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第134章 ― オルニスケム対アスガルド

「この作品は純粋なフィクションであり、いかなる論争を引き起こしたり、人々の考えを変えたりすることを意図したものではありません。作品に描かれている出来事は、著者の見解を反映するものではありません。物語の一貫性を高めるために、一部の歴史的および神話的な出来事は改変または変更されています。この作品は、古代の出来事に関する歴史的または宗教的な言及を意図したものではありません。」

「オラはモージだべ、“怒り”の神だ」

トールの金髪の息子は巨大な斧を構え、オルニスケムを指した。

「オラはマグニ、“力”だべ」

もう一人の息子も、ほぼ同時に斧を掲げた。

二柱はほとんど同じ鎧を身にまとっており、髪色と髭が違わなければ見分けはつかなかった。

「私はメンルヴァ。そしてこちらがタニアとアンナ。この三人で相手をする」

空が暗転し、雷鳴が轟く中、エトルリアの女神が宣言した。

「あなたは木星星座なんですね……資質、確かめる」

ヘイムダルは無感情に言い、地面に突き立てた剣の柄を握り、目を閉じた。

「いつでもいいわ」

タニアはモージに向けて言った。

「きょうはね〜、アンナたちの特訓の成果、見せるよ〜」

アンナはマグニへ剣を向けた。

「フル・コンプナ・ヴォルン(Ful-kompna vǫrn)(絶対防御)」

その瞬間、モージとマグニが同時に突撃し、斧で攻撃を仕掛けた。

タニアとアンナは軽々と回避し、そのままの動作で、タニアは炎の爪をモージの腹に突き刺し、アンナはマグニの腕を一刀で斬り落とした。

二柱の神はその勢いのまま地面へ叩きつけられた。

メンルヴァは雷槍をヘイムダルへ投げる。

不可視の障壁に触れた瞬間――時間が停止した。

次の瞬間、巨大な衝撃波が爆発し、メンルヴァを直撃。

骨と内臓が砕ける感覚と共に吹き飛ばされ、血の海に叩きつけられた。

「完全防御だ」

ヘイムダルは一歩も動かずに言う。

「攻撃はすべて、回避不能の反撃になる」

「思ったより強えな……」

モージは立ち上がりながら言った。傷はすでに再生している。

「おもしれぇな、こりゃ」

マグニも腕を再生させながら笑った。

「メンルヴァ!?大丈夫!?」

アンナは血まみれの彼女を見て叫んだ。

ロドリゴたちが動こうとしたが、メンルヴァが制止する。

「これが限界なら、アテナ様が私を選ぶはずがない!」

その瞬間、彼女は消えた。

残ったのは電気の残滓だけ。

次の瞬間、雷が隕石のように落下し、ヘイムダルの障壁を直撃。巨大なクレーターが生まれる。

中心に立つメンルヴァは全身から血を流しながらも笑っていた。

「転移でも突破不可だ」

ヘイムダルは淡々と言う。

「想定通りよ……でも収穫はあったわ」

モージとマグニは並び、斧を掲げた。

「トヴィーブラ・ビュルギャ(Tvíburabylgja)(双波)!」

超音波の嵐がタニアとアンナへ襲いかかる。

アンナは盾ドゥバンを展開。

二人は吹き飛ばされ、メンルヴァの横へ叩きつけられた。

「甘く見るな……あいつら、本気で殺しに来てる」

「メンルヴァ!傷が治ってないよ!?」

アンナが叫ぶ。

「この反撃、異常よ……アレスでも、ティニアでも無理でしょうね」

「手伝う?」

タニアが聞く。

「いいえ。遊びは終わりよ。ヴィンランドへ急ぐ」

「じゃあ全力だね〜」

アンナは拳をタニアに当てる。

「当然よ」

炎がタニアの拳にまとわりつく。

「まだ足りねぇ!」

モージが叫ぶ。

「これが本気だべ!」

マグニも続く。

「トヴィーブラ・ビュルギャ(Tvíburabylgja)(双波)!」

再び嵐が全てを消し飛ばす。

そして静寂。

煙が晴れた時――

タニアは片手でそれを止めていた。

マンティコア形態に入っている。

「ありえねぇ!?素手で止めただと!?」

モージが叫ぶ。

その背後、アンナは巨大な剣グラムを構えていた。

「それ……グラム!?ファフニール倒した剣だべ!?」

マグニが驚く。

「そうだよ〜。これで〜、ふたりとも、真っ二つにするね〜」

アンナは無邪気に言った。

「そんなもん使わせねぇ!そぎゃあ刀はな、英雄シグルドって人が使ったもんじゃ。おらの世界のもんだでな!」

モージが吠える。

「やってみなさい」

タニアが言う。

「賭けしようよ〜。勝った方が剣ね〜」

アンナが笑う。

「ふざけんなだべ!」

モディは唸った。

一方、メンルヴァはヘイムダルの前に立つ。彼女は怪我を負っていても、笑顔を絶やさなかった。

「確認させて。攻撃の強さに関係なく反撃は一定?」

「三度目で死ぬ」

ヘイムダルは言った

「……思考が読めない。」

ヘイムダルは考えた

「焦ってる?」

メンルヴァが笑う。

「反撃は時間停止だ。防御不可」

「試すわ」

メンルヴァは小さな火花を投げる直前、両手を広げる。

「マレナ・カペリ(Malena Caperi)(ミラーコート)!」

半透明の円形障壁が展開される。

接触――時間停止――衝撃波爆発。

障壁は砕け、メンルヴァへ直撃。

だが砕けた破片は停止空間に留まり、時間再開と同時にヘイムダルの障壁へ逆流。

障壁は粉砕され、そのまま身体を貫いた。

装甲が爆散し、骨も臓器も粉砕される。

一方メンルヴァは耐え切った。

同時に――

「ラハフ・シャルシ(Rahafu Sharshi)(飛翔獣)!」

タニアがモージを両断。

「スール・バロル(Súil Balor)(バロルの邪眼)!」

アンナがマグニを斬り裂く。

三柱は崩れ落ちた。

「……どうやった」

ヘイムダルが弱々しく問う。

「思考読んでるの気づいたから、歪めたのよ」

手を差し出す。

ヘイムダルはそれを取り立ち上がる。

「盾じゃない。“鏡”よ。反射しただけ」

「……合格、か?」

「だね〜?」

アンナが言う。

「剣はもらうわ」

タニアも続く。

「……認めるだべ」

モージが膝をつく。

「親父より強ぇかもな」

マグニも言う。

「……問題ない。トールに匹敵する」

ヘイムダルは淡々と告げた。

「ティニアはエトルリア神話の主神である。」

「シグルドは北欧神話とゲルマン神話に登場する伝説の英雄であり、ジークフリートとも呼ばれる。」

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「ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もぜひお楽しみに。」

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