休み時間
優しい目で見てください
瞑想それは人の幸福度指数を上げる。
瞑想それは人の集中力を高める。
瞑想それは人の心をポジティブに変えてくれる。
瞑想それは、言い出しいたらキリがないぐらいプラスな高効果を与えてくれる。
そして私は今、現実から意識を呼吸に変え、集中している。
聞こえるのは自分の心臓と呼吸の音だけ。
私は今、とても幸せな感覚だ。意識を変えるだけでこんなにも気持ちの良いものなのだろうか。
だが、この集中している私を妨げる輩が私に声をかけている。
起きろと2、3回。
うるさいと思いながら目を開けるとそこは教室だった。
瞑想してるうちに迷走したのかな、と、しょうもないギャグを考える。
ふと、周りを見渡すと、後ろにはコンクリートで覆われ白い壁に、目の前には意味不明なことが書いてある黒板。そして側面には窓。全てが新品で最近建築されたことを容易に想像ができる。そして目の前には、金髪の美少女ではなく、あの戦争狂が。
だけどちょっと嬉しかった。
わたしのことを心配して起こしてくれるなんて。
だが、その心配を嬉しく思ったのはとても短い時間だけだった。
「早く起きて来れ。貴官はずっと寝ていたのだぞ。つい先程集団宿泊の班決めで一緒になったから、今から計画を練ろう。」
なんだかとても嬉しそうに言っている。だが、私の中には疑問がいくつかあった。
「いま君は誰と同じ班だと言った。」
そして彼女は嬉しそうに言った。
「小官とだぞ」
私の心が叫びたがっている。あの輩と一緒か。精神衛生上よろしくないことを普通に話し、オタクのように早口で楽しそうに一人語りをする。面白味も何もないやつと同じ班になって何が楽しいというのだろうか。1人でいるよりマシだがだがやつとは一緒は私のイメージが一緒位にいるだけで同じ種類ということになったらどう責任をってくれるのだろうか。賠償金か。それとも態度か。それとも反省文でも書くか。否。彼女は絶対に何もしないだろう。数日間しか一緒にいないがわかる。あの手の人間はだいたい自分のことしか考えていない。なのに、そんなやつと一緒にいたとしてもTのしくない。相手の気持ちを考えずにひたすら自分の価値観を強調してくる。
話というのは程良く聞き手、話し手のバランスを保ち両方が良い思いをするwinwinの関係のはずなのに。あれは一方的に語ってくるだけであって、片方しか楽しめない非常に嫌われる話し方だ。だから、一部のオタクたちは嫌われるのであろう。
なのに、そんなこと知らないといわんばかりに、
彼女はとても楽しそうな顔で残酷な言葉を仰った。
「楽しみだな。親交を深めるためにもたくさん喋りたいな。」
彼女はもっと私をいじめたいらしい。私は攻められるよりも攻めるほうが好きなのだが。
「貴官は私と喋りたくないのか。嫌そうな顔をして。」
そう彼女は悲しそうに言った。
私は、反射的に、そんなことないよ。と言ってしまった。
そのあと、あの悲しそうになっていたお人形のような顔は笑顔になるのではなく、性格の悪そうな顔で笑っていた。
多分、自分が反射的に言うと思って先の発言をしたのだろう
とて性格の歪んだ人がやる方法だと思う。
心理戦やたまたまならともかく、あの笑い方からして計算してやってやったぞ、みたいなことを思っているに違いない。心理学を応用したりするならまだわかる。だが、これは人の良心を利用した姑息な手段だ。オレオレ詐欺と人の良心に漬け込むのはあまり変わらない。戦略的でもなければ計画的でもない。ただの卑劣な行為だ。なのにそれを堂々とやる。とてもお強いメンタルの持ち主なのだろう。
そして彼女はその顔を崩すことなく次の手を打ってきた。また下劣な戦術を考えているのだろう。
「たくさん趣味の話をしようではないか。」
そう、言ってきた。
いじめとしか言いようがない言葉選び。これは絶対にわざと言っているに違いない。確信犯だろう。
この世の中で確信犯ほど付き合いたくない相手はいない。人間関係の中で一番性の悪連中だ。天然だったらまだ許せる。しかし、あれは最悪だ。自分が罪を犯したのに知らないフリをして、傷つける。特に皮肉られると頭にくる。腸が煮えくりかえる思いになる。良心を利用するのとは別の腹立ちを覚える。会社に1人はいるだろう。このような輩が。皮肉というのはわかりにくいからこそ意味があるのに、そのような輩に限ってとてもメジャーな皮肉り方をしてくる。やるのだったら、ショスタコーヴィッチ様ぐらいとまでは言わないが巧妙にしてほしいものだ。
私は自分の思考を落ち着かせ淡々と言った。
「もっと別の話をしたいな。会ってまだ数日ぐらいだからもっと別のことを語り合わない。」
そのようにいうと、確かにな、と意外なほど素直に答えた。と思ったら、
「だからこそ趣味の話をしよう。趣味の話をすると自然と盛り上がり、仲良くなると
偉い人が言っていた。」と言った。
夜に興味のない話をずっと聞かされるというのだろうか。
多分、彼女は間違っている。多分ではなく絶対にだ。確信できる。その言葉の前には、同じ趣味の人達なら、と言っていたはずだろう。
彼女から地獄絵の招待状を貰うと、チャイムが鳴った。
先程の会話を含め、とても将来が不安になる。
自分はこの学校で生活できるのだろうか。この異常な学校で生きられるのだろうか。社会的。
将来は霞がかり、先が見えないが、しかっりと歩んでいこう。
そう、心に決めた
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