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姫様あどべんちゃー  作者: ひろーら


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3/7

第三話 姫様、戦国で大暴れ?!

登場人物紹介

アズサ姫 姫様、タイムトラベラー。

ハル   姫の友人、タイムトラベラー。

サカモト 戦国武将、サハラ城城主。

ヤマト  サカモトの腹心。

ミハル  アズサ・ハルの世話役。

タスケ  サカモトの部下。

サンタ  サカモトの部下。

カイザン サハラ城を狙う敵城主。


*登場する名称等は全てフィクションです。

「アズサ、戦国ヤバいって。」

「ハルちゃん、ビビってんの。」

マジ、戦国時代の怖さ寺子屋でやったよ。

「早くネジ回して別の時代に行こ。」

「ハルちゃん…、ネジ回らない…。」

人生最大の危機やな。どうにかならんか。

「おい、ねーちゃん。こんな所で何やってんだ。」

「俺たちと遊ぼーぜ。」

野武士か。こういう奴ら始末に悪い。

「あははは、道に迷ったかなぁ。」

「それじゃ、俺らのアジトに連れてってやるよ。」

それ絶対ダメなやつだよ。何とか逃げないと。

「私達家に帰りますから。」

「おい、こいつら逃がすな!」

もうダメか…。ん?

「ぎゃ!」

「うげ!」

野武士たち何か皆倒れてる。

「大丈夫ですかな、お嬢さんたち。」

誰?この人?

「助けて頂いてありがとうございます。ところであなた様は?」

「私はサハラ城城主のサカモトと言います。」

「えっ、陰陽師の?」

「いえいえ、私はただの武将ですよ。陰陽師などではありません。」

「サカモト様、この辺りは危険でございます。この方々を城にお招きしては。」

「そうだな。ヤマト、この方々を城へ。」

「はっ、かしこまりました。」


サハラ城にサカモトさん一行と入る。

「ミハル、ミハルはおるか。」

「はい、サカモト様。何かご用でしょうか。」

「このお嬢さん方の面倒を頼みますよ。」

「かしこまりました。ではこちらにどうぞ。」

ミハルさんの案内で部屋に入る。

「申し遅れました。私はミハルと言います。サカモト様の下でこのサハラ城で働いております。」

「私はアズサでこっちはハルです。ミハルさんよろしくね。」

「アズサ様とハル様ですね。どちらからお越しですか。」

「ちょっと、いやだいぶ遠い城から来ました。」

「それはお疲れでしょう。ごゆっくりお休み下さい。食事の支度が出来ましたらお呼び致します。」

「あの、サカモトさんは?」

「サカモト様もご一緒に食事されますよ。」


ミハルさんが呼びに来た。

どうやら食事の準備が出来たみたい。

「サカモトさん、危ない所ありがとうございました。」

「この辺りも治安が悪くなりつつあります。それもあのカイザンの仕業でしょう。」

「ハルちゃん、これ美味しいよ。」

「あんた、またがっついている。」

「遠慮せずお食べ下さい。ところで、先程陰陽師と私に言いましたが、我が先祖にゆかりのあるお方ですかな。」

「陰陽師のサカモトさんにはもののけ退治でお世話になりました。これ、その時貰ったお札です。」

「これは護符ですね。私には陰陽師の力はありませんが、どうやらあなた方には何か協力をする必要がありそうですね。」

「このカラクリ箱に妖力を入れて、時代を移動しました。」

「なるほど。しかしこの時代にはもののけなど存在しません。ですが、あなた方がここに来たのは何か理由があるはず。」

「サカモト様、よろしいでしょうか。」

「どうしたヤマト。何かあるのだな。」

「はい、敵城主のカイザンは短期間で勢力を増しております。噂では人ならざる力を使うとも。」

「うむ。この辺りは長らく平和であったのに、カイザンが現れてからは乱れておるな。」

「サカモトさん、私お礼にカイザンとやらのこと調べて来ようか。」

「アズサさん、お気持ちは嬉しいですが危ないですよ。」

「アズサなら大丈夫かな。頭はちょっとだけど運動は得意だしね。私は頭脳派だから留守番するよ。」

「ハルちゃんの分まで活躍するよ。」

「分かりました。敵の偵察はお願いしますが、一人では危ないので部下をお供させます。タスケ、サンタ、おるか。」

「は、サカモト様、ここに。」

「よいか、二人ともアズサ殿と一緒に敵地偵察をしてまいれ。」

「は、かしこまりました。アズサ殿よろしくお願い致す。」

「よろしくねー、タスケっち、サンタっち。」


翌日、偵察隊の出発だ。

「アズサ、護符持った?」

「うん、オヤツも入れたよ。」

「遠足じゃないんだから、しっかりしてよね。」

「ハルちゃんは心配性だね。」

こいつ本当に大丈夫なんだかね。


「アズサ殿、武芸は得意なのでござるか。」

「タスケっちは強いの?」

「サカモト様とヤマト様にはかないませんが。」

「サンタっちは?」

「タスケと同じくらいでござる。」

「まあ、何とかなるよ。」

「アズサ殿は愉快でござるな。」

「よく言われるよ。」

何か周りにいる。敵か?

「お前らサカモトの所の者だな。」

「カイザン様の所に行くつもりか。」

「問答無用だ。切れ!」

いきなりだな。まあ腕試しにはいいかな。

アズサは薙刀を構えて振り回す。

「はー、そこ!」

続けて素早く切る。

「大したことないね。」

敵兵士は全員倒した。

「アズサ殿、めちゃくちゃ強いですな。」

「体動かすのは好きなんだよね。」

「ハル殿が任せるというのも納得でござる。」


「あそこがカイザンの城かな。」

「あそこの空、真っ黒でござる。」

「カイザンはバケモノでござるか。」

怪しい雰囲気だね。

ヤバ、城の見張りに見つかった。

「おい、そこの怪しいヤツ!」

「捕まえろ!」

ワラワラ兵士が来たな。

「タスケ、サンタ。先にサハラ城に逃げて!」

「アズサ殿は?」

「こいつら倒したら城に戻るからさ。」

「ご無事で!」

2人は走って城に向かった。

後は見張りを蹴散らす!

「このアズサさんに歯向かうとは、無謀な人たちだこと!」

薙刀の回転が早くなる。見張りたちはバタバタと倒れていく。

「そろそろ撤収かな。」

「そうは行かぬぞ。」

誰だ!あっ、あいつは!

「あんたがカイザンね。」

「いかにも、お主何者だ。」

「あんたのせいで皆困っているの。」

何かカイザン唱え始めた。

「あっ!」

目の前が真っ暗になり意識が遠退く…。

「牢屋に連れて行け。」


第四話 予告

敵の城に囚われたアズサ。カイザンの目的は何か?サカモト軍の反撃が今始まる。

次回 「姫様と戦国魔人!」


アズサちゃん大ピンチ。サカモト城主は陰陽師サカモトの子孫なのです。戦国編次回もお楽しみに。

ではまた。

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