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教室に帰ろう
今私の班は究極の二択を迫られている。
教室に帰るか、上手くサボるかだ。
今日の掃除場所は中央階段。
結構早く終わった。だから、教室に帰るべきなのだが、教室は机運び中だ。
本心を言えば重い机は運びたくない!
「どうする?」
「サボろうぜ」
武蔵がイケナイ提案をする。
「いいよな?」
爽もサボりたがっている。でも、コイツらを信用しきってはいけない。裏切るかもだからな。
「でも、帰って軽い机狙えばよくね?」
瑞生が立派な提案をした。
「めんどいよー」
ゆうり!こういうときは水を差すな。
「サボるか」
私が言うとみんな頷いた。
そして、清掃用具をすごくきれいにして誤魔化しまくり、サボりは成功するのだった。
サボるかサボらないかのどーでもいい会話です