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【対抗】 多くの人に語りたくてしかたがない岡田斗司夫説

実は『無職転生』の前にも「あれ?なんで?岡田斗司夫が?」といった作品を語り、そして絶賛したことがあります。

『魔法少女まどか☆マギカ』です。2011年のTVシリーズ版と2013年の劇場版、ともに高く評価しています。その際に他のアニメと比較した点数表が以下のとおりです。


92点 機動戦士ガンダム 

87点 新世紀エヴァンゲリオン

85点 ガンバの冒険

80点 魔法少女まどか☆マギカ

63点 涼宮ハルヒの憂鬱


60点以上は「アニメ好きなら見ろ」、80点以上は「死んでも見ろ」とのことです。

ポイントは『ガンバの冒険』です。1975年に放送されたこの作品を高く評価し、その上でほぼ同格に『まどマギ』を位置させる・・・。『まどマギ』、高評価過ぎませんか?一方でハルヒの63点はリアルです。50代半ばの方にはそう見える方が、なんというか、健全です。


特に『劇場版魔法少女まどか☆マギカ・叛逆の物語』を高く評価していました。「ストレスがかかるべきところでストレスがかけられている作品。だから見終わった後に語りたくなる」と解説しています。


ここなんです。岡田斗司夫は語りたいのです。そして語ってくれる人間を欲しているのです。


メインコンテンツとしてある「ガンダム講座」ですが、1stガンダムを見ていた人間がネット上にどれだけ残っているかと考えると、そりゃ少ないうえに、そう遠くないうちに消えていくでしょう。岡田斗司夫ゼミに出される人生相談も30歳から上がほとんどです。「語り」ができる相手が徐々にいなくなっていくことに不安を覚えることもあったのではないのでしょうか。


そんな中、たまたまヒット作を鑑賞してみたら悪くはなく、さらに「語り」を持つものであった『まどマギ』を持ち上げることに不思議はありません。


そして『まどマギ』との出会いから、もう10年が経ちました。再び新しいお客さんを要求せざるを得ない時間になったのです。


ここ一年のアニメで「新規」という条件だけであれば『鬼滅の刃』一択です。あれほど売れて、十代を中心に人気を集め、ほどよいバランスで男女の支持を受けている作品はしばらく出てこないでしょう。しかし、残念ながら「語り」はほぼ無いです。そもそもジャンプ漫画に「語り」を求めるべきではないでしょう。


そこで出会ったのが『無職転生』というわけです。アニメでは小説1~2巻に相当する話がオンエアされていました。だからアニメ解説もそこまでだったのです。ところが、ゼミの後半に解説が小説へ移ると「語り」が止まらなくなり、小説15巻くらいの話まで語っていました。


『無職転生』が今のペースで最後までアニメが続くなら、完結は4年後です。

しばらくは「語り」ができる、良コンテンツを見つけることができたのではないのでしょうか。


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