表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

46/59

ブルーフレアは出会ってしまった。ホワイトクロウ、レイドバージョン!

マユリ「ブルーフレアの戦いは面白いよ!」


ハツネ「冒険者チームはなんか持ってるのよね」




(マユポンチャンネルの生放送が始まる。コメントは今回はなにが起こるのか誰も予定を知らされていないため動揺が広がっている。画面に赤紫のリボンを鉢巻きのようにつけて白い革鎧を身に付けた黒髪黒目の少女、ハツネがマシンガンを抱えて現れる)


『はい、異世界からこんばんは。今日はですね、新システム、レイドボスの公表です。レイドなんでね、一チームでは勝てない仕様なんですけど今回はですね、ブルーフレアのメンバーがちょうどダンジョンに潜ってますので、潜ってくれておりますので、このレイドボスをぶつけてみたいと、思います!』


(コメント:いくらブルーフレアでも複数チーム相手にできるレイドボスは辛いだろ)


(仰ぐ:テストだろ。大方マユリがストレス発散で出てくるんだろう)


(ヨミ:なぜ仰がない)


 仰ぐの予想通りホワイトクロウが現れる。白い稲妻をまとったホワイトクロウは異常な雰囲気を醸し出している。ブルーフレアが会敵する全身白い装備に白い髪、白い瞳、白い帽子、身長は148センチ。もともと異常な気配をまとっているホワイトクロウである。プレッシャーが半端ではない。


「なんかヤバそうなの出てきたんですけど?」


「ホワイトクロウ? 雰囲気が違うね。みんな防御体制!」


 ミントとクミンが警戒を示す。アニス、バニラ、サフランはそれぞれの銃器を構える。


『レイドボス、ホワイトクロウレイドです。ブルーフレアには試験的に彼女と戦ってもらいます』


 ハツネの声が響く。ブルーフレアメンバーは聞いてないよぉ、と戸惑っている。


『一応負けても報酬出るからね、実験に付き合ってくれる?』


「もう目の前に敵が出てるんだから戦うしかないんでしょう?!」


 ミントの声は悲鳴のように響く。ブルーフレアなら受けてくれるかなって選んだんだよ。一応レイド戦は二十人チームでプロが当たらないと勝つのが難しい仕様になってるよ。一チームでは勝てないね。ただお試し版なのでヒットポイントは四分の一になってるよ。ギリギリ勝てるかな。


(カレー:またマユ姉の無茶ぶりか)


(仰ぐ:うちのチームもやりたかったな)


(サトリ:ダンジョンアタック中にこんなのが出たらやってられんぞ)


(スズメ:うちがやりたかったです)


(ミリアム:スズメちゃんのとこはランダムエンカウントボスでやってたじゃん)


(ハギ:一回くらい倒したいんですけどね)


『一応ランダムエンカウントの方はレベル五十あれば五人で楽に倒せるんで星の閃光チームはもう勝てるはずだよ。さあ泣いても笑っても逃げられない。ホワイトクロウレイドを倒せ!』


「行くよみんな! たぶん全体攻撃とかしてくるから気を付けて!」


 ミントさんはアプリやりすぎなんだよ。よく読んでるね。やるよ全体攻撃。


『メテオレイン』


「いきなり大技勘弁して!?」


 空から銃弾の雨が降ってくる。ホワイトクロウレイドはランダムエンカウントのホワイトクロウより攻撃力は低いが体力と魔力が大きい。カラーリングもサービス版にして3500%当てないと倒せない。


「確かに複数チームじゃないと勝てなそう!」


「だがダメージが押さえられているならギリギリ勝てそうな気もするぞ!」


 リーダーのミントさんは腰が引けてるけどエースのサフランさんはヤル気満々だね。


『セレクティブショット』


「うおわっ! 狙われてる?!」


 全体攻撃だけじゃないよ。エースのサフランさんを狙い撃ち。躱されたけど。狙いがバレバレだったかな? サフランさんは青い髪に青い瞳の長身女性だよ。


「クミン、アニス、撹乱お願い! バニラはスナイプに集中して! 前衛は私とサフラン!」


『全員:了解(ラジャー)!』


 動く要塞レイドボス、通常の戦術では勝てないよ!


 しかし団体戦現在三位のプロチームブルーフレアも伊達ではない!


「全員散開! 虹色カートリッジロケットランチャー発射!!」


『ぐうっ!?』


 大ダメージ! 虹色カートリッジによる鮮やかな着色でロケットランチャーをもらってしまったよ!


『レイドボス倒せそうじゃん! ホワイトクロウもボスなんで耐えてくれる?! ブルーフレアの完璧な作戦勝ちだよ!!』


『ホワイトクロウ、HP三割を切りました』


 ハツネお姉ちゃんにも予想外の展開。イリアちゃんが冷静に実況する。


『メテオレイン』


『全体攻撃! クミン、アニスが脱落! 前線を張ってるサフランもキツいぞ!』


 しかし熟練の冒険者サフランはここを勝機と見た。一気にホワイトクロウに詰め寄る。


「特攻!!」


「バニラ援護お願い! 特攻する!」


「任せて!」


『うおおおお!!』


『ホワイトクロウHP残りわずか! ここでブルーフレアの特攻は厳しいぞ!!』


 サフラン、ミント、バニラの順でマシンガンによる特攻を仕掛ける。そしてついにホワイトクロウが撃沈。敗北ムーブが始まる。


『私はあなたたちの色に染まったのね……』


 怒涛のブルーフレアの攻撃によりホワイトクロウは倒れた。足元から崩れて石膏のように崩壊していく。


『ホワイトクロウレイド撃破! ブルーフレアの金星だー!!』


「よっしゃー!」


「やったやった!」


「うちのチームにも勲章ができたな!!」


 ミント、バニラ、サフランの雄叫びが響く。戦いは終わった。


(カレー:うちもやりたいよー)


(サトリ:見事な戦いぶりだったな)


(ハギ:ロケットランチャーの使い方が見事でした)


(レニー:素敵な試合でしたね! みんなでフルパワーホワイトクロウを倒しましょうね!)


 放送が終わってもブルーフレアを称えるコメントは掲示板でも続いたのであった。






マユリ「ホワイトクロウで負けちゃったよ」


ハツネ「ステータスマックスなら一チームには絶対負けないからね」


スズメ「エンカウント率が低いです!」


サフラン「ポンポン出られたら困るわ」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