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第18話 ターン制バトル

急激に早まる走馬灯。

景色が凍りついたように動きを無くしていく。

音もまたその源の正体を失ったかのごとく低い間延びした空気の振動となる。


なんか、段々エスカレートしてる気がするのよね。


1秒が10倍、100倍に引き伸ばされる。


感覚的にはそのままだから、日常生活は不便極まりないけど、狩りとかでは効果絶大!


1番近くにいた狼の魔獣が気がついたみたい。

振り返ってこっちに飛びかかってこようとする。


それが全部見えている。

毛の下の筋肉の動き、視線の方向、攻撃の方法まで。

ただ見えているだけ。


でも、あっちからすると、即座に反応されてる気分だろうね!ほんとは見て反応するまで1秒位かかるのが、その1/100とかの時間で反応されちゃうんだから。


私にとっては、これはターン制バトルにちかいのだ。


振り抜く兼定が狼の頭に食い込む。


頭蓋骨が歪み、そこから何かモヤのようなものが吹き出して、姿が消えていく。


狼の中心に魔石だけを残して。


いただきー♪


宙に浮く魔石をつまみ、ポケットに放り込む。

いいお小遣いになるのだ、これが。


では、次行ってみよー


狼魔獣との戦いの鉄則は囲まれないこと。

囲まれると走馬灯でも対応できなくなるからね。反応が早くなるだけで、動きは普通の人だしね。


だから突っ込まない。

外から一匹ずつ。

向かって来た奴を優先。


これくらいの魔獣はあまり考えないで本能で向かってくるから、見て対応できちゃう私にはイージーモードだ。


そうして10匹程魔石に変えたところで、街の門の前がおかしいことに気づいた。


なんか馬車みたいのが倒れてるじゃん!!

馬車の影から棒が振られてるけど、もう馬車がボロボロで今にも崩壊しそう!


つっこむ?んー!!

囲まれちゃうしなー!

でも一匹ずつ倒してたら間に合わない。


剣士さんは……、1人来てる!よし、ならいこう!


馬車に向かって突っ込みながら、一匹は魔石に変えた。拾う暇はない。


馬車に到達、同時に襲ってくる二匹。

片方に突っ込むようにして身体を突く。

もう一匹とは距離が空く。

攻撃をかわせるだけの時間分の距離。


飛びかかってくる牙を躱す。

筋肉がきしむぅ!


すれ違いざまに胴体に兼定を叩き込み、モヤにする。


残りは……10匹か。まだ多い。

そして囲まれてる状態。


ほんの一瞬の対峙。

一斉に飛びかかってきた。


1番突出してるのに向かったその時


宙を舞う影から、剣閃が走る。

舞のような動き、夕暮れの日の光が剣に反射し、煌めくような光を身体にまとっているかのよう。


一度の跳躍で4体の魔獣が魔石に変わった。


「美少女剣士!平気か?真剣な顔も、とっても素敵だね!デュフ!」


お前が来たんかぁぁぁぁあ!



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