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異世界転生からの世界革命  作者: アーシャ
第1章 異世界ルールを覚えます!
15/52

9節(1) 二重の意味で新スキル習得方法確立! (1)

第1章9節の改訂版(15/1/31)です。


分割した1番目です。

検証実験が中心で、会話が一切ありません。ウィルくんは適応のために色々実験し開発するのです。

side ウィルルアイト・スヴュート



 初めての|お出かけ(盗賊退治)から帰ってきた俺は、今回の成果を確認するため早速【鑑定】やログで確認してみた。


================================================================

ウィルルアイト・スヴュート       人間族・男   0歳

        職業:武神/時魔法使い  称号:生還者/異邦人(転生)/探究者

Lv.1      Exp    1127/100

【AP:2360841】

HP:  109/154 MP:  102/104

STR  101   INT  31

VIT  101   MEN  31

DEX  101   AGI  101


【SP:-1847760】

<アクティブスキル>

 能力値手動分配、レベルアップ手動化

 固有図書館、データベース、筆写、模写

 鑑定、目利き[1]、真贋眼[1]、看破、洞察眼

 能力擬装隠蔽、擬装工作、鉄仮面[1]

 隠密[1]、威圧[1]、索敵[1]、遠視[1]

 身体強化[5]

 魔力生成[3]

 ヘイスト[1]

 スロウ[1]

<パッシブスキル>

 解析、究明、研究、見透かす力

 物理学[1]、薬草学[1]、魔法学[1]、魔物学[1]、魔法戦術論[1]

 言語理解[5]、暗号解読[1]、セリノイス語[1]、古代語学[1]、精霊言語[1]

 並列思考、高速思考、高速演算、算術[1]、暗算[1]

 複製、解体

 成長率増加、成長速度増加

 自然治癒速度上昇、戦闘時回復力上昇[1]

 魔力操作[1]、魔力感知[1]

 状態異常耐性[5]

 消費MP減少[1]、起死回生[1]

 体術

 武技の真髄[1]

 時魔法[1]

 時間把握[1]


状態異常

 自動衰弱Lv.10(常時MPが減少する、10[MP/分])

 武器使用不可Lv.17(武器スキル使用不可、武器装備不可)

 技能退化Lv.1(スキルレベルが成長せずに下降する)

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 今回の戦闘で"盗賊の天敵"や"大物殺し"などの称号も色々入手し、称号を3つ付けられるようになった。おそらく称号を一定数以上手に入れることが、ステータスに付与可能な称号数を増やす条件のようだ。

 APは1370上昇、SPは-1846955から-1847760と850減少している。SPが減少しているのは[技能退化]の影響だ。負の|経験値(SP)でレベルが下がるってのはゲーム的には納得がいくのだが、スキル取得のための修行が逆効果になるというのは今一納得ができない。癖や間違った型の練習などをしていたのならば納得ができるのだが……別段そういった訳でもない。不可解ではあるが、法則としてしっかり覚えておこう。


 |Exp(経験値)は1127手に入手できた。今"Exp:1127/100"となっており、この状態で長時間の休憩や睡眠などを行えば自動的にレベルアップが順次行われている。しかし俺は【レベルアップ手動化】を持っているので手動でレベル上げ処理を行わなくてはならない。


 【レベルアップ手動化】は学晶石で覚えたスキルだ。このスキル所持者は、自動レベルアップが行えなくなる代わりに任意時にレベルアップができるようになる。このスキルを覚えたのは、手動でレベルアップしたほうが色々検証しやすいこと、戦闘中でも操作さえ出来ればレベルアップが可能となることを鑑みた結果だ。

 ちなみに、俺はこのスキルを取得するために使った学晶石の個数は1個だ。これだけ見れば運がいいように見えるが、当然そんなことはない。使った学晶石の個数は1個だが、学晶石でのスキル取得は成功していないからだ。

 では、何故今覚えているという話になるが、一言で言えば"【能力値手動分配】を覚えていたから"である。【能力値手動分配】を使うと"取得したいスキルの一定以上の技量や知識"が有りさえすればスキルは取得可能になる。母さんに体内の魔力を操作してスキルの習得に挑戦した時、本来何度も魔力を流して慣らしていくところ一発で取得可能スキルに載った。つまり、スキルの片鱗に直接触れ(体内に流し)さえすれば"一定以上の技量や知識"が得られるということだ。この事実を知った母さんは、今までの指導とは別に有用そうなスキルを片っ端から俺に叩き込んでくれた。もちろん、取得していないスキルは学晶石を態々買ってきてまでしてくれた。結果、何度しても固有スキルなどを中心に一部のスキルは一覧に載らないことがわかっし、学晶石は今のところ1個使用しさえすれば一覧に載っている。本当に【能力値手動分配】様様だ。


 閑話休題。


 さっそくレベルを上げようと思ったが、ふと本当に魂魄容量はレベルアップでしか大きくならないのだろうかという疑問が起こった。何故こんな単純な疑問が浮かばなかったんだろうと思うが、称号"探究者"の効果で真理などの探究に補正がかかったおかげかもしれない。


