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魔甲闘士レジリエンス   作者: 紀之


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第33話 動き出す陰謀




 異世界での戦闘は終わった。


ヘビ型UMAエクスブローディング・スネークの攻撃によってレフテリアの町の襲撃を計画していた20数名の一団は怪物を倒したレジリエンスを見て皆一様に怯え切っていた。


(小さな子供もいるが・・・)


レジリエンスは杖を放り捨てると


「とりあえず武器を捨ててくれ。襲撃の訳だけでも聞こう」


一団のリーダー格と思しき数名の男達が何やら小声で話しあっていたが、暫くしてその一人が武装解除を命じると全員武装を捨てた。


「俺達はアト山の中腹にある村の出だ。今から3日前に人間とロバだか馬だかを掛け合わせたような怪物に家という家や田畑を滅茶苦茶にされちまった。もうこうなるとよその村も町も余裕なんざ無いのは判り切っているからな、野垂れ死ぬか奪うかのどちらかしかねえ。だからこうして逃げてきた時に持ってきたなけなしの装備であんたらの町を襲うつもりで来たわけだが、あの蛇に仲間を半分以上殺されて・・・まあどうなったかはそっちが良く知っているだろ」


事の次第を聞いたレジリエンスは暫く考え込んでいたが


「そっちの事情は分かった。一度こちらの首長に話してみよう。その怪物がこっちに来るかもしれないからな。あんたらをどうするかもその時に判断する」



流石に自分の一存で決められる問題ではない為レジリエンスはこの集団を結局レフテリアの町まで連れていき、代表者の男をエリクシリオの元へ案内する事にした。


その道すがら代表者の男はレジリエンスに


「さっき村の衆が話していたんだが、こっちには来ないかもしれないぞ。なんせ怪物の向かった先は聖獣様のおわす湖だと言う者もいたからな」


「聖獣・・・どちらにせよ知っている事と聞かれた事には答えるんだぞ」


「分かっているとも」


やがて2人はエリクシリオの執務室へと通された。


レジリエンスをねぎらうとエリクシリオは代表の男にその怪物と被害の詳しい情報を求めた。


「それほど話せる事は無い。いきなりさっき言った化け物が暴れまわって防護服を着る間の無い連中は皆霧の様に消えちまった。後は・・・そうだ奴が動く度に黒い閃光の様な物が周囲に走ってそれが作物や土をダメにしちまうんだ。後はそうさな・・・奴が聖獣様の湖へ行ったという者もいる」


「聖獣ですか?」


「そうさ。村の守り神ンデキデキ様だ」


「ンデキデキ?あいつの村の者か?」


中庭の一角で偶然狩りから戻ってきていたサンダーバードが窓をのぞき込む。


「うわっ、火の鳥!?」


「この街の守り神ですよ」


エリクシリオの表情はどことなく誇らしげだ。


「それより知っているのか。例の聖獣を?」


「亀型精霊級UMAンデキデキだ。確かにあいつの体はかすり傷を負わすにも相当の力か魔法がいる」


「村を襲った怪物は何でしょう?」


「それだがな、そちらは我でもちょっと思いつかん。そいつの発していた黒い閃光。あれを野放しにしておくとアトランティス中の木も水もダメになってしまうぞ。タツトその獣の退治を手伝ってくれ。どうも胸騒ぎがする」


「分かった。サンダーバードがそう言うならこちらも万全を期して行こう」


「帰って来てまた出立となりますがこちらからもお願いします。それとあなた方の身柄はこちらで預かります。捕虜ではなく客人として。もちろんこの町の法に従う限りは、ですが」


「ありがとう。恩に着る」



「それで俺を呼んだわけか」


今達人はレジリエンスの鎧を着こみ、サンダーバードに掴まってアト山へ向かっていた。


目の下の荒れ地をガッシングラムが疾走しながら1人と2体のUMAは作戦会議をしていた。


「そうだ。正体不明のUMAに対処するためにな」


「名前はともかく姿は判っている。半人半馬のケンタウロスみたいな奴らしい」


「それなのだがな。能力面で黒い閃光を放つ奴などはいない。姿は恐らくサイのUMAエメラ・ントゥカの進化体だと思うのだが・・・」


「どうした?歯切れが悪いな。あんたがビビる程そいつはそんなに狂暴なのか?」


「まあ狂暴だ。だがその能力を持つ奴が別の極めて特殊かつ危険なUMAである事が問題なのだ。我の胸騒ぎもそこにある」


ガッシングラムの軽口にサンダーバードがその懸念を口にする。


「だが目の前の敵が1体なのか2体なのかがはっきりしない内はこれ以上議論を重ねても解決はしないな。まずサイというからには突進力があるな。ここはパワー重視のグランドウォリア―で行くか」


