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10話 ハンターさん達の素晴らしきコンビネーション




アルデンが吠えると奥からギガアルデンがやってきた。


「おっ!良い奴がキタじゃねぇか!」


「啓介さん、ファイトです(笑)」


「フレーフレーけっいっすっけ!」


たかやんとミロクとまいけるの3人で啓介を応援することになった。


「ちょ…!おかしいだろ!素人だぞ?!」


啓介は本気で困った表情を浮かべている。


「啓介さん!安心して下さい、何かあったらサポートしますんで!」


まいけるただ一人が啓介の味方だった。


「まいけるさん…あなた、本当にいい人です…(泣)」


啓介は感動し、涙を流しかけていた。

だが、そうこうしているうちに

ギガアルデンはだいぶ近くまで近づいてきていた。


「よっしゃ行くぜ!」


啓介はそう言うとギガアルデンに向かって走りだした。


「グギェ……ギュ…?グギャア!?」


気付かれた。


「グギャアアアアア!!!!」


「うおぉい?!」


耳栓をしてても耳が痛くなるほどだった。

ミロク達3人はまいけるさんの魔法によって完全に防音の耳栓状態になっていた。


「おい!ずるいぞ!」


「防音だから聞こえないなり☆」


「てんめえぇぇぇぇぇ…、あとで覚えとけよ!!」


「聞こえないなり☆」


「あぁーもぅ!もうイイ!」


啓介は諦めてギガアルデンと戦うことにした。


「うおりゃァー!」


短剣で斬りかかっていった。

さすがにもう空振ることはなかった。


ズバッ


しかしギガアルデンは微動だにしなかった。

あんな短剣で一太刀入れられたくらいじゃ、まったく効き目がないようだ。

すると、ギガアルデンはこっちに向かって尻尾を振り回してきた。


「うわあぁお!」


啓介は咄嗟の判断でしゃがみ回避した。


「無理無理無理無理!!!」


啓介はミロクたちの方へと逃げていった。

しかしミロクたちの前には見えないバリアが張られていて、触れることが出来なかった。


「なんなんだよっ!ったく!しゃあねぇな!」


啓介はまた短剣で斬りつけ始めた。

その短剣で何度も攻撃してると、短いくせにギガアルデンに深い傷を負わせることが出来た。

一瞬ギガアルデンがよろめいた。


「どうじゃ!」


するとギガアルデンはすてみタックルをしてきた。

それは啓介にもクリーンヒットし、大きなダメージとなった。


「クッ…!コレ防具なあったらイチコロだな…」


啓介はそう呟いているとき、うしろからアルデンに噛まれた。


「うわ、痛ぇ!」


牙はかなり鋭利なものだったので傷はかなり深かった。


「ぐああああっ!!」


かなり痛いようだ。


「おいおい、啓介ダメダメだなー」


「仕方ないですよ、初ですから」


「初であんだけ出来んなら、俺凄いと思う!」


「あぁ、そうだな!よく頑張ってぞ啓介!」


そういうと3人はバリアを壊し出てきた。

そして一人一人武器を構えた。


「行くぞ」


その掛け声と共にミロクは左へたかやんは右側へと走りだした。

まいけるはその場で杖を構え詠唱を唱え始めた。


「無数の光が刀となり 身の自由を消滅せよ 千本光刀サウザンド・クリアナイフ


ギガアルデンの周りに光の透明な剣が出てきた。

それが一斉に刺さる。


「ギャァッ!!!」


痛みは多少ある、しかしこの魔法は相手の身を封じる魔法だ。

その剣に刺されている間は、体の身動きがとれないのだ。


「今だ!」


ミロクがそう言うとたかやんはボウガンでギガアルデンの顔を集中的に打ち続けた。

その間ミロクは正確に顔面に刀を入れていた。


「紅き魂よ 灼熱の炎で焼き尽くすがいい 鬼人化(レッド・パラディアン)


そう唱えるとたかやんとミロクの攻撃力が格段と上がった。


「グギャアアアアアアアアアアアア!!!!」


そして、千本光刀が切れる頃には、ギガアルデンは死んでいた。


「ふぅ、一件落着」


「啓介さん、怪我の方は大丈夫ですか?」


「あ、あぁ、大丈夫だ。それよりお前ら、強いな、尊敬するぜ」


「まぁ、コレくらいのモンスターくらい余裕のよっちゃんだぜ!」


たかやんのボケに突っ込む奴は誰一人いなかった。


「さぁ、とりあえず素材剥ぎとって村に戻るか!」







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