 今取れる方法といえば、"装備変更"、"称号変更"、"APを使い能力値を上げる"の3パターンぐらいだろう。この考えを母さんに言ったところ、すぐに装備品を色々持ってきてくれた。まずは、何度でも実験できる"装備変更"と"称号変更"を試した。結果意味がなさそうだとわかった。


 次は"APを使い能力値を上げる"方法を試してみた。まずは【能力値手動分配】を【鑑定】し確認をする。


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能力値手動分配[10]

 APとSPを手動で分配し、能力値を任意に成長させる。

 ・AP変換効率

10(+31)[HP/AP]10(+12.5)[MP/AP]

1(+1.25)[STR/AP]1(+2.8) [VIT/AP]1(+1.25)[DEX/AP]

1(+1.25)[INT/AP]1(+1.25)[MND/AP]1(+1.25)[AGI/AP]

 ・固有スキル以外の全スキルを取得できる。取得の際一定以上の技量や知識は必要。

 ・所有するスキルのレベルアップ、統合はSPを消費して任意に行える

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 今現在俺は色々な効果で成長率が上昇している。AP変換効率で()で括られている数値は、この補正で上昇した値だ。補正の上昇率は称号"生還者"による差でHPが一番高く次にVITで、その他は全部同じだ。ちなみに、端数の場合は切捨てで処理されるため、STRとか成長させるのならばAPを4づつ振って一気にSTRを9上げたほうがよい。


 実験なので、端数がなくてしかも成長率が高いHPを利用して検証することにした。APを1ポイントずつ消費して変化をみていった。


=========================================

AP1消費HP+41変化なし

AP2消費HP+82変化なし

AP3消費HP+123変化なし

AP4消費HP+164武器使用不可Lv.17 → Lv.16

AP5消費HP+205変化なし

AP6消費HP+246変化なし

AP7消費 HP+287技能退化Lv.1 → なし

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 目的の[技能退化Lv.1]を消すことができたので1度検証をとめた。累計AP4消費したとき、魂魄容量不足のバッドステータスがHPをあげると緩和されている。つまり魂魄容量はパラメータの上昇で拡張されることがここに証明されたことになる。


 第一目的は達成できたので、次はAPとSPを稼ぎ方を見直すことにした。


 【魔力生成】を利用したAPとSPを稼いでいたが、HPが上昇したので効率が落ちる可能性が高い。まずはAPとSPの稼ぎの検証を行うべきだ。

 俺は今まで【魔力生成】でこれまでHP50消費してきた。最大HPの約32%が、ギリギリAPが上昇する減少量だったのだ。ちなみにHP60消費しようが一回で上昇するAPは変化しない。なので、スキルレベルを調整してSPの効率は当然上げていた。そのため【魔力生成】はLv.3で止めていたのだ。とりあえず魔力生成】Lv.3で検証してみた。


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HP50消費AP変動なし

HP133消費AP変動あり(AP+2上昇)

HP132消費AP変動なし

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 検証中は、【身体強化】でMP消費と、母さんの【ヒール】でHPは回復をしてもらい一気にした。検証の結果、最大HPに対する消費HPの割合がAP上昇の判定基準のようだ。最大HP441で133消費が分岐点だとすると、最大HPの30%以上減少がAPが増える条件のようだ。だとすると、今APを一気に4消費してHPを上昇させれば、APも増えるのではないだろうか。試しにAP4振ってHPを164上昇させてみたが、APは増えなかった。変化後の最大HPに対する割合が30%以上占めていないといけないのかもしれない。ちょっと計算をしてみよう。


===========================================================

現在の最大HPをA、AP消費数をx、AP変換効率をαとすると

αx/(A+αx) > 0.3


x > 3A/(7α)  ……………………①


となる。α=41,A=605を代入すると


x > 6.3…


となるので、APを7以上振ればよい

========================================================


 仮説と計算結果が正しいか確かめるため、APを一気に7振ってみると見事APが2上昇した。見事予想的中ってわけだ。ついでに7段階(合計レベル数が7)ほど魂魄容量のバッドステータスが低下したようだ。かなりアバウトな仮説だが、最大HPが100上昇する毎に1段階下っているのではないだろうか。


 AP稼ぎのため【魔力生成】のレベルを上げていく。最大HPが892なので一回のコストHPは268以上ないとAPを獲得できない。とりあえずスキルレベル上げてみる。


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魔力生成[10](MAX)

HPをMPに変換する

 ・変換効率は0.70[MP/HP](レベル依存)

 ・一回で変換できる量は120~400[HP](レベル依存)

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 今HPを268消費したら、MPが187できるようになった。最大MPを超えたMPってどうなるんだろうって思って母さんに聞いたところ、通常ならただ無駄になってお終い、MPを魔晶石などに貯蔵することも可能だそうだ。更に、変換後余ったMP以外の、通常のMPも魔晶石に封じ込めることは可能だそうだ。魔晶石はとりあえずMP用のバッテリーって考えればよいだろう。母さんにMPが無駄にならないように魔晶石をもらった。


ご清覧ありがとうございました。


なるべくログなどの表示を消そうとしたのですが、検証の推移が分かり難くなりそうなのであまり削れていません。

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