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7話 ハンターさんの世界へ

新展開です。

こちらの話がメインとなります。

前置き長かったかな?w


ジリリリリリ!!ジリリリリリ!!


目覚まし時計の音が部屋中に鳴り響く。


「う、うるしゃぁ……」


啓介は寝ぼけながらも目覚まし時計を止めた。

しかし啓介は起きる気配がなかった。

その間に時間が刻々と過ぎていった。


そして数分後―――


「…そろそろ起きるかぁ………。」


啓介がムクリと起き上がった。

そして、目覚ましを見ると同時に飛び跳ねた。


「うわああああああ!!もう8時20分じゃ……7時だった…。」


時計を見間違えて叫んでしまった。


「啓介ー!朝からうるさいわよー!」


1階にいるお母さんに怒られてしまった。


「す、すんませーん!」


早く目がさめてしまった啓介は短い時間だけどゲームをやろうとした。

だがしかし、宿題を残していたことに気付き

啓介は勉強を始めた。


「ん、んん?3n+2=5…??なんじゃこりゃ、もう答え書いてるジャマイカ!超簡単♪」


啓介はものすごく頭が悪かった。

中2になっても方程式の一つも溶けないのだ。


「オォー、簡単簡単ー!らくしょー!」


そして、宿題が終わり登校まで時間があったため

パソコンの電源を入れ、PCをいじり時間を潰していた。


啓介はそのまま登校時間になったのに気づかずPCで遊んでいた。

すると母親から言われた。


「啓介ー?時間大丈夫なのー?」


「んー?だいじょう……ぶじゃねぇぇぇ!!!ち、遅刻だぁー!」


啓介はカバンを持ってダッシュで1階に降りた。


「やべえぇ!!!い、いただきますっ!」


「あ、ご飯は食べるのね(笑)」


「ったりめぇだ!、飯食わねえと腹減って死んじまう!」


すごいスピードで食べていく。

全く噛んでいる様子が見られない。


「むぐっ、もう時間ない!もう行くわ!」


「はい、行ってらっしゃい、急いでるからって飛び出たらダメよー?」


「あぁ!行ってきまーす!」


啓介はそう言うと家から飛び出していった。

そしてちょっと走ると啓介の動きがピタっと止まった。


「え?どうしたのあの子(笑)」


その様子はまるで非常口のモデルみたいだった。

そしてそのまま180度回転し戻ってきた


「え?え?どうしたの啓介?!」


「しゅ、宿題が机の上だ!」


啓介は急いで2階へ駆け上がり宿題を取りに行った。

しかし、机の上にはなかった。


「あれ?!何処だ?!急いでるのにぃー!!」


啓介はあたふたしながら周りを探した。

けど宿題は見つからない。


「何処だよ!」


そう言いながらカバンの中のファイルを見てみた。

するとそのファイルの宿題は挟まっていた。


「ちくしょぉー!ここにあったのかよ!!」


啓介はまたダッシュで玄関に向かい、そのまま学校へと走っていった。


「気をつけてねー! まったく、そそっかしいったらありゃしない!」


啓介はすごいスピードで走っていた。

足の速さは中の上。

特別速いわけでもないが遅くもない。

人並みに走れる程度だった。


「やばいっ!やばいっ!間に合わねぇ!」


啓介が走っていると前に風船を持った小さな少女がいた。

その子供は大事そうに風船に繋がったヒモを持っていた。

風船にはヘリウムガスが入っており、浮いていた。

すると大きな風が吹いた。

そのとき少女は誤って風船から手を離してしまった。


「あぁっ!待ってよぉー!」


その風船は道路の方へ行ってしまった。

普段は車の通りが少ない道路だったが、この時に限って車が来ていた。


「あ、危ないっ!!」























「…おい、坊や、大丈夫かの?」


目の前にはおっさんがいた。


「……え?」


そしてそこは、すごい格好をした人たちがたくさんいた。


「……ここ、何処?」


「はて?坊や、何処から来たんだい?」


急におっさんに問われた。


「待て待て待て…、え?まず、おっさん誰?」


「おやおや、威勢のいい坊やじゃの わしはこの村の村長じゃよ」


「そ…村長?」


何がなんだかわからない。

啓介の記憶では、学校に遅刻しそうになり、走っている途中少女を見つけその少女が手放した風船を掴んだところまでは記憶がある。

現にいま啓介は手に風船を握っているのだから。

一応夢か確認するため啓介は風船を割ってみた。

すると大きな音を立て風船は割れた。

啓介もちょっとびっくりした。

この感覚は夢じゃなさそうだと判別した。


「坊や、大丈夫かね?そんなにボーッとしてぇ」


すると後ろからごつい体のお兄さんが近づいてきた。


「村長、何かあったんですか?」


そのごつい人はなんだか見覚えがあった。

あの服装といいあの髪型といい。何処かで見た気がしてしょうがない。

そしてごつい人はこっちを見て驚いた顔をしてきた。


「あ…あ…!!この人…!ぼ、僕知ってますよ!」


「へぇ?本当かいな?」


「あ、俺もなんか見たことあるんだけどなぁ…。」


そしてごつい人は言った。


「啓介だろ…?!」


そう、そのごつい人は啓介のことを知っていた。

その瞬間啓介も誰だか思い出した。




「……ミロク!!」












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