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4話 ハンターさんの討伐クエスト

ライムリアの討伐を終えた二人は、途中死にかけていた所を救けてくれた謎の男「まいける」との再会を果たし、パーティーへ入れようという誘いをだそうと計画していた。だがしかし、なんとまいけるさんからパーティーへ入りたいという申請があった。もちろん迷うことなく二人はパーティーへと入れた。まいけるの職業はマジシャンだった。これで、ソルジャー、ガンナー、マジシャンの全種類を使いこなせるパーティーとなった。


「あ、ちなみに、俺はソルジャーも行けるよ」


そう、たかやんはガンナー専門ではなく、ソルジャーも全然行けるのであった。

ミロクはソルジャー専門、まいけるはマジシャン専門、たかやんは、ソルジャーとガンナー。という職業になっている。


そして3人になったミロク達はアドバンス級をめざすために日々修行を続けていた。


「よーし、次は何狩りに行く?」


「うーん、そうだなぁ、なんか足りてない素材とか無いの?」


「あ、あの、私足りてない素材あるんです。」


「まいけるさん、何が足りてないんですか?」


「あ、えっと、メラレイト鉱石なんですけど…」


「鉱石ですか!しかも、メラレイト!?あんなの余裕で手に入るじゃないですか!」


「昨日使っちゃったんですよ、武器の強化にね。だから足りなくて…」


「あ、いいっすよ、行きましょうよ。フェイルの森行けば採掘できるっすよね」


「そうだね、でも、一応環境見とかないと。大型モンスターいるかも知れないからさ。」


「ですね!見てみましょうか!」


3人はクエスト一覧の横に書いてあるフェイルの森の環境状態をチェックした。

するとそこには


「狩猟環境:ややおだやか 天気:曇りっぽい晴れ 大型モンスター:サリアコイル 」


と書いてあった。


「天気:曇りっぽい晴れってなんやねん、っぽいってなんやねん、そして何故天気っていう項目を作ったのか、そんな事より小型モンスターのほうが重要だろうに。」


ミロクがクールにツッコミを入れた。

もう、ツッコミに慣れていて無駄なテンションの高いツッコミとは違い、クールなツッコミだった。


「っつか、サリアコイルかよー!なかなか手強いじゃん!」


「そうですね、でも、サリアくらいなら余裕で行けますでしょ。ついでに討伐しちゃいましょうよ。」


「分かりました!じゃ、ミロク!装備変更し終えたらここで集合な!」


「あいよ」


たかやんが指揮をとってクエストに向かうことになった。

そして3人はそれぞれ装備を揃えたあと、集会所で集合した。


「ヨォし、みんな集まったな!しゅっぱーつするぞ?」


「いいよぉ」


「あ、待って下さい!」


「まいけるさん、どうしました?」


「ピッケル忘れましたw」


「なんでそんな重要なものをww」


「取りに行ってきます。」


「はぁーい」


まいけるさんが行きたいと言った採掘に欠かせないものを本人が忘れるのはどうかしてるだろうと、ミロクはムッすりしていた。


「おそいなぁ」


なんとそれから30分たってもまいけるは姿を表さなかった。

またそれから30分が経過。まだ、まいけるは来ない。


「おい、どういうことだよ、なにしてんだよあいつ。」


「さすがに遅すぎるな、なにやってんだろう。」


「さあな。」


「俺らで違うクエスト行こうぜ。」


「そうだな、そうするか。」


ということで二人は、違うクエストへ向かった。

そのクエストは「ギガアルデン」の討伐クエストだった。

ギガアルデンとはアルデンという雑魚モンの親みたいなやつだ。

正直強くはないが、ギガアルデンから取れる「騎楼獣の牙(きろうじゅうのきば)」が足りてなくて、討伐クエストに行くことになった。

ギガアルデンには1つだけとても強力な技があり、大きな牙で喉元を噛み砕くという技がある、その技を食らってしまうと死んでしまうと言われている。現に、死んでる人も少なくない。


「まぁ、ギガアルデンでも、油断すんなよ。死ぬ可能性だって低くないんだからな。」


「あぁ、わかってる。」


「じゃ行くぞ!」


二人はギガアルデンの討伐へと向かった。


このクエストの狩場はフェイルの森。

比較的狩猟がしやすい狩場だ。

そのおかげで、ギガアルデンをすぐ見つけることが出来た。


「おっと、見つけたぜ!」


今回の装備は、ミロクが短剣、たかやんが太刀を使っていた。

どちらもソルジャーのためすぐに終わりそうだ。


「とりゃァ!」


前回大剣だったミロクは短剣にしたためすごく軽く感じ動きが軽やかだった。

そしてすごくスピーディーできれいだった。


「ふっ!はっ!そりゃぁぁ!」


たかやんは、大きな鋭い太刀をギガアルデンに斬りつけていた。

ガンナーじゃなくても、ソルジャーでも、全然強さは変わらないようだ。

いや、むしろソルジャーのほうが得意そうに見える。


ギガアルデンも負けていない。


「グギャァァァ!!」


大きな声を出し、アルデンをたくさん呼び出してきた。


「ちくしょぅ、こいつらメッチャクチャ邪魔だ!」


「俺に任せろ!たかやんはギガアルデンだけに集中してろ!」


ミロクはそう言うと、短剣でスパスパとアルデンを倒していった。

アルデンはものすごいスピードで数が減っていく。

しかし、それに負けないスピードでアルデンがうようよ湧いてくる。


「コレじゃあいつまでたってもきりがない!ちくしょお!!」


「頑張ってくれ!こっちはもうソロ終わる!」


ギガアルデンも弱ってきていた。

ギガアルデンの目線の先にはミロクがいた。

ミロクはアルデンを倒していたため、ギガアルデンには気づいていなかった。

ギガアルデンはミロクの喉元に大きな牙を突き刺そうとしていた。


「ミロク!!あぶないっ!!!!」


たかやんがそういったときには、もうすでに噛み付く寸前だった。

すると…


ひゅっ!!


ミロクが、急に姿を消した。


「ミ、ミロク…?」


たかやんは噛み付かれなくてよかったという気持ちと、何処へ言ったかという変な気持ちが入り混ざっていた。


「おい、ミロク!何処だ! 痛っ!ギガアルデン邪魔だぁあぁ!!」


大きく太刀を振り回す、すると。


「グギャアアア!!!!」


ギガアルデンは死んだ。

たかやんは一人でギガアルデンの討伐に成功した。


そのころミロクは―――


「俺、なんでベッドの上に…?まあ、いいや。寝るか。」



時間を遡ること3分。

現実世界(リアルワールド)では…


「啓介ー!ご飯よー!」


「はぁーい  今ギガアルデンの途中なんだけどなぁ…。まぁ、あとでも来れるからいっか!ぶちっちゃえw」


「ほら啓介!ご飯冷めちゃうわよ!あ、ラーメンだった。麺のびるわよ!」


「はいはーい!今行くからー!」


ということだ。

啓介が突然電源を消したため、ミロクが急に消えたのだ。

消えたと言うよりは、ログアウトしたという方が正しいのか。


どちらにせよ、ミロクの安全確保だ。


「今日はもう召し食ったら寝よっと。」


ミロクは、明日まで目をさますことはなかった。

ベッドの上でいびきをかき、疲れをとっているようだ。


「ミロク何処行きやがったんだ?ったく、あした聞いてみるか。今日はもう落ち」


―――たかやンさんがログアウトしました。






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