第12章 — キャンプファイヤーを囲んでの夜
「この物語は歴史と神話をもとにしたファンタジーです。」
その夜、三人は洞窟の外で焚き火を囲み、アンナが故郷の物語――王の猟犬を殺してその代わりに仕えることになった英雄ク・フーリンの話――を語った。
彼らは酒を飲み、踊り、笑い、やがて焚き火の光の中で眠りについた。
翌朝四時、ロドリゴがいつものように目を覚ますと、タニアとアンナはまだ寝息を立てていた。
タニアはまるでライオンのようないびきをかいていた。
退屈したロドリゴは、外を散歩して自然を眺めることにした。
六時半になっても二人は眠ったままだった。
ロドリゴは暇を持て余した。
彼は常に早朝から動く生活をしてきたため、じっとしているのが苦手だった。
八時になってもまだ寝ている。
「朝から訓練だって? 冗談じゃないな……」
ロドリゴはぼそりと呟いた。
波を眺めて気を紛らわせたあと、九時頃に戻ると、ようやくタニアが起きて朝食を作っていた。
「まさか、あの酒好きが早起きするなんて思ってなかったでしょ?」
タニアがからかうように言った。
ようやく十時を過ぎて、アンナが寝ぼけまなこで起き上がった。
「ルイ、ごめんね!寝坊しちゃった!」
「だいじょうぶ、僕も今起きたところだよ」
ロドリゴは嘘をついた。
「嘘ね」
タニアが言った。
「四時から外をうろついてたくせに」
「じゃあ、ご飯のあとで少しレッスンしようか?」
アンナがまだ半分寝ぼけながら提案した。
タニアが焼いたパンを、彼らはチーズと自家製のビールで食べた。
ロドリゴはふと、二人の女神の美しさに気づいた。
まるで王宮の姫のようで、彼がこれまで出会ったどんな女性よりも完璧だった。
“こんな彼女たちに、恋人はいるのだろうか?”
そんな考えが、彼の胸をよぎった。
アンナはタニアより少し小柄で細身だったが、胸は控えめだった。
一方で、ベルベル人の女神タニアは見事なまでに豊かな体をしていた。
「ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もぜひお楽しみに。」
「翻訳に間違いがありましたら、お知らせください。」
「とても感謝しています。」




