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初めに

作者: 武田道子

初めに



初めに

時間があった

何故気がつかなかったのか

時間がないことは親がないよりも

私の存在を薄くする


だから初めに

根本的なものが存在する

あなたではない

もちろん私でもない

月一つ

地球が鼓動し始める


初めに

時間があった

時間の隙間から

あらゆる成体がこぼれ落ち

精巧極めたものたちが

目を覚ました


魔法の杖を7回振って

青い星が誕生した

人が時間の歪みとひだの隙間から

青い星にこぼれ落ちた時

私の存在が可能になり

歴史が始まった


何の為に・・・

それは今でも答えのない問い

誰が・・・

それも答えられる者はいない

人に与えられた脳は

フル回転をすることが拒まれ

人の長い時間も宇宙の時間の中では瞬きよりも短く

埋没してしまう


初めに・・始まりがあった

そこから全てが始まった


初めがあれば終わりがある

終わりの初めは

永遠という始まり


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