ほのぼのしたいのです
ほのぼのとしたエッセイもいいかなと。
私、アレルギー持ちです。
食品は、クルミとアボカド。
花粉はスギとイネ科。
そして、動物は犬と猫。
ダントツはハウスダスト。
アレルギー反応の出るクルミとアボカドは、もう二度と食べられません。
また、クルミを思わせる食感の砕いたナッツ類は、微妙に反応が出ます。おそらくは、精神的なものでしょうけど。
さて、動物は犬と猫が出ましたが、素手で触ると最悪かぶれてポツポツ腫れます。痛かゆくなります。
毛を吸い込んだらくしゃみと鼻水がしばらく止まらなくなります。
それでも、うちの犬が生きていた頃は、どんなに遅くなっても毎日散歩に行きましたっけ。親父に任せるときもありましたけど。
で、なんでこんな自分語りを? と聞きたくなる頃でしょうか。
それは、なろうのユーザーネームに、猫/ねこが組み込まれている人が割りと多いなと感じているから。
そして、つい先日、仕事で猫屋敷……多頭飼育崩壊? な、お宅を訪ねる機会がありまして。
そのお宅には、狭い庭の舗装面でだる~っとした茶トラのふてねこが……。
そして、悲しい私の体質。それは……
『動物に、逃げられること』
……なぜでしょうね? 寄ってくるのは蝿や虻や蚊ばかり。
仲良くなれるのは、おじさんおばさんじいちゃんばあちゃんばかり。
動物には、ことごとく逃げられます。犬猫に限らず、カモシカとかテンとか。
きっと彼らは、野生の本能で悟ってるのです。
『あ、こいつウザいやつだ』と。
眠そうな嫌そうな顔で体をよじるふてねこ。
お宅の敷地に入ったとたんに、ととと……と逃げ出す黒白ねこ。
仕事に関するビラを配達しようと郵便受けを探せば、あっちにもこっちにもねこがいて、だいたいお尻を向けられてました。
最小限の労力で、私の手の届かない範囲へ逃げたいようです。
で、郵便受けもインターホンも無さそうだったので、玄関の引き戸を、ねこさんたちを刺激しないようにそっと開けたら……
『しゃーっ』
お宅の中に居た白ねこさんから割りと本気の拒絶を……。
……おうふ。
お仕事で立ち寄っただけの猫屋敷ではありましたが、実に様々なねこさんがいました。
10匹くらい。
……そして、すべてのねこさんに、例外なく、歓迎されずに、
威嚇されたり、
逃げられたり、
嫌そうな顔されたり。
…………泣いていいですかね?