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[完結]青く白い空

作者: TJJ

私の名前は,Lunaです.プラチナブロンドで,碧眼で肌の色は白です.年齢は16歳で,身長は158cmです.体重はご想像におまかせします.私は今,コロッセオのようなところにいるのですが,イタリアにあるコロッセオとは違ったようなところに居ます.上を見上げると,青空が広がり,小さな綿雲がゆっくりと私の頭の上を通り過ぎていきます.手を伸ばせば届きそうな感じがします.どおりで寒いと思いました.ここはけっこう高いところにあるんですね,ロシアの民族衣装を着てきたかいがありました.私は今,コロッセオのちょうど真ん中におりまして,今から,コロッセオの外に出ようと思います.歩いていると地面は,灰色のレンガが敷き詰められており,冷たい感じがします.コロッセオの出口のところは,トークンを入れてから出られるような仕組みになっておりまして,私はトークンを持っておりませんがそのまま,ゲートを乗り越えていきます.係員さんは,いらっしゃらないようですね,なんか申し訳ないです.さて,外に出てみようと思いましたが,このコロッセオは浮いているようで外に出ると落ちてしまいます.下を見下ろすと一面の雲海です.とんでもないところに私はどうやらいるようです.困りましたね.少し,コロッセオの外周を歩いてみようと思います.イオニア式の石柱が立ち並び,ギリシャ神話に出てくる神々の石像がゲートの近くの広場に一体ずつあります.それぞれの石像の下の台座には,ギリシャ文字で魔法陣のようなものが書かれております.私は読めませんが,その魔法陣に指を触れていきました.コロッセオを一周した後,最後の石像の魔法陣に手を触れてみると,青く輝き,私の足元にギリシャ語の文章が3行表れました.何を書いているかもちろんわかりませんが,ゲートの向こう側のコロッセオの中央を見ると,黒い石柱が表れました.ちかよって,みてみると,どうやら黒曜石でできているようでした,そこには,ルーン文字で何か文章が書いてありました.私は幸い歴史好きでしたので,なんとなく意味はとれました.そこには,「足ることを知る」と書いておりました.その文章を指でなぞってみると,文章が消え,新しい文章が表れました.そこには,「この世は幻である」と書いておりました.また,文章をなぞってみます.すると,黒曜石の石柱が次第にうっすらと消えてしまいました.石柱は,私に何を伝えたかったのでしょうか.私には少し難しくてわかりませんが,ちょっと考えてみたいとおもいます.


お読みいただき誠にありがとうございました.

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