プロローグ
小説書くことに関してズブの素人ですが、異世界ファンタジーがとても好きなので面白いのを書いてみたい!と思ったので今回この作品を書き始めました!
ツッコミどころも多々あるかもしれませんが、面白い物語にするつもりなのでぜひ読んでいただけると嬉しいです!
『ねぇ、人は死んだらどこに行くんだろう』
『ははっ、どこだろうね?』
手品師のような帽子のせいかもしくは喋り方のせいだろうか、胡散臭い雰囲気が漂うその男はいつも回答をはぐらかす。
ただ何故か、この男は答えを知っていそうだと思ってしまう。
どうにか聞き出そうとするタイミングでいつも目が覚める。
、、、、、、、
カーンカーン
また1人、どこかで誰かが亡くなった。
不快な鐘の音が、今日もオレを現実に引き戻す。
何回も、何回も見た、しかし全く見飽きない夢から覚める。
灰色の空間で、その男の返答は今日も変わらない。不敵な笑みを浮かべる男の素顔を、俺は未だ知らない。
この国ではたった1人、名も知らぬ人が亡くなっただけで国を挙げて葬儀をし、魂を安らかに送り届けるなど、死者に対する敬意や扱いがとても丁寧だった。
ハンター家業をやっていれば死に瀕する場面も少なくないこの世界だが、人口が500万人を超えるこの大国でのこれまでの葬儀は半年に1回ほど。
なぜか、といえば先人たちの死に対する意識が何よりも高かったためか、医療大国『イシュジュ王国』では瀕死の重体でも大抵は治り、長寿の薬の開発にも成功しているため、国の平均寿命は現在で500歳。国から出ずに安全な暮らしをしていればこの平均寿命も伸び続けるだろう。
しかし他国から「死から最も遠い場所」と呼ばれるこの地で、近頃若者の死亡者数が急増している。
進んだ医療技術に頼りきった若者達が、無謀にも身の丈に合わない狩場を訪れ死亡する事件が多発しているのだ。
しかし、いくら無謀とはいえ最大の原因は異様なまでに増えた未知の魔物の強さであり、それにより若者の死亡者数は半年で2500人を超えた。
まずはプロローグ!
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