「そうだな。種族的に目の前の物にとにかく突っ込んでくる奴らが多いからそれが良いだろう。そろそろ着くぞ」


作戦を立てたレジリエンスらはエメラ・ントゥカに襲われたという村へと降りる。


村の建物は全て破壊され、田畑や井戸からは黒い霧のような瘴気が立ち込めていた。


そして村の広場だったであろう開けた場所に銀色のエネルギー体の巨大なリクガメが2本足で突っ立ているのを観止めた。



「一時はどうなったかと思ったが元気そうだな、ンデキデキ」


サンダーバードが親し気に声を掛けるが全く反応はない。


「おい、何かヤバくないか?」


その赤い目は明らかに正気を失っているとしか思えない。


ガッシングラムの疑念に応えるように耳をつんざくような悲鳴を上げてンデキデキはこちらに突進してきた。


「ンデキデキを止める。ガッシングラム!」


「面白え。精霊級と力比べとはな!」


レジリエンスとガッシングラムは合身しグランドウォリア―となるとンデキデキとがっぷり組みあった。


同時にンデキデキの体から黒いエナジーがグランドウォリア―へ流れ込む。


「グっ、これは」


「間違いない、この独特のエナジー反応はジャージーデビルの物だ。ンデキデキに肉片を植え付けたな」


サンダーバードはこの一連の事件に黒幕がいる事を看破する。





現世


「おい、もっとスピードを上げろ!追いつかれるだろうが!」


「これ以上は出ねえよ!!」


アフリカのとある場所で3人の密猟者達が必至の形相で車を走らせていた。


サイ狩りをしていた最中に化け物が現れ、今度は彼らが獲物として逃げているのだ。


ザン、と音がして車は制御が利かなくなって横転し、密猟者達は車から投げ出される。


見ると後部タイヤに巨大な矢が刺さっていた。


「くたばれ化け物が!!」


痛みに耐えながら密猟者の1人がライフル銃を迫ってくる化け物へ撃つ。


弾は装甲を着けたケンタウロスというべき怪物の体を通り抜けていく。


この怪物エメラ・ントゥカもこの場所に出てきたのは偶然だった。


彼はある依頼を受けて村を襲い、ンデキデキと戦った。


戦ったのだが段々と頭に血が上りすぎたのか気が付くとこの場所へ転移してきた。だが目の前には人間に狩られる同胞がいた事で彼はその同胞の願いが自分をここへ連れてきたのだと解釈すると密猟者狩りを始めたのだった。


その前足でライフルを踏み潰すと右手で敵を持ち上げ、胸に生えた巨大な角を突き刺す。


断末魔と悲鳴と無意味な銃声がサバンナに響き渡った。



「よう、派手にやってるな」


「お前か、ジャージーデビルとやら。ンデキデキはどうなった?」


「ああ、上出来だよ。流石遍歴の騎士様だけはある。そこでだ、現世に来た以上俺達の宿敵を倒そうとは思わない

か?」


「そうか、私の勲にまた一つ増えたな。それで宿敵とは?」


「日本にいる、マルスとかいう奴だ。奴自体は駆け出しだがその後ろにあのレジリエンスがいる」


「何だと。我が心の淑女イエティ様を悩ますレジリエンスの邦輩となれば我が敵に相応しい」


恍惚の表情でイエティを賛美しだしたサイ型UMAエメラ・ントゥカを見て


(チョロいな。ンデキデキを倒せたのは俺が与えた力のおかげとも気が付いてねえ。だがそれを使いこなすその実力は本物だ。ま、いい気にさせときゃこっちに害はねえ)


