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テーマ詩集:世界

厭世

作者: 歌川 詩季

「えんせい」です。

 犬も歩くなら ぶちあたるべき棒に

 でくわさないとしたら それはそれで退屈な犬だぜ

 巻き起こるいざこざに しっぽを向けた

 彼らに()()をやって 愛犬家をきどるのはやめろ


 減点のない履歴書に満点をつけろだなんて

 ぬけぬけと言うもんだから腹が立つ


 世を(いと)う そぶりして

 手垢にまみれたベストセラーが愛読書とは

 ぬるい冗談だね もっときつめのやつをくれ

 世を(いと)うなら かってにすりゃいいけど

 自分を愛して 隣人も愛してよ

 人肌まで(いと)うことはない



 道を歩けども 行く手を阻む壁に

 はちあわないとしたら それはそれは肌寒い道だぜ

 吹抜ける風だけに (こうべ)を垂れた

 僕らが思いあがって 求道者を名乗るのはよそう


 原典のないフレーズを引用してみせろなんて

 ずけずけと言うもんだから角が立つ


 世を(へだ)つ かまえして

 俗世にまみれた週刊誌が楽しみだとは

 とんだ悪趣味だね 洒落のきいてるやつにしろ

 世を(へだ)つなら お好きにすりゃいいけど

 自分と向き合い 隣人と(つな)がれよ

 人里まで(へだ)つことはない

 自分で描いてて。どの口が言ってるんだ、って感じですが(苦笑)

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