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カラフルダンジョン→学園→冒険→繰り返し♪

マユリ「学園生活は楽しいよ!」


レニー「カラフルダンジョンとこちらで認識がずれるのは仕方がないですわね」



 さてさて、学園貴族女子チーム、聖域の薔薇の祝勝会会場に来ておりまーす!


「ふう、勝ちましたわ……」


「やったねレニー! 良い指揮だったわよ!」


「アリスがかなりかき混ぜてくれましたわ」


「被弾率が高すぎるけどね」


「そのうち慣れるわよアンジー」


「ミリアムは被弾率少なかったみたいですね(マユポンでデータを見るとミリアムの最終被弾率は15%で両チーム最小)」


「被弾はしまくったけど回復アイテム全部使ったからな……いいとこぜんぜん無かったわ。子供にコカトリス言われたけどプレイもチキン過ぎた……」


「ま、まあ辺境伯と言えば守りの要ですからぁ!」


「誰がうまいこと。サニアもスナイパー初めてなのにワルキューレ追い詰めてたし」


 全体がちょっとちぐはぐなのは経験値が少ないから仕方ないよ。勝利のカツ丼を食べるんだよ!


「お醤油の味に慣れてきましたわ」


「うう、和食、米が染みる」


「おばさん臭いなアリス!」


「うるさいチキン!」


「なんだとー?!」


「静かに食べなさいよ」


「お肉おいしいです!」


 私も関係ないけど混ざろうかな? ハツネお姉ちゃんとイリアも連れていこう。ちなみに大根おろしのさっぱりカツ丼にしたよ。女の子チームだしね。甘辛いのも美味しいけど罪悪感があるんだよ。ちなみにアリスはお箸だけどみんなフォークやスプーンを使ってるよ。丼は食べやすい方法で掻き込まないとね!


 お風呂に入ってふかふかベッドでぐっすり眠ったら学園の寮にテレポート。いつでも行き来できるように扉作ろうかな? 知らない人が入ってくるかも知れないけど。カホノ村みたいに人が誰もいなくなったら困るよね。さあ学校学校♪


「おっはよぅ!」


「マユリ、おはようございます」


「レニーちゃんもおはよー!」


 友達と朝の挨拶、それだけでも幸せだよね~。


「マユリおはよー!」


「アリスおはよう! 朝が早いの?」


「誰がお婆ちゃんだ!」


「みんな早いなぁ。おはよう」


「ユノ殿下おはよー!」


「おはようございます、ユノ様」


「殿下やめて~。あ、レニー、昨日の試合おめでとう!」


「ありがとうございますわ」


「なんとか勝ったよ~」


「アリスの突撃すごかったね」


 朝の団らんは聞いてるだけで楽しくなるよ。あ、鐘がなった。ホームルームだね。先生が来たよ。


「おはようございます。もうすぐ走園会ですがルールはご存知ですか?」


 先生が質問したけどレニーちゃんに聞く。


「規定コース内なら飛行やテレポートのような移動系の魔法以外の魔法を使ってよくて妨害も怪我をしない範囲ならあり、だっけ」


「そうですわ。まあ完走すれば良いのでことさら争う必要もございませんが」


「園内一周五キロって広すぎない?」


「魔法を使うならそうでもありませんわ」


「カタカタカタカタ……」


「アレックスくんマユポンうるさいよ」


「す、すまんアンジー」


「カタカタカタカタカタカタ」


「ってアンジーもうるさいよ?!」


 アレックスくんとアンジーはマユポンにはまりまくってるよ。アレックスくんは魔法について、アンジーは古代文書の解読にハマってる。便利だよねマユポン。休憩時間になってAクラスの人が入ってきた。


「どーせ死なないんだからカラダンで練習すっか。マレインとシレンもやらねー?」


「ミリアムに着いていけるかな……」


「やろう」


 脳筋チームはもう放課後の話をしてるよ。カラダンってカラフルダンジョン略してるの? 順能力高いよね。


「ま、まあ体を動かすのは好きになれそうです」


「僕もかなりハマってしまったよ」


 サニアちゃんとかクリスタスくんはインドアっぽいもんね。


「勉強たりぃから楽しみ」


「バットは成績ギリギリなんだからそっち頑張りなよ」


「うっせーエミー」


「カラフルダンジョン産アイテムでコーデしなきゃ!」


「ぼぼ、僕も装備するぞぉ……ふえぇ」


「連携の練習も良いですわね~」


 リリカちゃんやラッドりんは装備強化を考えているらしい。カラフルダンジョン産は神器に近いからね。体重半減とかは使いなれないとあぶないよ。エルイス王女なら上手く組み立てそう。私はどうしようかなぁ?


「なにを悩んでますの?」


「いや、手加減をどうしようかなぁって」


「神の悩みは深いわねぇ。私は神気使っちゃおっかな」


「そういえばアリスは聖女候補ですものね」


「いいなぁ。私がやると反則になっちゃう」


 赤い肉も白い肉もおんなじだよぉ。


「マユリもみんなに混ざりたいのよね。そう考えると神様も不遇だわ」


 アリスとか私みたいに絶対主人公って寂しいものがあるよね。だからマユポンレベルコントロールシステムがある。レベルを変動させてその範囲内で使える能力しか使えなくする。スキルも限定するよ。これ楽しい。チートで全部薙ぎ倒すのは当たり前だから、ノーチートで薙ぎ倒すようにトレーニングだよ!


 走園会はレベル二十くらいでやってみようかな!


 学園は楽しめそうだから今度は冒険しようかな。お休み二日で海を渡ってみるよ。海上を走るのは涼やかで気持ちいい!


 でも深海も覗いてみたいよね。瀬戸内海と同じで深海二百メートルしかない浅い内海だけど。ダゴンとかクラーケンとかいるけど、なんでイカやタコなのかな? 美味しいから?


 ドボン、と水中に入るとさっそくリュウグウノツカイみたいな長くて鮮やかな魚がお出迎えしてくれたよ。収納。帰ったら食べてみようね?


(仰ぐ:破壊神ムーヴ普通にやるのやめい)


(カレー:そこがマユ姉のいいとこだろ)


(アリス:マユ姉呼び?! 急に?!)


(カレー:友達がマユ姉が小学生の時にリアルで配下だったんだよ。その子と話してたらマユ姉マユ姉言うから私も馴染んだというか)


(マユリ:配下じゃないし?!)


(ハツネ:生きてる人も転移で連れてくるからいろいろややこしいわね。マユリ、一回地球に戻るとかやってみたら?)


(マユリ:それも楽しいかもしれないね。向こうの神様もおおらかだし許してくれるかも?)


 そういうわけで、地球にも行ってみるんだよ。楽しみだね!








アリス「正直マユリが平均ステでやりあってくれるのは楽しいのよね」




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