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6.大商人。

忙しい時は一旦休止にしようかなぁ...と思った今日このごろです

...広いなぁ。

街を歩くこと15分。外から見ても分かる通りに街はかなり大きかった。軽く村の3倍位あるんじゃないか?ちなみに今は兄さんがいつも仕入れてる商人さんの館に向かっている。街に入ってからかれこれ10分くらい歩いている。今はたくさんの種類店が立ち並ぶ商店街を歩いている。

「館はこの商店街を抜けてすぐ右にある。あと少しだから頑張れ。」

「わかった。割と近いんだねぇ。」

「まぁそうだなぁ...」

ということらしい。街の中央部とかになくてよかったな。それだったら絶対体力持たないだろうしな。

「着いたぞ。ここだ。」

「でっかぁ...」

驚いた。兄さんの施設とあんまり大きさ変わらなくないか?正直もっと小さいと思っていた。え?商人ってそんなすごいのか?

「失礼する。」

「ん?君は...スタール君かね?」

中に入るとそこには机で何やら事務仕事をしている男の姿が見えた。

「ああ、そうだ。隣にいるのはトール。俺の弟で今日からうちの施設で働くことになった。何かあったときのためにも一応あんたには紹介した法がいいと思ってな。」

「なるほど。では軽く自己紹介を...」

そういうと男は立ち上がり、こちらへ向かってきた。

「私の名前はゴンザレス。大商人ゴンザレスだ。これからよろしく。トール君。」

「あ、えっと、よろしくお願いします。ゴンザレスさん。」

意外と普通に優しそうだな。オーラが物語っている。

「して、スタール君。今日はどうしたのかね?」

「あぁ、そうだった。一応収穫した果物のサンプルを持ってきてみた。味はトールが食べてるから多分大丈夫だと思う。」

あれ僕実験台だったのかよ!!どうすんだよ変なの混ざってたらぁ!

「なら大丈夫だろうな。それでは少し分けてもらおう。」

「あぁ。とりあえずこれらの使えそうな傾向も見えてきている。トールも言っていたが最悪匂いの成分を強めに出してみれば茶とかに使うこともできるような感じだ。」

ん?もしかしてあの時食べたのって全部僕が実験台になってたってこと?まぁ美味しかったしいいけど。

「ほう。それなら正式に商品として取り扱うことも目処に入れられますね。私的にはあの商品はかなり気になってましたからね。なかなかない珍しい商品ですしね。」

「そうか?」

「まぁ金の果物は中々見ないですね。街でも出回って無いですし。希少性も高いですし、その食べた後の効力もなかなか無いですね。ぜひどのようにつくっているのか教えてもらいたいくらいですね。」

効力?なんだそれ。あんまり何も感じなかったんだけどなぁ...

「まぁそうだな。だがそう簡単に作れるものではないしお前達には恐らく無理だ。条件が厳しすぎるしな。」

だからあんな施設使ってるってことかな?

「あぁ、そうだ。トール君、僕はスタール君と少し話があるから一回上で待っててもらえないか?」

「あ、はい。大丈夫です。」

僕は二人の会話を耳にしつつ館の上の階へ向かった。

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