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神様の普通の遊び

マユリ「何気ない日常が楽しい」




 お金が手に入ったからお買い物行くね。カリンお姉ちゃんが誘ってくれた。普通に遊ぶの楽しみだよ!


「はい、お財布」


「ありがとう! 可愛い猫のやつだ! やったね!」


「あんたそういうの好きかと思って」


 ピンクでモコモコした手触りで・ω・の顔の猫のマークが真ん中に付いている。ファスナーで開いてお札とコインとカード類が分けて入れられるようになってるよ。小物も少し入れられる。可愛い!


「ありがとう~♪ お買い物が楽しみだ! 支払いはまかせろー! おごってもらうんだった」


 早速繁華街に行くよ。カリンお姉ちゃんはさすがに普通のおしゃれな高校生風衣装だね。白黒シマシマのTにチャコールのジャケット、スカートじゃなくて白のパンツだよ。あとは目立つ髪を隠すためか唾の広い帽子を深く被ってるね。グレーの偏光グラスもつけててお忍び風!


 私は見た目は日本人風のままで良かったな~。


「……あんたもめちゃくちゃ目立つっつーの。女神なんだからオーラとか出てるし」


「うーん、隠しようがないよぉ。地味に見えるようにしよう。えい」


「うわ、どう切り取っても美人なのに地味に感じる!」


 神に不可能はないんだよ。でも悲しいから普段はやめとこう。感情のコントロールとかは楽しくないからしないよ。


「さて、どこから行くか」


「ウインドウショッピングからの~お昼はパスタ食べたい! 明太子ぉ~」


「ぷっ、なにそれ」


 ダグラスさんの真似だよ。知らなくても面白いよね。男声の音の重さは真似できないよ!


「ここ入ってみようか」


「うん、配信していい?」


「いいよ」


 配信スタート! 私の動画で一番地味かも知れないけどワクワクしてるよ~。動画の方は編集で地味さを消しておこう。


(カレー:お、買い物か)


「カレーお母さんはいっつも早いんだよ」


(カレー:誰がお母さんだ)


(仰ぐ:買い物か。私も行くかな)


「お、合流する? お昼はパスタだよ。明太子ぉ~♪」


(ハツネ:ぶはは!)


(カレー:www)


(アリス:おー、ここ地元じゃん)


「そうなの? パスタおすすめある?」


(アリス:○✕街の△▼ってお店、あそこ行くといいよ)


(仰ぐ:そこか、近いわ。ちょっと待ってろ)


「行ってみる! ありがと!」


「便利だねぇ」


 カリンお姉ちゃんの方が身長低いので手を繋ぐのは嫌がられたよ。小さくもなれるけど……まあいっか、地味にはしてるし。


 町並みはゴタゴタしてるね。置き看板が多くて道が狭く感じる。下は石畳でアーケードになってるよ。シャッター街にはなってないね。活気ある町並みって感じ。コツコツ足音が行き交うのがいい感じ。人はまあまあ多いかな。油断するとぶつかるくらいは歩いてるよ。変な人はいないな。みんなオシャレだなぁ。


「まずは二、三件冷やかして回ってみるか」


「いいねぇいいねぇ♪」




 カリンお姉さんとまずはデパートに入ったよ。服とか本とか和菓子とケーキの店を見て回る。楽しい。


「服とか神気で作れちゃうからなぁ」


「そうだねぇ。でもデザインの勉強になるよぉ」




「本も漫画くらいしか読まん。お、新刊見っけ」


「週刊誌とかかさばるよねぇ。図鑑探そ」




「和菓子も最近はいろいろあるなぁ」


「ケーキも見たことないのあるよ。また作ってみよ(創造スキルで)」


(カレー:いいなぁ。まゆ姉今度ショッピングしようぜ)


「いいねぇカラダン地下二階回ってみよ?」


(カレー:あんまりじっくり見たことないもんなぁ)


「今度あそこにレース場作るらしいよ。魔法攻撃能力アリのカラフルカート」


(カレー:面白そうじゃん)


「戦車を使って戦えるのとか考えてるって」


(仰ぐ:ハツネさんってよくいろいろ思いつくよな)


「百個思いついて三つくらい採用するんだって。チートだよねぇ」


(ハツネ:ゲーム好きなだけだけどね! 他には課金してペットを捕獲できる公園とかもいいかなって。カラフルダンジョンの魔物テイムしたいって人がいるんだよね)


(仰ぐ:それはいい。あー、でも地球に連れ帰れないからなぁ)


「それならぬいぐるみと交換とかもするといいんだよ」


(ハツネ:うんうん、そのぬいぐるみも売れそうだからなんなら買取りしてもいいね)


「儲かるダンジョンって触れ込みだからねぇ。それでね、お姉ちゃんが良かったら一般公開用カラフルダンジョン二号を作ろうと思うんだけど」


(ハツネ:ん、いいじゃない。普通の攻略でアイテムゲットなら難易度を下げて簡易マユポンを専用に用意して、それなら商人も入れられるから外側に町を作るといいね。王様に許可もらっといて)


「分かった。帰ったら楽しみだなぁ」


「楽しそうだけど、ずいぶん忙しいわねマユリも」


「暇で忙しいんだよ」


「それも昔のネタ?」


「お婆ちゃんはよく言ってたよ?」


「基準! まあお婆ちゃん子なら仕方ないね」


 そう言ってカリンお姉ちゃんは、優しく笑った。


 目的のお店につくとスラリとした二十才くらいの黒髪ショートに銀縁の眼鏡をかけた小顔で童顔ぽいけど身長は私と変わらないお姉さんがいた。モデルみたいだよ!


「おお、神よ! 貴女こそ至高!」


「嘘仰ぎ出た!」


「誰が嘘仰ぎじゃい! また地味にしたねえ」


「オーラ戻そ」


「うおっ、まぶし!」


「さっきの仰ぐさんね。よろしく、カリンよ」


「オッス」


 仰ぐさんはイケメンなお姉さんなんだよ。三人でパスタ屋さんに入る。


 店内は清潔感のある木製の床に白い壁。オレンジのライト、掃除が行き届いていて綺麗だね。壁に傷一つない。椅子はソファーになっててパーティションでいくつかの席に分けられている。一番奥の窓際が開いてたよ。まだ少しお昼に早かったからだね。ラッキー♪


 三人で席についてメニューを選ぶよ。


「明太子あった♪」


「カルボにするわ」


「んー、アサリのスープパスタ」


 海鮮パスタが充実してるんだよ。飲み物はリンゴジュースにした。二人も飲み物を頼んでカラフルダンジョンの話とか異世界転生者監理局のブラックさの話で盛り上がったよ。カリンお姉ちゃんはいつかボスキャラしてもらおう☆


 頑張って遊ぶ!






カレー「町歩き楽しいよなぁ」


仰ぐ「今度誘ってやろう」


レニー「異世界の町並みも良いですわね!」




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