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「失礼した。少々興奮してしまった。」

国王はエマとフェリクスに向かって言った。




そしてフェリクスはエマの手を繋いだ。




「…」

「…あの、さすがにこの部屋では迷子にはなりませんが…」





「あぁ。では私はエマ殿の後ろで見ているとしよう。」




「…時間がかかりますが…」




「大丈夫だ。母上を頼む。」




「…かしこまりました。」





そしてエマは国王と王子達に向かい

「…回路は七つございます。作成にはおおよそ一つにつき一時間必要です。私の魔力量では一日で三つまでしか作ることが出来ません。」





「いかようにも。エマ殿のやりやすい様に。できれば王妃の意識が戻るまで、城に滞在してはいただけぬか?」





「…申し訳ございません。長期の滞在は出来かねます。五日間くらいまででよろしいでしょうか。意識が戻ればそれよりも早く…」





「うーむ。出来れば長期でお願いしたいところではあるが、エマ殿の都合もおありだろう。ひとまず五日間よろしく頼む。早速、客間を用意しよう。」





そこで、すかさずフェリクスが

「では、エマ殿は私の部屋の隣に滞在していただこう。部屋を出る時は私が案内しよう。」




「…そこまでしていただかなくても…お仕事がおありでしょう…」




「エマ殿はすぐ迷子になるから心配だ。それに私は取っていない有給休暇が腐るほどある。団長に普段から休めと言われているから心配ない。五日間は休むつもりだ。」





「…そうですか。」





「それと、母上をみてもらう時間以外は、エマ殿は読書が好きと言ってただろう。好きなだけ本を読むといい。城には図書室がある。私も付き合おう。」





「…ありがとうございます。」

(……図書室!楽しみ!) 





第一王子(フェリクス…グイグイ行くタイプだな。)

第二王子(嫌がられなければいいが。)


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