ジャージーデビルはほくそ笑む。


このヤギやコウモリといった複数の動物の特性を持った合成型UMAは人間芹沢達久がジェニー・ハニバーのエレメンタル・エナジー浴びた事で誕生した物である。


今彼はある目的の為にこの夢見がちなUMAを利用していた。


「そうだ。さしあたってK県f市ここを襲えば連中は出てくる」


「そうか。情報どうも」


踵を返すエメラ・ントゥカへジャージーデビルは声を掛ける。


「体の調子はどうだ?」


「以前よりすこぶる良い。数日前誤ってお主に激突してからなぜか体が以前より軽く感じる」


「そいつは良かった。俺もどてっ腹に穴を開けられた甲斐があったってもんだ」


「言うな。それではまた」


そう言いながらエメラ・ントゥカは今度こそ次元の穴へと消えていく。


「さて俺も帰るか。あの亀野郎が湖へ戻ってこない内に本命の物を回収しないといけないからな」


ジャージーデビルもまた上空の黒雲を見て異世界へと去って行った。





黒川ケイは4限目の終了と同時に学校へと戻ってきていた。


普通の学生なら入りづらいかさもなくば『バックれる』所だが何も気にすることなく校舎へ入っていく。


そう言う意味ではこの男もズレた感覚の持ち主だった。


「そういえば、俺の通っていた中学に学食なんてものは無かったな」


校舎内にいくつかある案内板に従い学食へ向かう。


「さて問題は・・」


メニュー表を見ながら考えこむケイは不意に後ろから肩を叩かれる。


振り向くと松川かおりがいた。その後ろに竹山さゆみと八重島紗良もいる。


「よっ、お帰り。何食べるの」


「サンドイッチかおにぎりがいいんだけどね。どうも無いみたいだ」


「それならこっち」


学食横の購買に3人はケイを案内する。


ここにも学食ほどではないが人だかりができている。


その中をケイは恐るべき機敏さですり抜けていき目当ての物を小脇に抱えて出てきた。


「おまたせ」


「いや早いな!?」


その迷いの無い動きは紗良に達人を思い出させた。



「美味い」


学食のテーブルで先ほどの『戦利品』をほおばりながらケイはあまり感情のこもっていない声でそう言った。


「僕が授業抜けて何をしているか聞かないんだね。最も前例があるから珍しくないかもしれないけども」


「やっぱり、怪物と戦っているんだ。目的を果たしたらまた転校するの?」


恐る恐る尋ねるさゆみに


「いや、高等学校はここが初めてだよ。僕が死んでしまったら続けられないけれどこの条件を除けば僕の戦いは今の所終わりは無い」


「そういうの止めて」


「事実だよ。厳然たるね。それに達人さんだっていずれ戻ってくる。そうそう簡単には僕もあの人もくたばらないよ。そういう訓練を受けてきたからね」


紗良の抗議にケイは淡々と返す。


「世界を守るために?」


「人間だけを守るために、かな。その為に僕は来た」


妙な雰囲気になった場の空気を変えるようにかおりが


「堅苦しいのは無しにしてさ、文化祭どうしようか?」


「今年あるのかな・・・」


「規模を小さくしてするんじゃない?」


「…文化祭って何?参加した事がなくてね」


その単語をケイは知らなかった。


「そこからですか」


3人はこの新参者に『学校の常識』というのを休み時間をかけて教えるのだった。




「文化祭に球技大会ね。学校ってのは勉強だけじゃないんだな」


全ての授業が終わり、新入生にとって恒例行事である部活勧誘の波をすり抜けながらケイはそう呟く。


彼の中では学校生活にそれほどの新鮮味は無い。


中学までは出席日数ギリギリで通っていたのもあって知らない物もあるのだが。


(父さんも今さらだよな)


通学路を歩くケイの隣に委員会のトレーラーが近づいてくる。


「また事件?」


トレーラーに乗り込みながらケイは装甲服を装着しながら後部でPCを忙しなく操作している笠井恵美に尋ねる。


「ええ。1日にこうも続くと嫌になるけどね。ケンタウロスが現在f市に向かっているわ」


「ケンタウロスって馬と人間の化け物だよね。そんなタイプもいるのか」


「そうね。人気の少ない所に誘導して。ルートを逐次送るわ。それとガトリングランスの調整も終わったから使ってみて」


「了解。マルス発進」


マルスはガンウルフ後部に新兵器ガトリングランスを取り付けるとガンウルフを発進させる。


道路上には車やバイクの残骸が散乱し、アスファルトには至る所に亀裂が走り、そこから黒い霧の様な物がたなびいている。


「…酷いな。トラックも横転させるとはとんでもない馬鹿力だな」


そこでケイは学校でさゆみ達が話していた事を思い出す。


何故校内行事の文化祭ができないのかと尋ねると


『そりゃあ業者とか準備に校外の人達も関わるからね。普段の学食だってUMAがらみで流通とかが滞って値上げや数も少なくなってるし。要するに学校内だけで全て完結する訳には行かないのよ』


