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【大穴】 紆余曲折を経て回ってきた企業案件説

アニメ『無職転生』は原作小説の最後まで制作するという長期プランのため、相当な規模のプロジェクトで進められています。専用のアニメスタジオが新設されたというだけで、その一端が垣間見えます。


そんな大プロジェクトが広告戦略を怠るはずがありません。


ひとつ前に挙げた『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』では、公開前に芸能人で固めた特番が放送されました。東野幸治(芸人)、松井玲奈 (アイドル)、松尾翠 (アナウンサー)・・・など、なかなかに華やかな面子です。彼女らが熱い想いで語る『まどマギ』は未視聴の人間にも興味を持たせたはずです。


『無職転生』も、こうした路線で売り出していこうと思ったのではないでしょうか。


しかし、そうはいかなかったのです。オファーした女性芸能人からの反応で頓挫することとなります。「生理的に無理です」そういった断りの連発があったことは予想に難しくありません。


作中にちょこちょこと挟みこまれる、34歳のオッサンの性欲溢れる行動、心理描写。これを筆頭に女性には受け付け難いシーンが数多とあります。アニメの4話、主人公がまだ幼年期の段階ですら、父親がメイドを孕ませるという回になっています。こうした展開を称賛することは、イメージを売っているアイドルにとって、仕事として厳しいものがあったのでしょう。


この結果を受けた広告屋は戦略を根本から見直します。

まず、仮決まりとしていた男性芸能人に対して「申し訳ありませんが・・・」と契約破棄をしたのです。

理由は年齢です。中堅芸人で固めた男性側の面々は主人公とほぼ同じ歳に集中していました。それによって「隠しておきたい一面が、主人公とシンクロしてむしろ目立ってしまう」と読んだのです。


そこから会議を重ねた結果、34歳より二回り、三回り上の男性が求められることになりました。

かなり限定的となってしまった候補者たち。そのリストの末端に岡田斗司夫の名前があったのです。


数年前に「小説家になろう」を徘徊していた岡田斗司夫は即座に手を挙げました。それも条件付きで。

「あまり女性ウケしないところも語っていいなら、是非とも引き受けたいです」


作品が抱える爆弾に振り回された広告屋は「下手に隠すよりも、話の流れでササっと処理するという手もアリか・・・」という考えの末に、条件を飲んで岡田斗司夫と契約をしたのでした。


この流れの結果、今年の3月、『無職転生』のアニメ解説が無事配信。

その中にて「無職転生の弱点」と名付けられたパートで、約20分間みっちりと女性に嫌われるポイントが解説されました。これを視聴した広告屋がどう思ったのかを知る日は、まあ来ないでしょう。


大穴予想です。ほぼほぼあり得ませんが、「追悼 POP UP SHOP」をやっちゃうのもまた現実なんで。分かったもんじゃありません。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 岡田斗司夫ごときが何を言っても、なろう読者のメインボリュームには響かないと思う 遅れて目についたものをたまたま取り上げたに過ぎない 今までそうやって過ごして来た人だもの
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