかしさすがというかなんというかうまいとこ着地してダメージを軽減したようだ。
「くっ…これは想定外でしたねぇ。仕方がありません。逃げさせていただきます。」
その言葉を発した瞬間、奴は消えていた。
やばい。頭が痛すぎる。
ああ、このまま死んでしまうんだろうか…
そんなことを考えながら陽は倒れた。
[所有者の成長を確認。乱れ突きを習得しました。]
[さらに成長を確認。乱れ突きを百烈突きに進化完了しました。]