その意味する所が目の前の惨状という訳である。


「これが人を守るという本当の意味か。確かにこれは許しちゃおけないな」


同時に自分に学校に行けという周りの大人の意図が分かった気がした。


学校は良くも悪くも社会の縮図なのだ。


人間とその社会を頭でなく実感として理解するには学校程手っ取り早い場所もない。


マルスはガンウルフの速度を上げた。



ガンウルフを笠井のナビゲートに従って追跡すると程なくして今回の元凶が見えてきた。


そいつはこちらに気付くと振り向きざま弓矢を放ってきた。


弓弦の空気を震わせる音が数十メートル先からも聞こえ、エネルギーの矢が3本マルスに迫る。


それらを拳銃型デバイス・マルスブラスターで撃ち落としながら速度をさらに上げる。


怪物は目の前の車を蹴り飛ばし時に胸部の角で跳ね上げつつ視線をこちらに向けて矢を放つ。


エメラ・ントゥカの四つ脚が地面を踏みしめる度黒い閃光が走り、その軌跡に沿ってアスファルトや光に触れた車の


タイヤが裂け、車やバイクは制御を失い追突する物もあれば歩道に乗り上げる物もあった。


その閃光や車両を巧みなテクニックで躱すマルスへその矢は大きくカーブしガンウルフの左を走行する車を貫通しながら背後から迫ってきた。


「チッ、ただの脳筋じゃないか」


ガンウルフのコンソールを操作し後部に備えたガトリングランスを発射させる。


この武器は高速回転する銃身から秒間50発のエレメンタル・エナジーの破壊光弾を放つ。


その光弾で矢を弾くと同時にマルスは怪物と並走しブラスターを放つ。


しかし光弾はエメラ・ントゥカの体に反射し道に穴を開ける。


「何ッ、サーチ」


マルスの双眼が光り、ヘルメットに内蔵された分析装置を起動する。


それは委員会のコンピューターと連動し相手の情報を探る。


『ケイ君、怪物の体はエレメンタル・エナジー由来の攻撃を弾く能力を持っているわ。それと何かしら、これ?胸の奥に変な肉塊があってそれは別の生物の物みたい。これが閃光の原因みたい』


笠井からの報告に


「なら攻撃手段は、ウッ!?」


マルスは言葉を切って怪物の行動に驚く。


ジャージーデビルに植え付けられた肉塊はエメラ・ントゥカを狂暴化させ戦闘力を大幅に強化する。同時にこの細胞はジャージーデビルに寄生先の生物の遺伝情報を送り宿主を強化する役割すら持っているのだ。自分が利用されているとは思いもしないエメラ・ントゥカは戦闘に決着をつけるべく突如後ろに大きく飛んだ。


『死ぬがいい、我らの迫害者よ!我が渾身の一撃を受けよ!!」


そしてガンウルフの背後を取るとその角で突き上げてきた。


彼らの戦いはs川付近の交差点に差し掛かっており、怪物の攻撃を躱したマルスは勢いよくバイクで橋の欄干に乗り上げ、そのまま川へダイブする。


怪物はすかさず橋の上から矢を放ってきた。


マルスはブラスターで迎撃しながらガンウルフを操って岸壁を上り脇道へ入る。


「笠井さん、ここから奴のいる道の先の坂上へのルートを」


マルスはエメラ・ントゥカの弓の射程外へ逃れようとガンウルフを脇道へ移動させようとするが恐るべき速さで連射される矢が鼻づらを掠めていく事も数度あり、その度に肝を冷やす。


やがて仕留めきれないと考えたのか、怪物は攻撃をやめて、橋の先の坂を登る。


追跡の為脇道へ入らないのは彼の体が大きく、狭い道で動きが制限されるのを嫌ったからだ。


エメラ・ントゥカの方も相手がこのまま逃げるとは考えなかった。


目を上げると果たして坂の上にマルスが現れる。


ガンウルフの速度を上げ、背中のブースターも吹かし猛スピードで坂を駆け降りる。


その手にはガトリング砲の砲身を囲む16個のブレードを180度展開しランスモードにしたガトリングランスを構えるとベルトのバックルからパワーユニットを引き出すと銃床へ装填、トリガーを引く。


「人類の敵を排除する」


それを見てエメラ・ントゥカも猛然と速度を上げ坂を駆け上がる。


その光景はさながら中世の馬上槍試合の様な奇妙な物だった。


ただし騎士の槍と違いマルスの物は紫電を纏いドリルの様に回転していた。


向かってくる黒い閃光を紙一重に躱しながらマルスは最大速度でガンウルフを突っ込ませると同時にエメラ・ントゥカも胸の角を突き上げる。


凄まじい激突でバイクは横転し、マルスは投げ出されて歩道脇の電柱に激突し、怪物の体は大きくのけ反る。


怪物の胸には鎧状の皮膚を貫き柄部分が折れて穂先だけになってなお回転を続けるガトリングランスがあった。


「やるな。だが」


それを投げ捨てようとするが手に掛けるが途端に怪物が苦しみだす。


胸から赤黒いゴルフボール状の塊が出てくると次元移動の穴を開いて飛んでいった。


ジャージーデビルが植え付けた肉塊が主の元へ帰ったのだ。


「馬鹿な!?こんな物が私の中に?ゥぐう」


途端に自身の力が抜けていく事を感じて驚愕する怪物の体を紫電が駆け巡る。


「おおおおお、イエティ様に栄光あれ!」


想い人の名を絶叫しながらエメラ・ントゥカは爆散した。


「もうちょっと頑丈にしてもらわないとな」


マルスは真っ二つに折れたガトリングランスのグリップを見ながらそう呟いた。

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